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イタズラNo.2ー実験その2?ー

「さて大野さんや、いかがな仕掛けにしましょうかい」

「ふむ、やはりインパクトってこのイタズラにおいて重要だと思うんだ」

「ほうほう」

「しかしやはりチョークの粉は後処理が面倒だ」

「まぁそうだな」

「というわけでどうすればいいと思う」

「アイデアないのかよ!いかにもアイデアありますよ感全開だったじゃねぇか!」

「おいおい、お前はいったい何を勘違いしてるんだい?さっきまでの議論の内容はチョークの粉がわりに何をするか、だったろう?」

「そうだけども!」

「というわけで考えようぜ!」


大野がとびっきりのいい顔で言う


「うわーここでいい顔しちゃうんだーこの人ー」

「あぁ!そうさ!」

「...まぁいい、で、どうしますかね」

「インパクトがある黒板消し落としってなんなんだろうな」

「そもそも黒板消し落としそのもののインパクトが強いからなー」

「でもやはり黒板消し落としと言えば粉まみれだろう」

「じゃあ後処理が面倒じゃない粉ってなんだろうか」

「粉である以上髪の毛に付着するから面倒は必須だろう」

「ふむ、...意外と奥が深いぞ黒板消し落とし」

「かといって落とすだけって...」

「「うん、面白くない」」


こういうところはしっかりハモる二人である


「ぬぁー!!どうすりゃいいんだ!」

と坂田が絶叫したとき

「じゃあとりあえずやめればいいんじゃないかなー!?」


ドアを粗っぽく開けて松本見参

「おい松本よなぜここにいる」

「おそーーーーい!遅いよ!いかにもすぐできます的感じ出してきてたじゃん!?なぜすぐセットできない!?てか今考えたら釣竿ないのにどうやってやろうとしてたんだよ!」

松本心の叫びに坂田が答える

「おいおい、いつ俺らが黒板消し落としの実験だといった?」

「そこから違うのかよ!?え、なに?俺の知らないまにイタズラ内容変わってたの?」

「「いいや?」」

「んじゃどうやって黒板消し落としするつもりだったんだよ!釣竿ねぇよ!」

「まさか松本がそれに気付くとは」

「気付くわ!!」

「で、アイデアは?」

「は?」

「いやだからアイデア」

「なんの!?」

「黒板消し落としで粉を使わずインパクトを出すアイデア。あるから入ってきたんだろ?」

「あるか!逆になぜあると思った!?」

「「役立たずめ」」

「理不尽!」

「はぁーこいつが虚数の彼方からの奇跡でナイスアイデアを持ってくると期待した俺がバカだったか」

「よくよく聞いたら全く期待してなかっただろ!」

「ピンポーン」

「せいかーいじゃねぇ!」

「正解じゃないならアイデアがあるのかね?」

「あるか!」

「じゃあ正解じゃねーか」

「俺のいった正解はお前が期待したとかいいながら期待してなかったとか言うそっちのだよ!言わせんなよ!ツッコミが長いわ!」

「いつものごとくこの茶番に終わりが見えないぜ!」


ー五分後ー


「結局また明日になるのよな」

大野が切り出す

「ふむ、じゃあ粉まみれに勝るインパクトを各自(笑)が考えますか」

「おい待てその(笑)はなんだ」

松本からの素朴な疑問

「え、どうせ松本はろくなの考えないだろ」

「んだとてめぇ!見てろ!ビックリドッキリのネタを考えてきてやるからな!覚えとけ!」


結果また計画は明日に持ち越した

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