表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/23

014.桜の暴走?

暴走シリーズ第2弾?

 ピクリとも動かなくなった軍用人形(アームドドール)とは対照的に、アルカニダのスパイは、プルプルと震えている。

 喜びを隠せないようだ。


「ウェハハハ。これで、人形(ドール)を売り払って大金はオレのモノニダ。いや、銘付き人形(フラワーズ)が手には入ったニダから、この国は俺のモノニダ。オレ様が、新しい国王ニダ! 王国の財宝や女は、全て俺のモノニダ! ウェハハハ。ホルホルホルホルホルホル」


 欲に目が眩んで、有り得ない未来像が見えたようだ。

 国王になるためには、桜の所有権が取れたとしても、クーデターを起こして、国王や軍を倒さないといけないんだぜ。

 まぁ、妄想全開の、今、この瞬間が、このアルカニダのスパイの人生が一番、輝いた時だったんだろう。

 すでに、過去形だが・・・。



     ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ



「マスター、終わりましたっです」


 9体の軍用人形(アームドドール)が崩れ落ちた。


 それを見て呆気にとられたアルカニダのスパイ。

 口を開けてポカーンとしてやがる。

 実際に、こんな表情するヤツがいるとはって思ったね。


 ひよこは、アルカニダのスパイのセリフから判断して、軍用人形(アームドドール)を無力化するために、【乙女流】を惜しげもなく使って、軍用人形(アームドドール)を片付けた。

 ぶっちゃけ、保険のようなモノだけどな。


 でも、ひよこ・・・・・・グッジョブ。


「ただ、乱入者に邪魔されて、桜姉さんは・・・っです」


 村の外れの家の屋根の上にいる人物に、ひよこは目をやった。

 乱入者がひよこから桜を守ったのは、俺にも見えた。

 こそこそとこちらを探ってる気配はあったが、頭隠して、アフロ隠せず・・・、ほんとに、あの人は・・・もう・・・。

 と言うか、桜を助けたって事は、桜と関係あるのか?

 いや・・・あの人なら、その上と関係あるっぽいな。

 マジで一体何者なんだ?


「ひよこ、一応、残念ながら、マジ、残念だけど、あの人は、味方なんだ」


「本当っです? じゃあ、乱入者が助けた桜姉さんもっです?」


 敵の可能性があったから、その可能性は排除してたが・・・。


「どうも、そうみたいだ」


 ひよこは、それを聞いてちょっと複雑な表情をしてから、笑顔を見せた。


「桜姉さんと、ちょっと戦ってみたかったっです。乱入者が味方って事より残念っです」


 状況をまとめると、桜が言っていた交渉が本当で、この欲に目が眩んだアルカニダのスパイが暴走したって事か・・・。

 たんぽぽも、ひよこも、そして、俺も、桜の方についてれば、悪いようにはならなさそうだ。

 また、あの人への借りが増えたがな。


『報告です・・・少し遅れましたが・・・マスター・・・【ハッキングツール・50Rocks】・・・解析完了・・・無効化のため、焼き切り完了しました・・・』


 【四季】も、グッジョブ。

 アルカニダのスパイへの対応としては、こっちが本命。

 元から原因を断った方が良いからな。


 ただ状況について来れていない桜と兵士たちは・・・固まっているようだ。


 まぁ、仕方ない。

 俺が前にでるか・・・。


「おい、そこのコリア○サイズ野郎!」


 とりあえず、指差したりせずに相手を特定しないで声をかける。


「誰か、コリ○ンサイズニダか! 俺のは60cm・・・いや、1mはあるニダ」


 反応したのは、今のセリフで正気に戻った1名だけ、それもアルカニダのスパイ・・・。

 心当たりが有り過ぎたんだな。

 息を吐くように嘘をつく。

 それも、1mとか、言い直す前の60cmとか、盛り過ぎだろう。

 それだけあったら、レイピア代わりに・・・ごめん、無理だ。


 他の兵士たちも正気に戻ったようだ。

 そして、アルカニダのスパイの盛り過ぎた数値に、首を振りながら失笑している。


「ちょ、ちょっと、さば読んだだけニダ。本当は60cmニダ」


 兵士たちの溜め息のハーモニーが聞こえてくる。

 まだ、盛り過ぎだろ。


「30cmニダ」


 アルカニダのスパイさんよ。

 兵士たちのヒソヒソ声が木霊してるぜ。


「15cmニダ」


 兵士たちは、アルカニダのスパイの下半身を黙って見つめてる。


「・・・・・・6cmニダ」


 アルカニダのスパイは、観念したようだ。


「こ、これでも、組織の中では大きい方ニダ。ビッグニダ」


 観念してなかったみたいだ。

 最後の抵抗をしている。

 このセリフで、兵士全員が目元を擦りながら、アルカニダのスパイから目を背けました。


「バカにしやがって、桜、新しい国王(・・・・・)への不敬罪で、コイツらを全員殺すニダ」


 アルカニダのスパイは、壊れたハッキングツールを使って桜に命令した。

 コイツには【四季】の念話の声が届いていないから、ハッキングツールが壊れた事をしらないのか・・・。


「ああ、分かった。新しい国王(・・・・・)へ不敬を行ったヤツを殺せば良いんだな」


 アルカニダのスパイのセリフで正気戻った桜。

 桜は凍えそうな笑顔で、アルカニダのスパイに向かって歩き出した。


 ・・・本当に正気か?

 桜の笑顔を見たひよこが、俺の後ろに隠れて震えているんだが・・・。


なかなか話が進みません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ