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短編詩集Ⅱ

灰色モラトリアム

作者: 若松ユウ

生まれた瞬間が白紙として

年々黒ずんでいくものなら

今の私はグレーなのだろう


二度と白紙には戻らないし

現状のままでもいられない

ただ宙ぶらりんの猶予期間


挨拶を疎かにし感謝を忘れ

刺激に慣れすぎ感動を忘れ

笑顔を失くし感情を忘れる


不自然なことを繰り返され

不気味なことに気が付かず

不思議なことへフタをする


それが大人びたということ

それが成人するということ

それが成長したということ


白い帆布のキャンバスへと

縦横へ鉛筆を走らせながら

脳裏によぎった他愛ない話


ゆめゆめ本気にすべからず

すべては個人の戯言なりき

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後が「なりき」、 過去形…… ということは、もう黒ずんでしまったのですね。 漂白しなくちゃ。←ぇ
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