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完璧な悪など滅多にない

世界は何時も狭い通信技術が発達し世界はより狭くなった

虚構に彩られ真実など無価値になった


労働に価値は有るのだろうか?現実逃避の世界に目を向けても大抵はガチャ!ガチャ!星5なんて出やしない!車も持った資格も取った!彼女はいない…いや正直に言うと、経済力や体力面、愛した人を幸せにできないかもしれないと言う恐怖…子供にも自分の二の舞を踏ませないように確かな人生を幸せに歩んでほしいが!押し付けではないのか?そんな堂々巡りで一歩が踏み出せない。

踏み出せないまま30を過ぎ慌てて合コンにでも参加するも上手くいかずに若い奴に「てめぇみたいなオッサンがいたから空気が悪くなるんだよ!」と殴られる始末。

傷害罪だな…と思うも短気で暴力的なのを除けばマシなのだろうか?いやDV等子供に良くない!私のようなオッサンを作る原因になる…言おうとして言おうとして?声にならない…心が折れている

うつ向いたまま私はその場を去って行「オッサンアブねぇ!」


何か光った


私を殴った若者は私を庇って裏道を通る車に跳ねられてしまった

なんたる!!なんたる事!!肝心な行動は出来る勇気がある若者を失うわけには!

すぐに駆け寄り逃げた車のナンバーを写真にとり119番

「もしもし!人が跳ねられました!救急車をお願いします!

○○横丁の三番通りです!」

『アナタヲ「こちらカバッテゼント救急アルワですカモノガジコニアイマシしゅういにタウンメ息はイニサカライ現場アナタハタスカリマシタケイヤクシマショ心臓ウアナタノイノチデもしもしカレヲイキカエラセルカカ大丈夫でレノブンマデイキルカ』

「はい?」

矢継ぎ早に聞こえてくる意味不明な機械音声に近い声…

『肯定頂きました』



「いやー変な夢見ちゃってさ!酔って潰れちゃったけど勿体無い合コンだったな!男人数少なかったのにさ!合コンなんて一夜の付き合いだと思ってたけど、良い人見つけれたし俺勝ち組だわ!」





ケイヤクハハタサレマシタ


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