電話で振られるチャラ男さん
「現在、〇〇線は△△駅におきまして人身事故が発生したため、上下線で運転を見合わせております。ご利用のお客様には大変ご不便をおかけいたします。」
朝の通勤ラッシュに、人身事故のアナウンス…そして、1時間遅れる可能性があるらしい…
紫穂は、あーおわた…と嘆いていた
いつもなら、遅延⇒仕事遅れる⇒よし!少しサボれる
だが、今日の状況は違う、チャラ男が居る!
とにかく、気配を消して、逃げないと
私は空気だ、その場に溶け込んで、人の流れに身を任せろ、私は空気だ、、、
「あれ?紫穂ちゃん?」
な、ぜ、か、き、づ、か、れ、た
AIの嘘つき、気づかれるの何故?
AIが鼻毛って名前は贅沢なのかもしれない
もう、名前すら呼ぶの辞めようかな…
「偶然だね☆紫穂ちゃんも、最寄り駅ここなんだ?」
「……いや違います、今日はたまたまです」
本当はここだけど、嘘ついとこ
「電車、遅延だって、コーヒーでも飲まない?何がいい?」
時雨は、自販機にお金を入れる
「あ、じゃあブラックで」
「ブラック派なんだね、俺、微糖は」
聞いてない、そんな情報いらない
とりあえず無言でいいか、私は空気私は空気。
「はい、どうぞ、俺の奢り☆」
「ありがとうございます。」
笑顔を見せず、真顔で受け取る紫穂
かたや、時雨は、ずっと笑顔だ
この人笑顔の安売りでもしてるんじゃないかと、思うほど、チャラい…
その時、時雨のスマホに着信があった。
ちょっと電話でるねと、少し離れて電話をしている
紫穂は、耳がいいので、観察を開始した
時雨「もしもし、あ、葵陽?どうした?こんな朝早く」
時雨「はぁ?別れる?」
え?は?この状況で、この人別れ話??
しかも電話で?え?
遅延している電車を待ってるホーム
朝の通勤ラッシュの中、振られてる!?
やばい、笑っちゃダメ、笑っちゃダメ
電話は5分ぐらいで、終わって、時雨が紫穂の隣に来た。
その瞬間、紫穂は大笑いした
時雨「??何笑って、あ、聞こえてた?もしかして」
紫穂「はい、思いっきり聞こえてた」
時雨「振られちゃったよ、あーあー、会社行く気無くなるわ…」
時雨は、この時は真面目にショックを受けた顔をしていた。
コーヒーを、半分まで一気に飲む
紫穂「愚痴なら、聞いてあげる、気が向けば」
時雨「まじ?それは嬉しいな☆」
時雨は、失恋したが、その言葉に救われて、笑顔を見せた
紫穂「…///」ドキッ
ん?ドキ??いや、違う違う
ドキッではない、ない、ない、ただ、顔がイケメンなだけの、チャラ男。
脳に伝達させないと
この人は、顔がイケメンなだけのチャラ男ーー
時雨「振られた、内容はトラ神!4幕の最終話参照だぜ☆あと、色々季節感違うけど、まぁ、小説だし、トラ神だし、気にせず読んでくれよな?面白いと思ったら、ブクマ、☆評価も、できる範囲で頼むぜ?」




