03話 ステータスプレート
第3話目になります
今後ともよろしくお願いします!!
次回もステータスプレートの話になりますごめんなさい〜1話では治りませんでした!
ステータスの設定を少し変えましたすみません。
今後ともよろしくお願いします。
「では、皆様こちらに」
今の今まで扉から入ってすぐのところでそれまで黙って控えていた執事の爺さんが、頃合いを見計らって俺たちにそう言って来た。
「うむ、では勇者殿達を頼んだぞ。
まずは我が王国が誇る騎士団長のところにでも連れて行ってやるといい」
「畏まりました、国王様」
綺麗に一礼し、扉から出て行く執事の後を追いかけ俺たちは謁見の間から退出した。
俺は最後尾を歩きながら考えにものふける。
しかし、まぁ面倒なことになったなここがAWOの世界ってことはまず間違いないだろうが、さてどうしたものか…
まずさっきの話だが、魔族は基本的に温厚な種族、世界の支配なんて考えることはまず無いだろう。
となるとこの召喚は所謂、軍事力利用か?だとしたらこのままこの国に従うのは悪手…
不味いな情報が足りない、今は俺がWorldとしてAWOにいた時代とは違うのか?
「皆様お着きになりました」
おっと、もう着いたのかまぁ此処からは柔軟に対処するしかないか…
「よぉお前らが召喚された勇者達だな、俺はこの国の騎士団長をやっているゾルフ・ハースベルだ」
と着いた場所は訓練場か闘技場とかだろう、その広場の中にごついおっさんが佇んでいた。
あのゾルフとか言うおっさん何であんな奴が騎士団長なんだ?!
俺たちプレイヤーの中では中の下といったところか、一国の騎士団長にしては弱くないか?
「皆様このゾルフ様はここ周辺諸国で最強と目されるお方です。
皆様の指南役として最適の人物でございます。
ここで皆様には戦いの基礎を身につけ、戦闘の訓練をしていただきます」
「まぁ、そう言うことだ。
厳しい訓練になると思うが頑張ってくれ。
ガハハハ!!」
と豪快に笑うゾルフ団長、まぁ悪い人には見えないんだよなこの人も…
「ではまず皆様にはご自分のステータスを把握していただきます」
そう執事の爺さんが言ったところで口を挟む者がいた。
「ちょっと待ってください、貴方達は『ワールド』って言う人物を知っていますか?」
と中村が質問したのだ。
ああ中村知っているよ、と言うか今君の後ろにいるよ。
などと心の中で呟いていると執事の爺さんが質問に答えた。
「もちろんでございます。今よりもはるかに昔に全ての種族の中でも最強と謳われた人物、今もなお英雄伝として語られる人物でございます。
その英雄様がどうかなさったのですか?」
「い、いえ」
執事の爺さんの話でここはAWOの時間軸よりも遥かに未来という事が判明した。
中村もその事実には半ば気づいていただろうが改めて言われるとやっぱり驚いたようだな
「それでは皆様まずはこのカードを一枚ずつ手に持って下さい」
そう言って執事が差し出して来たのは一枚の黒い板だあれは確か…
「皆様一枚ずつお持ちになられましたか?
これは、ステータスプレートと呼ばれるものでございます。
これはその名の通り自らのステータスを数値化してみることが出来るアーティファクトになっております。では後はゾルフ様にお任せしていますので私はこれで失礼させていただきます」
そう言って執事の爺さんは去って行った。しかしやはりか、これはAWO自体ギルド登録したら必ず貰えるステータスプレートか、にしてもこれがアーティファクト、ね
「このアーティファクトはな、唯一現代技術で作成ができるアーティファクトでな、世界的に流通してるんだぜ」
と楽しそうにゾルフ団長が言って来た。しかし何故現在作ることができるのにアーティファクトなんて呼ばれているのか謎だな
「現在でも作成できるのにアーティファクト何ですか?」
俺と同じことを思ったのか、北山が疑問の声を上げたそれに答えたのはまたしてもゾルフ団長だ。
「あぁなんでも遺跡から製作方法が発掘されたみたいでな今でもアーティファクトって呼ばれたんだわ。
まぁ製作方法がわかってるだけで原理なんかは一切不明なままなんだかな」
成る程、多分この時代の人達がAWO時代のギルド跡か何かを見つけたんだろうな、あそこにはステータスプレートの説明書なんかもあった筈だからな。
「まぁそんな事はどうでもいいじゃねえか、このプレートに自分の血を一滴垂らすと使えるからやってみろ」
ゾルフ団長は早くやれとばかりに俺たちを急かす、余程忙しいのかそれとも…
「よし、皆んなやってみよう」
「そうだな、それにこれってAWOで確かあったやつだと思うしやってみたかったんだよな」
中村と坂本が楽しそうに言い放つ、正直俺はこんなの何回もやってるから楽しみでもなんでもないが、AWOは世界中の憧れだったからな皆んなが乗り気になるのもまぁわからなくもないが。
そして皆んな楽しみそうに、しかしながら軽く顔を顰めながらチョンと針で指先を刺す。
するとステータスプレートが一瞬輝き文字が映し出される。
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名前:司波 翔太 レベル:1
種族:人種族 年齢:16 男
職業:遊戯人
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:言語理解
魔法適性:無し
称号
真の天才・記憶者・過去の英雄・伝説を生きた者・
支配者
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まぁしょぼいステータスだな、その割に称号のスペックが凄いな。俺が初めてAWOでステータスを測った時もこんなだったが過去の英雄と伝説を生きた者は無かった。
「よし、全員、確認出来たようだな。じゃあ説明するぞ、まずレベルが描かれてるはずだ。そのレベルは各ステータスの上昇に合わせて共に上昇する。上限は不明だがまぁレベル100を超えてたら英雄とか呼ばれるレベルだな」
まぁこれはAWOと変わらない。問題は次だ
「次に職業俗に言うクラスってやつだな。これはその人によってなることが出来るクラスが変わってくる。
まぁ、一度決まったクラスを変えることは常人にはほぼ不可能だ、中には複数所持している者もいるがそんな奴は滅多にいない
それにクラスによってステータスの上がり具合が変化するからここは重要だ」
ここも特に以前と変わらない
「後は…各ステータスだな。これはそのままお前らの能力の強さだな。最初のレベル1状態じゃあ殆どのやつは全ステータス10になってるはずだ、まぁ勇者とか賢者やら一部のクラスの奴は例外だが」
よかった、召喚者でよくあるような俺だけステータスが低いとかあったらどうしようかと思ったがまぁこれならどうにかなる。
「技能はその人物ができること、魔法適性は使える魔法の適性、称号はステータスに補正がかかるってやつでな。何故か称号の部分だけ他人には見ることが出来ない、っとまぁ大体こんなもんだ。さてとじゃあ早速お前らのステータスを見せてくれ。国王に言われたと思うがお前らはこの世界より上位の世界から呼ばれたはずだからな。ステータスが楽しみだ」
と説明が終わり、本当に楽しそうに笑みを浮かべるゾルフ団長、早速とばかりに中村がゾルフ団長にステータスを見せに行った、ゾルフ団長の前には魔法で作られたであろう映像が映し出されている。おそらくこれにステータスが投影されてみんなにも見えるようになっているんだろう
そして、ステータス公開が始まって数分後俺は驚愕に包まれる事になる。
中村のステータスが映し出される
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名前:中村 亮太 レベル:1
種族:人種族 年齢:17 男
職業:勇者
筋力:200
体力:200
耐性:200
敏捷:200
魔力:200
魔耐:200
技能:言語理解・全属性適性・全属性耐性・物理耐性 無詠唱魔法・複合魔法・高速魔力回復・高速負傷回復・剣術・先読・魔力感知・気配感知
魔法適性:火・水・風・聖
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なんだこいつチートの塊じゃないか…
そこから見せられるステータスは俺の想像を超えていた…
ステータスの設定を少し変えましたすみません。
今後ともよろしくお願いします。
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