『走った状態で消えていく真理』・・・『詩の群れ』から
『走った状態で消えていく真理』・・・『詩の群れ』から
㈠
自己の自己という、自己の自己、それもまた、自己の自己だろう。
だろうだ、しかし、その自己は、本当の自己か、事故ってないだろうか、え?
だな、俺もそれを心配していたさ、しかし、事故ってなんかいないよ。
そうか、お前は、走った状態で消えていったからな、だろうだ。
㈡
新しいもの、古いもの、古い古時計が、音を鳴らす様に、自然なる本位さ。
だろう、そんな自然には、飽きがこないんだよ、だろうだ。
そうだろう、俺もお前も、我々は、いつだって奇跡を信じていたからな。
だろ、それは、宇宙を超えた真理さ、だろうだ。
㈢
走った状態で消えていく真理ってことで、詩の群れは、極、奇跡だろうだ。
だろうだろうだ、まさに、淡々とした光が、幻影の様に、闇夜に揺らめいているんだよな、だろうだ。