プロローグ4
俺たちは今人類の希望キャスターの本部に帰ってきていた。そしてそこで俺は説教を食らっていた。
「あなた何で怒られているのかわかってる?」可憐だがドスの効いた声で俺に説教をしているのがキャスターのリーダーの女性だ。「分かってるって。ルイーズを連れているのに亜光速で飛んだからだろ?」「分かってるなら良いけど反省しなさい。新人ちゃん乗り物酔いと疲労でぶっ倒れているのよ?」そう俺はルイーズが一緒にいるのを忘れていつも通り最高速で飛んでしまった。その結果がこれだよ。くそっ。
「だけどよ直ぐ来いって行ったのはあんたらだろ?」
「まだ言い訳言う気か?」ニヤリっと笑ったような顔になる長官。やべっ、ガチギレさせちゃった。こうなるとてがつけられない。そして俺はルイーズが起きるまで説教を位続けた。
「うっ。」私は目が覚めてすぐに体を起こそうとした。しかし体は起き上がらず変わりに全身を殴られたような痛みに襲われた。
「おっ起きたか?体はどうだ?」そう言い私に声をかけてくれたのは私を救ってくれた人?...いや違う人だ。彼はもう少し整った顔をしていた。こんな顔中ぼこぼこで血だらけではなかった。
「え~とあなたは?」
「なんだ?記憶までなくなったのか?俺は霧波劉。さっき言ったろ?」やはりこのぼこぼこ君は私を助けてくれた人だったらしい。「なっなんでそんなにぼこぼこになってるんですか!?」ルイーズは怯え半分、心配半分と言った表情で聞いてくる。
「まぁ色々とな。それより少し動けるか?上のやつに挨拶にいこう。」「はい。まだ痛いですけど少しなら動けます。その、すいませんが肩を貸していただけるならですけど。」ルイーズは最後のところをもにょもにょと言ったが劉は、「いいぞ?それならすぐに行くか?」と言ってきた。