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第五章 地縛霊のゆり

「え……?どういうこと?!」

「正確には成仏するって言った方がいいかな。あたしはここの吊り橋にいる地縛霊なの。だから、この辺以外には行けないし、このつり橋が壊されたりしたらもう消えちゃうんだ。」

「あ……。」

そういえば、このつり橋壊されちゃうんだっけ……。老朽化が原因とか言ってたな……。

「このつり橋、あさってにはもう壊されちゃうし、ここにいるのはもう困難。多分、あたしもやっと成仏するんじゃないかな。」

「ね、ねぇ!ゆりちゃんは何か未練があるんじゃないの!?だから、ここにいたんじゃないの!?」

「あったよ。けど、それももう叶えることができた。」

「ゆりちゃんの願いって何?」

「さくら、あなたにもう一度会うこと。そして、前みたいにおしゃべりする事。」

「あ、あたしと……?」

「うん。そうだよ。あたしが生きてた間、さくらとしゃべる時間が唯一の楽しみだった。」

「そんなのあたし、覚えてない。ゆりちゃんとは初対面のはずだよ。」

「……やっぱり、忘れてるんだね。」

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