ラグナロク ~ 屍霊
(自己再生系の回復ですね、魔力や神力を吸収系より対応しやすい。その回復速度より上回った速度や攻撃力で圧倒すればいい、でもまずはその撃破条件を確認しないといけない。)
屍霊という魔物は…屍霊と言うより特定した魔物以外大体の魔物は二種類がある、一つは自然生成の魔物、もう一つは召喚や人工的生成系な魔物。この二つの魔物の分別は意識のあるかないかの分別です、後者のは人工的加工は可能ですが、その場合その意識は魔核というコアに宿す、そして魔核が破壊したら魔物も消える、前者でしたら生物と同じ致命的なダメージ与えたら殺せる。
だから、アウルゲルミルは前者の屍霊か、それとも後者の屍霊か。そこをはっきりしないといけない、もし後者ならその自己再生はロキの神力や魔力で即時回復できる、前者の方が対処しやすい。
(さっき試しの一撃は軽過ぎだな…もしもうちょっと強めで行くなら核があるかないか確かめるな…意識があるかないか普通では第2発目は当たらないじゃろな。仕方ない面倒だが…速さと爪でその体を切り刻むでいい。)
「破壊を司るの狼か…人より後ろから生まれよく自分のモンにする。犬ころか!来い!この巨人アウルゲルミルが破壊は一体どういう物を教えで上げる!」
(この死に損ない、いや死んだし。どっちでもいいけど、何言ってる?妾を破壊という物オシエデスデ?頭がイカれてるかな?)
「いいね!是非とも、さあさあさあさあ!」
妾は人の姿へ戻りこの爺のスタイルを合わせた、じゃないと後で言い訳にさせたら面倒くさいからな。まぁ、狼の姿も彼より小さいから言い訳するとしても理由が不足と思う。
「なんだ、メスなのか。それなら戦闘でもならないじゃないか?小娘、狼の姿の方がいいぞ。」
何を思ってるかな?このバカ巨人…どうやらこの巨人屍霊は自意識持ってるのタイプだな、ロキは勝ってる時間を見逃すことないだろう、実際人姿の妾方が逃げ機会残ってるからな。
「どうやら爺さんはバカですね。妾に勝ってる訳ないから妾が人の姿に戻ることを気がつけないか?まぁ、信じないなら掛かって来いや。」
妾の言葉は耳を入り多分怒りのせいじゃろ、アウルゲルミルの顔は赤アップルの色になって、小山くらい大きさの拳こっちへ振り下ろした。
右手の前半を獣化し元々強かったの神の肉体能力の底を再度上げさせた、その拳とブチ込んた。二つの衝擊はぶちかり合い辺りだけではなく天まで届け、この辺りの雲を払い、周りの屍霊も一掃した。
打ち消した攻撃見てアウルゲルミルは如何にも意外そうな表情妾を見た。
「ほう?仲々骨あるの小娘だな、本気ではないと言えこの儂の一撃受けても尚立っていたとは。」
え?さっきのあれはうちの世都那でも倒せないではないか?それともうちの世都那の防御力凄すぎ?そう言えば月蓮から反撃と防御ばかりの技を習ったと言ったな。でもな…原初の巨人なら無造作の一撃でも人間を殺せるくらい強くないと。
「そうかい?あなたが弱すぎではないか?」
アウルゲルミルの顔はまだ赤くなって低いな声も怒りを含めた。
「小娘。巨人の怒りを煽らない方がいいぞ、儂が本気で怒ったら損を出るのは貴女の方た。」
「……」
「黙りか。確かに貴女なら死ぬことは無いだろさ、いかに女とはいえ神だから。でも、ご覧の通り今の儂を一撃を殺すのは不可能だから、怒りの巨人はどういう物かはロキの匂いした貴女なら知ってるだろ?ならば貴女に損害を及ばないでも貴女の大切物は?」
「……」
そうだな…今の妾には…
「ロキと違い理性且つ大人の貴女なら大人の対処法は知ってるだろ?」
なんだ…こいつは高位の召喚物か…
「いいだろう。お詫びとお礼として!妾が直に送ってやろうではないか!」
「ああ。それでいい。もうずっと昔事だしオーディンたちには恨みはないからな、無理強いで破壊を振舞ったくないからな。こんな長い間過ぎて北欧の破壊代理人があると知って、それで十分だ。」
これは普通の好好爺ではないか?なんでオーディンたちに殺させた?
「ハ!ハ!ハ!やっぱり小娘ではないか?神族でも人類でもただの生き物だから。」
なっ!妾の考え事を読んだ!?いつ!?
「貴女も巨人の血を流れてるからな!子孫の心を読むなんでそれこそ無造作だ!さあ!あまり時間を無駄ではないぞ!来い!儂への礼として戦うではないか!」




