プロローグ4
即、降りるなwwww
私はすぐに、フ(アアーゥ!!)ブリーズを後部席から手に取り
しゅっ♪♪
しゅっ♪♪
とすると、しばらくの間、しかめっ面だったいさ子が、
普通の顔になった。
やっと、再び助手席に乗り込む。
「ねぇ。なーんで、無駄に遠くへ止めるの?」
いさ子が、バッグから
テキパキと♪
車内用携帯空気清浄器wwww(シャ〇プ製)を出すと……
シガープラグに電源端子をブッ込んだ。
当然のようだった(汗)
私は、素朴な疑問をいさ子にぶつけてみた。
「エチケットだから。
あとな?
差すのはいい…。
だが…
それ、いつも持ち歩いてるのか?」
いさ子が、まじまじと私の顔を見た。
「まさか……。
夢視で、この車にいるとわかったから、わざわざ買う
羽目になったのよ。
いざ買いに行くとね、品薄で参ったわ……」
まぢかwwwww
そんなに、たばこの臭いがキライかwwww
どーも、サーセンwwww
失笑された後に(汗)淡々と言い切られたwwww
「吸っとかないでいいの?秋葉?
運転中に、イライラするんじゃないの?
待つから、吸ったら?」
キーを回した途端に、そう言われた。
お?
ばれましたか?
この状況ではキメてwwから運転したいもんだな。
イライラする。
「車外で、ねっ」
ドアを開け、外に出るとジッポーで、わかばに火を着け
一息目を吸った。
深く、肺に染み込ませる。
あとは手早くスパスパ♪♪わかばを吸い、携帯吸殻入れ
に、ポイ♪してから私は運転席に戻りエンジンをかけた。
「車を置いて、あたしのアジトに行きましょ。
秋葉の家の近くだから」
ニコッ
と、お日様みたいに笑いながら、物騒な表現にて、自分
の部屋?のことを言った。
「い…………やっぱ……呼びにくいな(汗)
なあ?名字を教えてくれないか?」
前を見ていた、いさ子が私をガン見した。
「こ…………これだから…
どu 」
おっと!!
個人レベルでな?鉄板より硬い事実は、そこまでだ。
穴があったらば、死にたくなるだろ?
「あのね?秋葉。
あ・た・しが呼びたいから、かーなーり!!歳上でも、
秋葉のこと呼び捨てなの。判る?
だから秋葉も、あたしのことを呼び捨てでいいんじゃ
ないの♪
それでも、イヤ?秋葉」
さいですか…………、了解した。
いさ子……。
まあ、確かに私よりいさ子が、かーなーり年下なのは
間違いないわな(汗)
いさ子の見た目は、大体?25か6ってとこだろう。
めちゃめちゃイケてる。
これほどの美女(絶嬪)は、マジで見たことがない。
私は、車を発進させ、私の家へと向かった。
しばらくの間、いさ子と何を話して良いのか、ぜんぜん
分からず、内心、うろたえていると、いさ子が言った。
「ほんとに、秋葉の運転はヤバいわね」
いさ子さん?(^_^;)
額が、汗でテカってますお。
「なんで……ヘタなの?
〇ぬの?
こ〇す気?」
激辛ですな(汗)
淡々と……たしなめられました(汗)
幾度も、いさ子の引きつる顔をチラチラ眺めながら、
ブレーキ踏むのが遅い!
だの
車間詰め過ぎ!
だの
方向指示が無い!!
よそ見すんな!!!!秋葉!?
神社、探してんの?(汗)
だの、さんざん言われますた(汗)
大丈夫だ。
言われ慣れてるwwww
ほかの奴にも(汗)
そんなこんなで、私の家の前に着いた。
築42年のふっるい家だ。
もはや家に価値はない。
土地は、市内の超一等地だから、狭いが価値はある。
40坪しかないがね。
メイン通りから、少し外れているので、昼はオフィス街
でも、夜は静かだ。
車は、家の前の青天の月極駐車場に止め、私といさ子は
車を降りた。
いさ子の顏には、
二度と、この車に乗らない
と、明確に書いてあるが……
読めないことにしておこうと、私は思った。
「生きてて…良かった」
そんな、いさ子の呟きも聞こえなかったことにしよう。
わ……、私の運転もな(汗)
慣れれば、慣れてしまえば、なんてことないさ(汗)
うん♪
いさ子が、私の家を素通りし、他の家とビルが、並んで
建っている袋小路の私道を抜け、出会い頭、国道から、
一つ外れた一方通行で、一車線の道路を当たり前に平和
大通りへと歩いて行く。
しばらく、私は、いさ子の後姿を堪能していたが……、
ふと、行き先が気になり、
「い……(汗)いさ子?
いったい……どこに行く気なんだ?」
と、問ってみた。
いさ子が立ち止まった。
「私のアジトの一つ」
いさ子は、振り返りもせずそう言い、またスタスタと、
軽快かつ、小振りの上品なモンローウォークで、どこか
へと、歩いて行く。
腰まで伸びた、つやつやの、ストレートの黒髪が揺れる
たびに、後を歩く私の元へ艶やかな馨りを運んでくる。
椿……かな?
まあ!?それよりも(汗)
てーことは、他にもアジトあるんかい??
片側二車線の平和大通りの横断歩道を渡り、脇の緑地帯
を抜け、つい先日、完成した億ションの正面玄関で麗し
のいさ子は立ち止まった。
…………。
まさか(汗)ここにアジトがあると??
分譲で、億はするぞ!?
どこの階でも(汗)