第0話「良音極組 オープニング」
音ゲー風の小説です。(参考:プ□セカのストーリー)名前はオリジナルです。
主要の登場人物
音成歌奏
相楽和樹奈
譜久村音芽
世田谷冥
──母の音楽が好きだった。
──どこか暖かくて美しい…
──自分も作ろうと試すために母に聞いた。
──だけど…母は…
三年前
音成家 リビング
「え…ちょっと…どういうこと…!?」
ここは音成家と言われる家のリビング。そんな中で音成歌奏は自分の母である音成涼の話に驚いていた。
「ごめんなさい。歌奏。実はお母さんちょっとスランプに陥って…それに」
「──わたし、自分の歌が嫌いになってしまったの。」
「────」
歌奏は声も出なかった。涼はいつも明るく歌奏にとっては理想の母だったからだ。そんな自分の理想の人がそんな思いを持っていたなんて微塵にも思ってなかった。
「(え?自分の尊敬している母が音楽を辞める…?そんな事…どうして?母は…自分の尊敬する人なのに)」
「(も、もしかしてまさか関わっている人が酷い事を言って──)
「あ、歌奏。大丈夫よ。わたしはそれ以外にも出来る事が沢山あるから。」
「だから安心して歌奏は自分のやりたい音楽をして欲しいの。」
「ごめんね。いきなりそんな話して。それじゃあわたしは料理作るから歌奏は上で待っててね。」
そう言って涼は去っていった。
「(…絶対に母のやっていた事が正しいっていつか証明する!)」
歌奏は自分の母が望んでいない事を胸に抱いて上に上がっていった。
そしてその日から三年後…
〜新宿未来大学附属高等学校〜
〜3ー1〜
「よし。学校着いた。はあ〜学校、しんどい…」
ここは新宿未来大学附属高等学校。略して新未大附属。新宿未来大学(略して新未大)と呼ばれる大学に附属している高校だ。偏差値はそこそこ高めではあるが怠惰な生徒と真面目な生徒との差が激しい。因みに歌奏は怠惰な生徒の一人である。
「(自分達と関係ある先生達、熱血すぎて厳しいんだよね…その為か皆あんまり先生の話聞いてないし…)」
「(まあそんな事言っている自分もあまり授業は聞いてないけど…でも流石に三年だから少しくらいは聞かないともしかしたら90%の確率で行けると言っていた新未大にも行けなくなる可能性があるし…)」
実は新未大附属では入学するとその大学である新未大に行く事が出来る。”普通”に勉強している限りは。
怠惰に授業を聞かないとテストで良い点を取らない限りは大学に行くのがハードになってしまう。なので流石に大体の人は高二で真面目になるが一部の人は三年にならないと真面目にならない。
「(自分が目指しているのは...音楽家だけど確かに此処の大学”は”良いし...」
「先生達も生徒の人達も。」
「だから少しくらいは5教科頑張らないと。」
すると女子生徒が歌奏の近くにやって来た。
「──おーい!カナ!」
「うっ...!あなたはいつも自分に関わってくる相楽和樹奈!?」
相楽和樹奈。歌奏とは違って明るい今どきの子。人の事を良くあだ名で呼ぶ。歌奏とは同じクラス。歌奏とは幼馴染と和樹奈は言っているが…?
「何その反応!カナは皆に挨拶されてもそんな変な態度取るんだーうわー酷いなー」
「いや、そもそも自分に話しかけて来る人いないし…というか後、少しで先生来るよ?」
「あ、ヤバい!あの先生、嫌な感じなんだよなー説教されたらメンドーだから座ろっと!」
そう言った和樹奈はすぐに自分の席に戻った。
「全く…和樹奈は…まあ自分も座らないと。」
全員が席に座った瞬間に担任教師は入って来た。
「皆。ホームルームを始めるぞ。」
「(うっわ……戸久河じゃん…なんで副担任のかわはらんじゃ無いんだよ…)」
戸久河先生は3ー1の担任。体育担当。だが和樹奈には全くと言っていいほど好まれていない。しかし、他の生徒には好まれている。
「おーい、相楽さん!戸久河先生来てくれたのになんでそんな顔してるの?」
「え?彼奴嫌な感じじゃん…」
「えー!?相楽さんそんな風に思っているの!?そんな事初めて知ったー!」
「あのさそれは戸久河先生に失礼じゃない?いや真剣な意味だよ?戸久河先生だって相楽さん嫌われるだけの為に教師やってないと思うけど。」
和樹奈は陽キャとは言ったが皆が良い人だと思っている人を批判したりするから人気では無い。なんなら一部の人には嫌われたりしているレベル。
「確かに…熱血な所はあるよ?でも戸久河先生のお陰で私達は学年上がれたんだよ?」
「特に相楽!お前、本当にやばかったよ?昨年の成績。音楽除いてだけど。」
昨年の和樹奈の成績は5中、全て2か3だった。無論、音楽を除いてだが。新未大附属では5中3を全て取らないと学年には上がれない。しかし、高二の時に戸久河先生が担当した。戸久河先生の熱血教育により、和樹奈の点数は何とか音楽除いて3になった。
「あの先生いなかったらお前は留年していた事になってるよ?」
「あーそんときはやる気無かっただけ!だからアタシが3になったのもそん時に努力したからだから!彼奴のお陰じゃ無いから!」
「はぁ………まあ良いか。話を辞めろ。ホームルームを始めるぞ。」
しかし、戸久河先生が話をストップさせた事により和樹奈の話は終わった。
そしてホームルーム終了後…
〜数分後〜
「はぁ〜マジで彼奴の話長かった〜」
「…相楽は放っておいてさ授業の準備しよ!」
「…和樹奈。その言葉一分前も言ってたよ…ほら早く授業の用意しないと。」
「えー?アタシはただ音楽やりたいだけなんだけどなー」
「まあ仕方がないかなー」
その言葉に歌奏は驚いた。
「(え?和樹奈って音楽に興味持っているんだ。それは嬉しいけど…)」
「(なんか複雑。他の人だったら嬉しかったのに。)」
「(って自分みたいな奴には他の人なんて寄ってこないか。)」
「(………和樹奈…もしあなたが良ければ)」
「(──自分達で想いを叶えない?)」
歌奏は和樹奈に興味を持った。小さな出来事だが確かに日常が変わるのを感じていた──。
皆さんこんにちは。小山シホです。さて、今回は新しいドリネバの物語を書いてみました。主人公がなんと高三。これだけでも大きな特徴となるでしょう。そしてもう一つが基本的に皆は音楽に対してストイックなのがこの物語のメインキャラクターの特徴と言えるでしょう!新しいドリネバ、楽しんでください!
次回予告
学校が終わった歌奏は『Square』のライブ会場でいつもの歌を観客に聞かせていた。それを偶然聞いていた和樹奈は──!




