表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/23

5日目 夜 ルームサービス

 その後、天使サークルを後にして、ホテルに帰ることにした。


 街の景色を楽しみながら、少しずつ歩いていると、夕方のやわらかい光が通りに差し込んできて、町並みが金色に染まっていくのが見えた。


 どこか穏やかで、何もかもがうまくいっているような気分になる。


 ホテルのエントランスにたどり着くと、疲れが一気に押し寄せてきた。


 今日は色んなことがあったな、と思い返しながら、エレベーターに乗り込む。


 天使の羽や、追っかけ君との出会い。天使サークル。


 部屋に着くと、ジャケットを脱いで、ベッドに倒れ込んだ。


「はぁ…やっぱりベッドは最高だな」


 ふかふかのマットレスが身体全体を包み込んでくれる感覚が心地よい。


 ベッドって、なんでもこんなに快適なんだろうか? 


 普通なら疲れ切って寝てしまうところだが、妙にリラックスしていて、ただベッドでくつろぐだけでも十分に満足できる。


 しばらくぼーっと天井を見上げていたが、何か飲み物でも欲しくなった。


 冷蔵庫を開けると、冷たいジュースや水が並んでいる。この前買っておいたやつだ。


 オレンジジュースを取り出して、ソファに腰を下ろした。


 外はそろそろ暗くなってきていた。


「明日はどうしようかな…」


 夜景を見ながらジュースを飲み、のんびりと過ごした。


 ──────


 しばらくして、腹が減ったのでルームサービスを頼むことにした。


 電話で注文を済ませ、その間にシャワーを浴びる。


 風呂から上がると丁度、ドアがノックされた。

 扉を開けるとそこには、配膳型のロボットがいた。


 ロボットは部屋の中に入ってきて、ルームサービスが来るのでと、それ用に空けておいたスペースの真ん中で停止した。


 テーブルセットを設置しますか? yes/no


 よく分からないがとりあえずyesを押してみる。


 するとロボットは机と椅子に変形し、しかもその上に食事を自動で出してくれた。



 パスタの香りが部屋中に広がり、食欲を刺激する。赤ワインのボトルも立派なものだ。


 テーブルに料理を並べ、パスタを一口すする。トマトソースが濃厚で、適度な酸味が絶妙に調和している。ワインを口に含むと、その深い香りが口内で広がり、パスタの味わいをさらに引き立てる。


「これでタダか……最高だな」


 おれは一人、薄く笑ってみせた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ