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第113話 エル

ドアがノックされた。


誰だこんな時間に?


俺はドアに近づき、ドアを開ける。


そこにはルーファが立っておりじっとこちらを見ている。


「どうしたんだルーファ?」


ルーファはなにも言わずスタスタと俺の部屋に入ってくる。

俺は訳がわからず後退りした。


バタン。


ルーファが扉を閉めた。



「わけがわからない。なんで返事をしないんだ?」

ルーファは俺の問いに答えずただずっと俺を見つめている。



ルーファはゆっくりと俺に指を刺してこう言った。


「死の神よ。何用だ?ここに貴様の役目はない。早々に立ち去れ。」


俺はすぐに目の前にいるのがルーファではないことに気がつき警戒する。


「何者だ?」

俺は鋭い目つきで何者かを睨みながら言う。


「ん?何者だと?私だ、わからないか?…お前、違うな?気配から死神 アータだと思ったが勘違いだったようだ。だとしたら、お前は誰だ?」

何者かはルーファの顔で首を傾げる。


「俺が先に聞いている。お前は何者だ?」


「私は世界樹に宿る神 生命の神 エル。お前は?」


「俺は…死神アータを倒し、その権能を引き継いだ者だ。」


「ふふっ、アータを倒しただと?お前がか?」

そう言ってエルはルーファの顔でニヤリと笑う。


「これは本来の姿ではない。」

俺はこれが本体ではないことを伝えた。


「それが仮初の身体だということは知っている。」


「アータは死に、俺はその力を受け継いだ。」

これは事実だ。俺は最後気絶してしまっていたが、死神アータを倒し吸収したはずだ。その証拠にあいつの権能と力はしっかり俺の力になっているからだ。


「たしかに、お前がアータを殺しその力を吸収したというのならば、アータほどの力が滅したのにも関わらず世界に異変が起こっていないのもお前がアータの力を受け継いだからであろう。世界樹にも負荷はかかっていない。いわゆる、差し替えと言う手法を使ったわけだ。お前からアータの力の権能も感じる。言っていることには矛盾はない。だが…いや、やめておこう。それで、新しき死の神よ。ここに何用か?」


なんか含みのある言い方だな。


「…別に俺としては用はない。ただの娯楽で来ただけだ。」


「そうか。まぁ、なにもしないのであればこちらもなにもしない。新しき死神よ、世界樹だけは手を出すなよ。今の世界はこれがあるからなんとかなっているんだ。それにこれもかなり弱っている。世界に圧をかけているほどのモンスターも殺すな。これに負担がかかる。だから、アータは強すぎるものたちを隔離していたのだ。」


「へぇ、やっぱり世界樹弱っているのか。回復させられないのか?」


「それを今、私がやっているのだ。だが、世界樹を修復するのには数千年、数万年単位の時間がいる。」


「なにか手伝うことはないか?」



「アータがいないのであれば、アータと同じように強すぎる者たちをこれからも殺さずに隔離し続けてくれ。それだけで全然違う。」


「わかった。それだけでいいだな?」

なんだ、今まで通りでいいのか。


「あぁ、それでいい。新しき死の神よ、名前はなんだ?」


「あぁ、言ってなかったな。早乙女 仁。こっちではジンと名乗っている。」


「その名前は、和名か。あぁ、アータはあの世界からこやつを連れてきたのか。全く、恐れ知らずなことよ、今はいいとしても…私は知らないからな。…では、これからもよろしく頼むな、ジンよ。」


「あっ、おい、まだ聞きたいことが!…行きやがったか。」


ルーファからエルが抜けてルーファが倒れそうになる。


俺は倒れそうになったルーファを抱きかかえた。


おいおいおい、すっごく大事なこと言ってなかったか?

あいつ、全部含みのある言い方しやがって。


次に会ったらとっ捕まえて全部聞き出してやる。




「う、うん?白銀?ここは?えっ!?は、白銀!これはどう言うことだ!?」

ルーファが目を覚ました。俺が抱き抱えている腕の中で。


あっ、やばい。


ルーファさんすぐに目を覚ましてしまいましたね…


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