表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第1話 異世界転移①

「で、あんたは誰なんだ?ここは何処なんだ?」

辺りを見渡すとそこは何もない真っ白な部屋だった。目の前には人の言葉を話す黒猫がいた。

「我の名はノエル。貴様をここに召喚した者であり、世界を統べるもの…といったところだろうか。」

「はぁ……そのノエルさんが一体俺に何のようで?」

「単刀直入に言うぞ。藤木龍、貴様には異世界に転移してもらう。」

はぁ?この猫は何を言ってるんだ?俺は夢でも見ているのか?

「あの世界は退屈でのう。少し刺激がほしかったのだ。貴様も好都合だろ?前世では退屈してたようだからな。」

……たしかにあの世界はつまらなかった。誰とも関わらずひっそりと生きていくのもうんざりしていた。

「………わかった。異世界転移でもなんでもやってやるよ!」

「フフフッ…いい解答だ。では楽しんでこい!魔法がすべてを決める世界を!!」

魔法……??何を言ってるんだ?

再び目の前が真っ白になる。視界に色が戻ると俺は大きな建物の前に居た。

「ここは……何処だ?俺は本当に異世界に転移したのか……」

状況が理解できない。気がつくと俺は見知らぬ場所に一人ぽつんと突っ立っていた。

背中に背負っているのは……剣か?何がなんだかよくわからない。

「コラー!そこのキミ!何してるの!!はやく学園内に入りなさい!!」

突如女の人の声が鳴り響く。俺に言ってるのか?

「あら?キミはたしか…今日うちのクラスに転入してきた……『フジキ・ドラゴギアス』くんだったわよね?」

フジキ・ドラゴギアス!?なんだその変な名前は……それに転入ってまさかこのでっけー建物は…学校!?

「ようこそ、世界最強の魔法学園『アグニス・ドラン』に!私はあなたのクラスの担任『イシス・ミーア』よ。よろしくね。」

「は、はぁ……よろしくお願い……します。」

最悪だ。よりにもよって学校かよ。せっかく異世界に来たのに…こんなのって。

俺は今後がものすごく不安になった。どうなるんだいったい…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは、続き読みました。 担任のイシスちゃんがどんなキャラが楽しみです。 次回も楽しみにしていますね
2021/06/01 19:45 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ