プロローグ3
すると、
「秋葉の力で神々に姿を与え、黄泉のイザナミを止めて
ほしいの…」
と、いきなり言った。
サッパリ……判らない。
だが、美女(ど真ん中)は切望するかのように、真剣に
に私を見つめている。
祈りのようにも、見える。
純粋に…。
私は、目を細めながら神妙な声で問う。
美女(みこみこ属性w)に。
「最初から、きちんと私に説明してくれ。
逢って早々、そんな半端ない事を言われても……
困る。
だろ?」
真剣な声で、問ってみた。
正直なキモチだ。
この美女が、普通でないのは判った。
ただのデンパさんではないだろう。
目を見れば判る。
どれほどの美女であろうと精神がヤんでいれば、それは
目に出る。
絶対に出ている。
この美女(断定)の、両目の奥の定まりと光、これを神と
書いて、シンと読むが、神が確かに普通と違う。
光り方がちがうのだ。
普通の人と。
この美女(五ツ星)のは、しっかりと定まり、力強い。
夢視という能力が、巫女や帝には必要で、太古から重用
されてきたのは古事記などで知ってる。
「そ……分かったわ。
秋葉。
とりあえず……聞く耳は持ってくれるのね?
助かるわ。
あと、たーまに
フフフ…
無駄に佳い声なのね?
顔見なきゃw……
ソコソコ、いい線よ?秋葉♪
声だけはね、…………声だけはね」
美女(一発入選)は、初の柔和な微笑みで、真っ直ぐ
に私を見てる。
どストライクな……笑顔だったわ(汗)
やっべ……(汗)
一瞬、見とれたぞ…………。
あわてて、自分へと自制をかける(汗)
いい年こいたおっさんがこんな別嬪に、一目惚れ
だとかよ?
頭おかしいかと思われるぞ?
あと……な?
無駄に、はwwww余計だww
そうでしょうとも。
よく、言われるよ…(汗)
「場所を、変えない?秋葉。
ここは公共の場所で神社だし、いろいろと都合が悪い
もの。
コーヒーくらいなら……出してあげれるわ。
たぶん。
プーなんだし、別に暇よね?
このあとも、別段?用事なんてないはずでしょ?
スカスカよね?」
うっ…うっさいわあ////ずけずけ物いうなwwww
萌えるぞw
だが、美女(私的筆頭w)が、そう切り出した途端、参道
の石階段から、人が上がってきた。
これが、ラノベとかならば、黒服とかイカれたビーメや
ゴスロリポップな美少女なのだろうが…………(汗)
そんなわけがない。
ふっつーうのおばさんだ。
参拝者さんですね、わかります。
てかwwwwコーヒーくらいはですとwwww
いきなりww自宅ってコースかよwwww
だが……内心とは、裏腹に
「え……
あ……(汗)……はい…」
としか、言えない私。
ガチで、ヘタレです。
二人でベンチを立ち、参道を通り、新宮神社の石階段を
降る。
すねに付いていた、まだ青い紅葉の落ち葉は、私が立ち
上がると、またそよ風に吹かれ、飛んでいった。
駐車場に行くと、私の中古な車しかない。
一番奥に止まっている。
美女(ふりかえれww!)は当たり前のように、私の車へ
先に向かっていく。
スタスタと(汗)
「な!なあ?名前を教えてくれ(汗)」
美女は、一言
「いさ子」
と、だけ言う。
振り返らなかった。
え…………。下だけ!?
いきなりはいくらなんでもステディすぎるぜ?
呼びにくい(汗)
いさ子は、私の車の助手席のドアの前で待っている。
鍵が掛かってるからだ。
「なーんで、無駄に遠くに止めるの?
それも、一番奥に?
ガラッガラじゃない?」
私は、走って運転席に周り、鍵を開けた。
掃除してて良かったwww
やっばかったああ(汗)
私が、運転席に乗り込むといさ子も、乗った。
「お…!!!?男くさっ!!!!」