ラグナロク ~ 炎の剣
スルトの視点
下へ目を向けると五メートル越えるの二足歩行生物は幾つが魔物の群れの中に居た、それらは自分の同じタイプの生き物、巨人というのは推測しないでも明らか。ただそれはどういう種類のはわからない、あの巨人たちは多分自分よりずっと前に居たの巨人でしょうね。
(直接でオーディンから依頼されてはいないがフレイヤとは友達からせめて彼らの行く末は見届けようと思う。)
今戦場で活躍しているのヴァルキュリャたちはともかくあれはオーディンの兵隊だからどいつも半神で魔法適性だけではなく身体能力は普通の人より高いから、まさかフェンリスの夫以外の人も巨人たちと戦えるとは思わなかった。
アース神族なら多分オーディン以外の神ならあたくしみたいに始めから何の期待もしていないだろう、それを言うとあたくしも初めてはその紅月蓮で言う男以外は見ところないと思った。生き物なら誰しも産まれから不公平の環境で生きて行く、誰しも産まれから他の生物より持ち物良くあるなら劣ることもある。例えば、産まれから一つ目が見えない、恵まれた家の子供とか。
そしてこの世界という舞台は個体群中の不公平以外も種類という群れの不公平も存在する、寿命、身体能力それらの物を。その頂点は三つの種族がある、巨人、龍、神。だから、この三つの種族はいつも他の種族を見下げてる。自分たちは最高の種族ということを盲信し、他の物には目を向けることない。
角に言うと昔のあたくしもそうだった、それはあくまであたくし自身はそう思うだけね、その過ちをちょっとだけ改めことでまだ繰り返すとは……情けない。
今の戦場では元々力強いの巨人は五体が居た、それぞれの相手に当たった。源初の巨人アウルゲルミルはフェンリス、ベルギルミルはあのフェンリスの夫の妹、片手は吹っ飛ばされたのボルソルンは大きな盾持つ女の子とこの戦場で元も弱い女の子、そして多分この戦場で元も強い人間はフリュムとボルを同時に相手してる、アーサーの姉モーガンはそこへ乱入しヘルの妨害を邪魔してる。
「この新しい世界の構成は人間たちにとって簡単に強くられるが……それとも我々は強さに対しての執念が足りないかな?」
ともかく今はそのたった一人でフリュムとボル相手するの人間を集中しよう。一人の人間で上位巨人二名と渡り合う戦い何で普通では到底無理のことだから、それこそ英雄や勇者でもない限りでは人間は巨人を倒せない。例え英雄や勇者でも巨人や龍みたいな上位存在を倒すのは神力を引いてる物や他の上位存在の力を借りないでは無力な存在だから。一言でまとめると上位存在を倒すのは上位存在だけ、つまりこの状況だとその人間も上位存在程の実力持つではなく上位存在二人抑える程の実力を持ってる。
「一体どこからそれ程の力を身につけるだろう……」
この光景を見って堪えずにこのような疑問を口から出た、まるで幼いころ自分は他人より特別をアピールしたい為に強さを求めるの衝動がそうさせた。
「なんでそんな強いだろう?」
その疑問の答えはどうしても知りたいから例え自分の側では誰もいないことがわかった上にその抱いた疑問を風でも託したいの気持ちを込めて口に出した。
もちろん、その二人を抑えるかどうかをあたくしに聞くとしたら、その答えは出来る。だって、これでも世界樹を焼き払う魔剣レーヴァテインを持つの巨人だからそれくらいの力は持ってる。それなら何の強さ言ってる?それは人の身で有りながら、どうやってその強さを身につけるのことだ。
産まれからの強さを酔うのあたくし達は愚かのことともかく、この強さは本物だ。例えそのせいでより精進するの心を忘れたとしても、特別な個体を別として、下等生物とあたくし達の間では天地の差程の強さがあるから、あたくしと同等までではなく遊ぼ程の実力なら生半可の努力では無理だから。その努力を耐えるの耐力と精神力、この二つの強さはどこから来るでしょう?それを堪らず知りたい。
女の子は両頭の大鎌時には斬撃時には刺すた大鎌の刃使ってフリュムとボルの肉を抉う、その反面でフリュムとボルの攻撃に対して女の子はたまにはひらりと回避し、又は古い武術みたいで流した。今も無傷だった、それだけならまだいいが息も上がっていないのは流石に強過ぎだろう。
「凄すぎ…」
「まったくだ……本当に人間なのか?」
どこから現れたかは知らないかでも昔の知り合いに声掛けた。
「フレイ。」
あのうるさいうるさいと言われたグラズヘイム元も妹に嫌われた、空気読まないのシスコン、そしてあたくしと見たような性質剣持つの神。
「久しぶりね、スルト。」
「なんでオーディンのお気入りのあなたが彼の側ではなく、戦場の中でもなく、あたくしの所に来る。」
実際心当たりはあるがまだ彼の口から確認しないとなら後の行動をどう取るとしても心に何なかの後味あるから問わずにいられない。
「ああ、そのことか?それはスルトあなたが心当たりあるではないか?」
「やはりそのことが。」
レーヴァテイン、それはどんな存在でも燃やすこと出来るもの、例えそれから自分の性質相剋の水さえ燃やすの剣、でも実際レーヴァテインは二つがある、そしてその二つ以外は無数の欠片がある。だが元々強い性質持つ且つ剣の形では二つしかいない、そして九つの世界を束ねたの世界樹を燃やすには二つのレーヴァテインを集め融合しないと行けない。
では、オーディンがフェンリスを依頼した以上あたくしからレーヴァテインを回収なんでとっくに諦めたことだ、ならばフレイがオーディンから離れ、あたくしの元まで訪ねるということは一つのこと暗示してる。
オーディンの指示以外の原因でこの世界樹を巡ったの戦争の戦場の中、その鍵の一つ持ってるのあたくしの元。そんな存在は一人しかいない、ロキ。
つまり、フレイはクロだ。
「そっか、きみ。そのシスコンふりは度が過ぎた。世界樹はどうなるかはどうでもいいが、友達は燃やせたら困るから、せめてあたくしから渡すのは無理の相談だ。」
「そうか。では戦うしかないね。妹やフェンリスよりちょっと弱いがあなたからレーヴァテインを回収するの力は持つのつもりだ。」
フレイはそう言いながら勝利の剣を鞘から出しこちらに向ける。




