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第二話「新しい生活と師との出会い」

翡翠はその男についていった先には、

豪華なお屋敷だった。


白い壁に赤い柱という

中国の唐風な建物だった。

翡翠はあまりにも大きな館なので

唖然としていた。


「ここが私の館だ。

さぁ、入りたまえ。」

「…」

翡翠は言われるが

ままに館に入った。


寝室のような部屋に

つれてかれ、

数人の召し使いの

ような女性が来た。

「この者を湯に浸からせて、

新しい服に着替えさせなさい」

「はい、かしこまりました。」

と、男は部屋をでていき、

翡翠はお風呂に入り、寝室に戻ってきた。

女たちは翡翠に服を着せた。

服も唐風な柄である。


再び男が部屋に来た。


翡翠の容姿が一変して

清潔感あふれていた。


「おお、綺麗になったな」

「ほんと、美しいですよ」

翡翠は色々褒められ、

頬を赤くさせ照れた。

「さて、紹介が遅れてしまった。

私の名前は灰簾かいれん

このものたちは

お前の世話をしてくれる。

存分に使え。」

「…うん」

「今日からよろしくな翡翠。」


と、お互い深々礼をした。


初めは慣れない生活に

ヘトヘトだった翡翠も

灰簾の館での

裕福な生活に慣れた頃のある日。


翡翠は灰簾に呼び出された。


「…話とは何ですか?」

「うむ、それはだな、

お前に剣術の修行を

受けてもらいたい。」

「!…剣術ですか?」

「そうだ。お前には、

武人として成長してほしいのだ。

さすれば、お前の為になるし、

我が一族の為にもなる。どうだね?」


「…灰簾様の為になるなら俺、

修行受けます!」

「…そうか、よかった。

では、明日剣術の師匠の元へ

連れていくから

心待ちしておれ。」


こうして、剣術の修行を

受けることになった翡翠。

そして、翌日。仕えの者により、

師匠になる方の元へ向かった。


着いた場所は小さな

お寺のようなところだった。

翡翠が門の前に一歩出て、力強く門を叩いた。

「すいません!!」

呼んだが、しんと静か辺りはだった。

留守なのか?と思ってたら、門が開いた。


姿をみせたのは、

青い髪で三つ編みの

見るからに優男がでてきた。


「…客人が来るとは、

珍しいな。」




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