神様!!きたあああああああああ!?13
………………こともなく
無事、車道の向こう側へ。
すると…途端に、それまで静かだった鳥居にかかる、
しめ縄の白いひらひらが、風に舞った。喜ぶように。
逆に、宮のご機嫌が悪いと!!ホントに(汗)
ざわざわ……
ざわざわ…ざわ…
ざわわ… ざわああ…………
と、ざわめく。
今日は、大丈夫のようだ。
ここは、御笹川の堤防の、ほとりにある小さな宮。
御祭神は、
コトシロヌシ神
一柱のみだ。
鳥居をくぐり、宮の方へと向くと、純白の鳩が一羽、
宮の銅貼りの屋根に空より舞い降り、止まると小さく
鳴いている。
なぜか、微笑ましい気分になり、祭壇に二礼しつつ、
両手でお水を捧げて、再び二礼。
そして、私はあの秘奥口伝の祝詞を暝目しつつ観念し
二拍手。
そして、一礼。
白鳩が、空に翔び立った。
私の祝詞を、天へと届けるように……。
急に!視界が暗転した(汗)
まったく、見えん(汗)
目は、開いているはずなのに……(汗)
おまけに、身体が固まって動かん!
合掌したまま(汗)
不動金縛りの術とか不意に喰らった感じだ(汗)
え゛え゛ぇぇ(汗)
ば……(汗)バチ!かぶった?
いきなりはヤバかったか?
祝詞!!!?間違えた?とか!?
星辰の位置がダメだった?
社の御魂と、私との相性が!?
特定外の御柱だった?
そもそも、昼で良いのか?
戦いを好まぬ神なのか?
捧げ物に不備が!!!?やはり!?お賽銭(汗)50円じゃ…
この社の祭モードが!(汗)
ホントに私で大丈夫だったのか!?
やはり(汗)独断先行は……
私が、瞬時に13の原因パターンを思考した、その時。
「うーしろの♪♪ 正面~♪だーれ♪♪」
それは、クエビコさんよりも、若くて張りはあるが、
ゆったりと落ち着いた声。
青年よりは徳があり、壮年というには、静やかながら
も、気迫がきらびやか。
そして、なにより気品貴いのだ。
この声は(汗)神だ。
おそらく、私は成功したのだろう。
八重事代主神。
もはや……声のみで、私は確信した。
すべて…………
私の、萌え萌え妄想通り……だ。
と。
事代主様は、出雲に坐ます大王、大国主様の後継ぎ。
全てを嗣ぐ(つぐ)はず…であった、粋で典雅で高貴
な漢。
後世へと綿々と伝わる……血統・品格・神徳ともに、
この声にふさわしい。
私は、声の問いに答えた。
「三嶋美保」
と。




