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99話 聞いてないんですけど…

新たに仲間に加わった悪魔達!

実は時間がなくて名前を適当につけたので、何かいい案があればご連絡下さい!!

久しぶりに魔導学園にやって来ているわけだが……


声を大にして叫びたい。

どうして、こうなったと!!


そりゃあ、いきなり不登校になったヤツがいきなり登校してきたら俺もビックリだと思うし。

多少、クラスの奴らがよそよそしくなるのは予想していたが……


「ふふ、どうしたのですか?」


「いえ、少し目眩が……」


「まぁ!それは大変ですね。

保健室に行かれは方がいいのでは…」


かなり心配そうな面持ちで言ってくれるけど……その原因は貴女ですけどねっ!?


絶対に、今もヒソヒソやってるクラスメイト達の反応は俺が不登校だったせいだけじゃないと思う。

てか、こっちが大元を占めてるとすら容易に考えられる。


だってその証拠に、さっきから結構な視線を向けて来てるヤツが多数いるし…

まぁ、せめてもの救いはあのバカどもがまだこの教室内にいない事だな。


アイツらがいたら絶対に面倒な事になる。

ヴァイスロギアの奴はぶん殴ればいいとして、嫉妬深いネルヴィアが何をしでかすか……想像もしたくない。


「いえ、大丈夫です。

それよりも何故、貴女がここに…アリス殿下」


「あら、お聞になってなかったのですか?

実は卒業までの約1年間、このメビウス魔導学園に留学する事になったのです」


「いや、全く聞いてませんね」


何でこんな重要な事、先に教えておいてくれなかったのかな?

あのハゲ国王のやろう……絶対に毛生え薬売ってやらねぇからな。


「え、父上はお伝えしていると言っていたのですが…」


いやいやいや、そんなはずは…そう言われてみれば適当に聞き流してた時に何か言われたような気が……

まぁけどやっぱり、はっきりと記憶にないって事は言われてないって事だな、うん、そうに違いない。


「…それにしても。

Sクラスに入るとは、流石ですね」


「あ、ありがとうございますっ!

ですが、私なんてソータ様に比べれば足元にも及びません」


否定はしない。

まぁだって事実そうだし。


「しかし、アリス殿下はまだまだ伸び代があると思いますよ?」


「本当ですかっ!?

あの、もしよろしければ私に稽古をつけて下さいませんか?」


これは一概に了承出来ないな。

けどまぁ、戦力は多いに越した事は無いし……かと言ってまた色々と説明するのも面倒だしなぁ。


こういう時は答えを先延ばしにして有耶無耶にしてしまうのが一番だな、うん。


「確証は出来ませんが。

他のメンバーに確認をしておきます」


「ありがとうございますっ!」


因みに、アリス王女がさっき卒業までの1年間と言ったが……卒業まで一年っておかしくね?


と思った事だろう。


説明しよう!

何故あと一年なのか?

別にメビウス魔導学園が、18歳で卒業と決まってるわけじゃ無い。

才能を伸ばすための学園であるここは入学する時期によっては卒業が20歳になる者もいるからな。


では何故か?

答えは簡単、そんなに長い間、俺は学園にいるつもりがないからだ。

言ってしまえば、飛び級したって事です。


ぶっちゃけ、俺自身は学園に通うつもりなんて全くなかったわけで。

そらりゃ、飛び級させる為に国王のウザいサプライズから死に物狂いで勉強させた。


時間自体はそんなに無かったが。

そこはスキルチートで問題なしって訳でお子様三人衆が死にそうになるまで勉強させましたとも。


俺には、リアル先生という知識チートがあるので勿論、勉強なんて必要なかったけどね。

どうでもいいが勇者達は飛び級じゃなくてもともとこの最上学年に編入してかた、せこい。


「もしかすれば、ちょっと面倒な事になるかもしれませんが……そこは了承しっぶぐへ!」


「こ貴様は何をしておるのだ?ソータよ」


「ちょっと、ネルヴィア様っ!

ご主人様が顔面から机に激突してますからっ!!」


よくぞ言ってくれはミラよ!

俺、流石に背後から突然、ぶん殴るのは良くないと思うんだ。


え?お前は良くやってるって?

はっはっは、冗談言っちゃいけないな諸君!


「ふっふーん、ソータ君ってこう言う娘が好みッぶ!」


「ご、ご主人様、流石にネルヴィア様と同じ事をされたら弁明出来ない…」


「……それでだ、ネルヴィアは何を怒ってるのか知らないが」


「怒ってなどいないのじゃっ!!」


「こちらは、エラムセス王国の第二王女であるアリス・エル・エラムセス王女だ」


「ふん、主に言われなくともその程度のことは知っておるわ!」


「はい、ネルヴィア様達にはよくしてもらっています」


そう言えば、俺ってしばらく学園に来てなかったんだった。


「いつまで、騒いでいるのです!

早く席について下さい」


そうこうしていると、学園長が教室に入ってきた。

半分ほど忘れていたが、そう言えばこのクラスの担任ってあの人だったな。


静まり返った教室を見渡し、1つ頷くと開口一番。

学園長は爆弾を投下した。


「来月に迫った学園祭ですが。

先日行なった投票の結果、演劇に決定しました。

演目は、《古竜を打ち倒し新星》です」


学園祭?なんのことだ?

いやそれよりも、古竜……何故だかとても嫌な予感がするんだが。


「幸いな事に。

我がSクラスには《古竜を打ち倒し新星》ご本人であるソータ君がいるので、最優秀賞目指して頑張りましょう!!」


少しでも『面白かった』『続きが気になる』と思ってくれましたら、


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これからもよろしくお願いします!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「伝説の吸血鬼となった商人は怠惰スローライフをお望みです」


そこそこ読める作品だと思うので是非読んでみてください!!

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