秋葉語り古事記 国譲りの巻3
タケミカヅチ神が、今だに頭を逆さまにしたままで、
あぐらをかき、
くるんっ♪
と、態勢を180°変えた。
「その思いが無きわけでも…………ない」
タケミカヅチ神のつぶやきに、トリフネ神の機体色が
またも一変した(汗)
器用なことである。
トリフネ神は、窮地に追い詰められたオモヒカネ神を
筆頭とした特別対策委員会の面々に、チートレベルで
魔改造ならぬ〈神改造!〉されており、感情に応じて
機体色を、蒼白にするなどお手のものである。
「だがの、光帝陛下は……
言向けの勅使で、わしを差し向けた。
そして、言を添えた。
これが、最後である……
と。
異を唱えるならば、言は…事、と変じようぞ!?
その時は…………
分かっておろう?
とな。
従わぬなら、何一つたりと残すことなく、平らげよ!との
仰せだ…………」
早い話、降伏せぬならば…二柱で、コラボ組んで、
無双!せよ
との事なのだ。
ガッツリ、殲滅戦。
草の根一つたりと残さず。
また、この二柱ならば……それも充分成しうるだけの
神威と力は、持ち合わせていた(汗)
この二柱こそが!
高天原の最後の本気!!
なのである。
「まあ……
最初の勅使から、
寝返り
とか…びっくりもしますって!
二柱目は、勅使の身分を忘れ、野望に目がくらみ
反逆とか…もうね(汗)」
トリフネ神が惨嘆たる……機体色と声音で応える。
さにあろう…
という感じでタケミカヅチ神は、縦にうなずき
「あれが、彼の國の大王の
器が成せる業よ。
甘く見すぎたる吾が方の不覚!
トリフネ?
しかし、すごい複雑な色だな。
少々、目が痛いぞ」
トリフネ神が、機首を縦に振り、
「えっ?
マジっスか?
でも…
素直な機体色っスよ?
対策委員会の方々とかはもっと…悲惨な顔色して
ましたし……(汗)
いっそのこと!もう虫ケラ共なんぞ!
(アアゥ!)してしまえ‼‼
[ ]浄化だああ!!!!
とか、一っ!番追い詰められてる
― 名前は、障りがあるんで
出せないんでやすがね(汗)
これが…… ―
(ボソボソ……)
お方とかがいましたからね(汗)
みんな、必死っすよ」
そうか………そこまでも…
タケミカヅチ神の脳裏にはあの方が、ぶちギレてる!
光景が浮かんできた(汗)
普段は、穏やかで思慮深くクレバーな神だけに……
気の毒だ(大汗)
本当に……気の毒だ…。
「早めに、なんとかせねばな……」
さてさて…………
二柱は、出雲国の伊耶佐の小浜へ穏便wwに
降り立つと、すでにその場に来ていた中津國の支配神
である、
オホクニヌシ
またの名を
アシハラノシコヲ
またの名を
オホナムヂ
またの名を
ヤチホコ
またの名を
ウツシクニタマ
またの名を
オホモノヌシ
またの名を
キヅキノオホカミ
という、いくつもの神名を持つ大王に、遠く向かいて
その身に、佩いたる十掬の剣を抜き
付け、きらびやかに煌めく鋭利極まる切っ先を天へと
向け、寄せては返るさざ波の先々に、柄頭を深々…と
めり込ませ、突き立ちたる銘剣の尖端の
上へと、
ほわり…
と一見……無造作にあぐらを掻き、大気を振り鳴らす
がごとく、呼び掛けた!!




