プロローグ2
ゆめみ?人の名だろうか?
もちろん、そんな知り合いはいない。
名前からして、女の子だろうが、そもそも私には女姓
の知り合いがいない。
なぜか女性と縁がない。
名字かもしれんがね。
あ、もしかして♪♪
この美女(懇求)…………
巫女さん?とかwwww
まさか、そのものズバリな夢視とか?
「ゆめみ?
なんのことですか?」
若干、目を細めた私がそう問うと、美女(切望)は、
グラサンを、左手の人差し指で、
クイッ…
と上げ、ベンチに座ってる私の方へ屈みこんできた。
「秋葉征二郎。
42才。
無職で、未婚で、彼女無し。
しかも、最終学歴は、高等職業訓練校。
斜陽の金属塗装科。
お先真っ暗…………。
もう……42才にもなろうってのに…………
異性との交際はナシ。
接触もなし。肉体的にも精神的にもw
産まれて、このかた一切ナシ。
持ち前の押しのなさと卑屈さで、かれこれ四度ほど
彼女をモノにするチャンスをフイにw
その時でさえ、相手に指一本触れずww
だから…………こじらせてんだって。
未だに、ど 」
待て!!!!
てか、黙れ!!!?美女(渇望)
そっから先は最高機密だ。たぶん!!
一陣の妙に乾いた風が私と美女(哀願)の、すき間を
吹き抜ける(汗)
パサパサと御神木のしめ縄の紙垂がたなびいた。
こんな描写が、ぴったりな五秒ほどが、じっくり……
と流れ、永かった(汗)
じ・つに、永かった!!
わかばの長い灰が落ちた。
困惑を隠すかのように私はわかばを吸殻入れに入れ、
それでも困惑を消しきれず美女(推量)に問う。
「なぜ…………
知ってる、ですか?
私の名前とか、あれやらこれやら……」
と…………(汗)
当たってるから。
空恐ろしくなるくらい、事実を述べられた(汗)
ちょっと怖い……。
調べたのか!?
いや…………
本当に(汗)視えるとか言うなよ?
すると美女(懇願)は笑みを含み、のたまった。
当然のように。
「夢で視たから」
と、ただ一言。
余裕でだ(汗)
夢!!で!?視た、だとぅ!?
視られたああああ!!!?
マジで!!!?
「いや!?
まてまて、彼女をモノにするチャンスを四度ほど、
と言ったな?
私の、記憶的には三度だ?ぞ!?」
フフフフフフ…………
と、不敵に笑うと?美女(であれw)は言う。
「あれは、数ヶ月前の日照りが続く夏のある日。
貴方、雨乞いに行ったでしょ?
アメノミクマリカミの社に。
尾永天満宮の。
手水場で、妙齢の女性に逢ったでしょ?
あれ、フラグだったのよ?
今さら……だけどねっw」
マ!!ジ!?か!!!!
あったな(汗)そんなこと……。
やっぱ!?あれって、あれって!!フラグだった??
嗚呼……
やっぱし、そっちの夢視でしたか。そうですか(汗)
美女(羨望)は小憎らしいほどエレガントにグラサン
を外し、左手の人差し指で大きな瞳を指さした。
「視えてますw全部wwww」
美女(100%確定wwww)は不敵に
ニヤリッ…
と、笑った。
この麗しい笑顔ならば……エナジー〇レイン喰らって
仕方が……有るまいwwww
悪魔め!!(勝手にww嫁当確wwww)
「どっこいしょ♪」
とか言いながら、自然かつ当然な振る舞いで私の……
隣に座るとか反則なんですからね////モジモジ……
あと、横からつぶらな瞳で
ジッ…
と、見るなああ///////
私なんかを(汗)
免疫ないのにぃぃ(x_x;)
女性に!!!!
私が、たじろいでいると、美女(限定配信)は、私の
シドロモドロな姿を楽しむような瞳で見ながら
「ねぇ。秋葉?
あなたのね、力と知識を貸してほしいの。
八百万の神々へと、姿を与える力を」
と、言った。