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イタズラNo.1ー実験2&反省会2ー

ー翌日ー

バネも買ったしさぁ再実験。ということでドアに改良版ア〇パンチを設置。

そこへ大野がやってくる。(まぁ何されるかわかってるんだけどな)

そしてついにドアを開ける。

スイッチが作動。

今度こそ強力なパンチがー


炸裂しませんでしたー。

ア〇パンチは大野の目の前を通過。かすりもしなかった。

加えて威力も元が元なので二倍にしたところで、ね。

一瞬の沈黙

「フアァァァァッキュゥゥゥゥ」

「ピーーーーーーーーーーーー」

坂田と松本の声が重なる。ちなみに前者が坂田、後者が松本。

「いや、そのピーってなんやねーん」

「よろしくない表現があったので隠しましてーん」

「いや、ちょっとくらいええやありまへんのー」

「いやいや坂田はん最近は厳しいんでっせ」

「ワーオ。日本も物騒になりましてんなー」

「いや物騒関係あらへんがなー」

「「わははははははは」」

「そしてこれが」

「「現実逃避」」

ここで大野のツッコミ

「いや、下らねぇしたいして面白くもねぇ漫才してんじゃねぇぇぇぇ!」

しかもふたりで決めポーズまでしている。

「いやーん。大野はんきびしいわー」

「そこは拍手でっせ」

「いや、逆に拍手したあとどうするつもりなのか聞きてぇわ!」

「ちょっとしたボケやないのー流してぇなー」

「いや、つっこむよ!?さすがにつっこむよ!?それともいいのかスルーするぞ?しちゃうぞ?そのあとどうなるのかむしろ楽しみだわ!」

「いやいや大野はんよ、人がボケたらつっこまなあきまへんで」

「さっきといってることが真逆だーー!てかいつまでこのノリは続くんだよ!そろそろ限界が近いぞ!」

「まぁそんなかっかっすんなって大野」

by松本(真顔)

「高血圧は体に悪いぞ」

by坂田(真顔)

「理不尽だーー!」

大野の声が教室に響いた。



ー教室の片隅ー

「ふむ、まさか当たらないとはな」

今回も坂田が切り出す。

「黒板消し落としが成功しないのと同じ原理だな。人が入るより先にパンチが通過してしまうわけだ」

松本が続く

「威力も欲しいしなー」

「威力に関しちゃバネを増やしゃいいだろ」

坂田の言に大野が言う

「となるとやはりタイミングか」

「スイッチの改良か手動かになるな」

「改良だな」

「謎のこだわりだなぁおい」

「なに、策はある‼」

大野が珍しく自信ありげに言う

「具体的にはどんな?」

「スイッチそのものは今のままでいい。スイッチとバネの間に糸を巻いてクッションを作るんだ。スイッチが押されたあと糸が全部出てくるまでの時間がバネのストッパーが外れるまでのラグとなる。そうすればタイミングも合わせられる‼」

「「おぉー」」

かくして更なる実験が始まった



大野がなにも知らず(違う)歩いてくる。坂田が松本に...以下略

さぁ大野がドアを開ける!スイッチが作動する!

ア⚪パ⚪チが炸裂する!

「遂に、遂に成功じゃー!」

松本と坂田がハイタッチする。

「さぁ、次はやつに仕掛ける番だ」

「ここまでの苦労の恨み晴らさせてもらうぜ...」

「苦労したのは俺らの勝手だけどな」

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