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The dream never ends〜良音極組編〜  作者: 小山シホ
良さを極める音姫たち
6/7

第5話「新しい活動」

〜翌日の放課後〜

〜新宿未来大学附属高等学校〜

〜3ー1にて〜

「あーあ!今日の授業、相楽さんのせいで台無しになった!」

「いや本当にね。別にその教科の先生悪い事していないのに。」

「先生さ、『邪魔するんだったら出ていって』って言ってたけどほんとその通りだよね!と言うかなんでアイツは先生の言う通りにしなかったんだろう?」

「せっかく仲田先生真面目にやってたのに…」

放課後。クラスは最後の授業…七限目の授業の事について話していた。

「(皆分かってないなー仲田なんてつまらん授業をするだけで機械みたいな人だよ。)」

「(皆は成績良いから分からないんだよ。この学校が如何に自由が少ないかが。)」

和樹奈はそう言うが決して七限目の態度は良いものでは無かった。

七限目がどんな感じだったのかと言うと──。

〜七限目〜

「じゃあそれじゃあここの英語分かりますかね?それじゃあ相楽さん!」

まず七限目は英語の時間だった。内容は前回の復習と新しくやる所の最初らへんだった。そんな中、仲田先生は前回の内容を覚えているか生徒に聞いて行った。そしてその時に和樹奈が当たったのだった。

「はぁ!?なんでこんな問題で当てられないと行けないの!?」

問題の内容は過去分詞が出て来る問題だがそれは中学の時にやっている為、普通ならそこまで難しくなかった。だが和樹奈はそれもまともに聞いてなかった為、分からない。

「あーあ!今日は最悪だなぁ!もう仲田ホント何考えてんの!?」

「ねえ!相楽さん早く答えてよ!」

「先生を批判する暇あったら分かりませんって言えば?」

「………分かんねえよ!」

「そんな分かりずらくて何を言っているのか分からない問題なんか出さなくて良いだろ!」

和樹奈は大きな声で言う。だが、それは仲田先生にも聞かれていた。

「はぁ…そんなに生徒を邪魔したいならもう外に出て下さいよ。」

すると、仲田先生が注意した。だが和樹奈は聞かなかった。

「あーあ!!ホントに仲田ウザい!!!」


──要約すると七限目の様子はこんな感じだった。

別にクラスメイトが批判するのもおかしくはないだろう。

「………まあ今日の事は良いよ!取り敢えず勉強頑張ろう。」

「そうだね。」

「…じゃあ自分はちょっとSquare行って来るから。」

殆どの人物は和樹奈のやっていた事に腹が立っていたが、歌奏は複雑な気持ちだった。

「(和樹奈…いくらなんでも荒れすぎじゃない?幼少期こんなに荒れてたっけ?)」

「(明日、和樹奈に聞いてみよう。…取り敢えず、もしかしたら譜久村さん来てるかもしれないから早く行かないと。)」

そう言って歌奏はSquareに向かう為に教室を出た。

「(あーあ!これだからこのクラスの人達は!)」

「(アタシはホントに嫌われてるなぁ!アタシの過去を知らない癖に!)」

「(……知らない癖に……?)」

一人教室に残った和樹奈は心の中で呟いた。だが自分の過去を思い出してしまった為、心の中で愚痴を言うのは辞める事にした。

「(あー辞めよう!そんな事は!そんなネガってるとアタシらしく無いし!)」

「(取り敢えず、Squareに向かって気分転換でもしようっと!)」

そう言って和樹奈もSquareに向かう事にした。


〜Square 休憩スペースにて〜

「皆、揃った?それじゃあ譜久村さんが入ってから初めての活動を始めるね。」

「よろしくお願いします!」

「まず改めて自己紹介から。自分は音成歌奏。一応、『極ノ音』で音楽活動をしていて、まあリーダーもしているかな。」

「流石、歌奏さん!分かりやすいです!」

歌奏は良くありそうな自己紹介をした。それを聞いた和樹奈は彼女に対して不満そうに行った。

「ちょっと〜?カナ〜?そんなテンプレみたいな自己紹介でお客さんとかに自分の特徴とか伝わるの〜?」

煽られた歌奏は怪訝そうな顔をした。

「む。じゃあ和樹奈も自己紹介してみて。」

「──アタシは相楽和樹奈!皆が知ってる有名ユニット、『極ノ音』で活動していますー!あ、因みにリーダーはアタシの幼なじみのカナでーす!」

「アタシは普通に音楽やってまーす!あ、でもセンスは誰よりもあるかな!」

「アタシはとにかく楽しい事が好き!音楽が好き!だから皆も音楽を好きになろう!そして好きになってアタシ達のライブを見に来て欲しい!」

「見たら本当に絶景が、『Spectacular views』が、『Nā hiʻohiʻona kupaianaha』?が、見られるから!」

「以上!アタシの自己紹介でした!」

「──どう?」

歌奏は呆れた顔で言った。

「はあ...序盤はともかく、後半が無茶苦茶じゃない?何?『絶景が、Spectacular viewsが、Nā hiʻohiʻona kupaianahaが』って。絶景もSpectacular viewsも意味同じじゃない。」

「ハワイ語?は知らないけど。」

「あ、おとめは良いと思いましたよ!おとめがそれ聞いたら見に行こうって思いますし!」

「ありがとう!音芽さん!…ほら、カナ!音芽さんは良いって言ってくれた!」

和樹奈は嬉しそうに言った。

「いや良いって言ってくれたの譜久村さんだけじゃない…自分は何も言ってないよ?」

「…じゃあ次はおとめの自己紹介して良いですか!?」

「あ、ごめんなさい。譜久村さん、自分とした事が…忘れてた。」

「うん。じゃあ自己紹介宜しくお願いします。」

「はい!」

そうして音芽は深呼吸した後、自己紹介を始めた。

「皆さんこんにちは!『極ノ音』のメンバー、譜久村音芽です!」

「気軽におとめって呼んでくださいね!」

「おとめ達のユニット、『極ノ音』はSquareで活動しているユニットです!」

「リーダーは音成歌奏さん!後、おとめ以外のメンバーには相楽和樹奈さんもいます!」

「『極ノ音』はおとめの中で尊敬していたユニットなんです!だからこうしてメンバーになれたことがとっても嬉しいです!」

「とは言え、憧れの人と一緒になれたからって気を抜く気はありません。寧ろ、気合を入れて頑張りたいと思います!」

「長くなってしまいましたが、これでおとめの自己紹介は終わりです!」

「皆さんもSquareでおとめ達のユニットを見に来て下さい!」

そうして自己紹介が終わった。二人は思わず拍手をしていた。

「凄い…譜久村さん、貴方の自己紹介はかなり凄い方だと思うよ。」

「ホントにね!いやー初めて自己紹介の上手さでアタシが完全敗北したー!」

「え!?そんなに上手かったですか!?それなら良かったです!」

「これをアレンジしてライブの自己紹介に使っても良いかも。」

「あ、ありがとうございます!嬉しいです!」

そうして三人の自己紹介が終わった。


「さて、次は…新曲の話をしないと。」

「…突然で申し訳ないけど譜久村さんはこの曲、どっちのタイトルが良い?」

「ちょっとカナ!曲、聞かないとはっきりしないでしょ!音芽さんに曲を聞かせないと!」

「…和樹奈ありがとう。」

歌奏は珍しく和樹奈に感謝した。

「それじゃあ譜久村さんこの曲を聴いてもらった後、どっちのタイトルが良いか決めてもらうね。」

「はい!新曲が聞けるなんておとめ、嬉しいです!」

「それじゃあ曲を流すよ。」

曲が流れる。曲調は明るくだが歌詞は変わる事への不安らしきものも有りつつも、希望に溢れている…そんな感じの曲だった。

〜曲終了〜

「どうだった?」

「凄いです!もう語彙力が無くなるくらい!」

「そう。それは良かった。それじゃあどっちの名前がこの曲には合ってると思う?」

そう言った歌奏はプレゼンテーションで作った文字を見せた。一つは「Experience New SensationS」、二つ目は「E ʻike i nā manaʻo hou」である。

「ん〜二つ目は言語何なのか分からないから、一番目のが良いです!」

「分かった。…ほら和樹奈、譜久村さんも最初を選んだでしょう?」

「大体、ハワイ語?ってのはあまり此処では馴染が無い気がするけど…」

「うっ…まあ音芽さんに言われたら仕方が無いか…」

こうして新曲は「Experience New SensationS」というタイトルになった。

「よし。これで新曲のタイトルが決まったね。それじゃあ次回は曲の練習をして行くから覚えていて。」

「あ、わざわざありがとうございます!すみませんわざわざおとめの為に活動時間調整して貰って…」

「良いよ。譜久村さんの学校は一ヶ月後?くらいにイベントがあるらしいからね。それだったら学校行事に充てる時間も無いと厳しいでしょ?」

「…さて、今回はこれで終了。お疲れ様。」

「お疲れ様でした!」

そう言って三人は家に帰る準備をした。

「(譜久村さんどんな子かと思っていたけど全然杞憂だった。何なら和樹奈よりよっぽど常識人かも。)」

「(まあ、そんな事はどうでも良くて。これからも頑張りましょう。)」

意気込んでいる歌奏とは真逆に和樹奈は珍しく不安そうな顔をした。

「(カナは凄いな…対してアタシは…)」

『和樹奈!いい加減しなさい!家の人にそんな言い方するなんて!』

『姉ちゃん。ホントにその言い方良いと思ってんのかなァ?』

『はぁ…和樹奈…』

「(自分の親に意見も言えず、その上、アタシは言葉がキツイから妹にも誤解されて…)」

「(その上、何も反省していない。…アタシ、何考えたんだろ。)」

「(前の日にカナに不器用だとか言ったけど……完全なブーメランだ。)」

「(そりゃあ学校でも浮くか。…皆が言ってた理由やっと分かった。)」

「(家では束縛だらけだと思っていた。だから学校ではありのままのアタシで暮らしていたけど…)」

「(…アタシ、思い込み酷いな。)」

「──アタシなんかにカナの想い、一緒に背負えるのかな…」

その呟きは誰にも聞かれずに確かに響いた──。

皆さんこんにちは。小山シホです。さて、今回はかなり長い話となりました。皆さんは着いていけたでしょうか?

今回、初めて音芽が加わった後の活動ですね。最初こそ明るい感じでしたが…最後の最後で…?

和樹奈の過去についてはいつか書きますのでお楽しみに。

次回は解説編です!お楽しみに!

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