狼人
こんにちは
ある、一人の老人が森の中を、歩いていました。
そして、罠にかかった一匹の若い狼に
会いました。
狼は老人に向かい、威嚇をしました。
ですが、老人は怖がることなく
近くにあった切り株に腰掛け
狼に、自分の半生を語り始めました。
老人 「昔、一つの街を恐怖で支配していた。
誰かに頼まれた訳でもなく、ただただ自分の
欲望の為に、これまで数え切れない程の人を殺してきた。
街の奴らは、俺の事を
(レザーエプロン)•(ホワイトチャペルの殺人鬼)•(ジャックザリッパー)と色々な名前で呼ばれていたよ。
警察も意地になって、捕まえようとしたが
まぁ、俺の方が頭一つ抜けているから捕まることはなかったが
最初は、俺はどこまで行けるか と試していたとろもあったが、まぁ次第に飽きてきね
その後は別の街に行ってほそぼそと過ごして...
今に至る。」
老人は話し終わると 立ち上がり
狼の罠を外してあげました。
狼は、しばらく老人を見つめ
喉元めがけて襲いかかりました。
綺麗に皮だけ残し、 狼は老人の皮を着て
街へ向かって歩いて行きました。
その姿は 、どことなくあの殺人鬼に、似ていました。
終。
ありがとう