王も神さえもいない世界
現代劇です。(笑)
「大王さま~、王さま~。どちらでもいいですからおられませんか~?」
「多分神さまんところじゃない?」
聖乙女は雑に答える。
「じゃあ乙女先輩でもいいですから彼女たちの相手をしてもらえませんか」
「えぇ~、やだよそんなめんどくさい。取り敢えず賢人くんで、適当に相手しといてくんない?」
「いや、そこは僕よりも先輩でしょう。仮にも上級生なんだから」
「もう~、使わないわねえ。これじゃ名前が泣くってものだよ」
「先輩に言われたくないですよ。名前は聖女でも実際は怠惰な俗人だもんなぁ」
「なにか言った?」
呆れぼやく賢人をキッと睨み付ける乙女。確かにこれは聖女とは程遠い。
「いえなにも。
はあ~、やれやれ。人使いの荒い先輩を持つと大変だよなぁ、全く。
それじゃ僕の方で相手してきますから、後で文句とか言わないでくださいよ」
「うん、じゃあ任せたから、いってらっしゃ~い」
笑う乙女に従う賢人。上下の関係は厳しいようだ。それとも一応は男性としての女性への配慮なのか。まあ、なんにしてもこれも一つの処世術には違いない。
春の新入生部活見学会。
これは黒井賢人ととある高校の偶然変な名前を持つ者たちの集った部活の一幕である。
ネタばらし(笑)
[顧問] 神 太陽
[部長] 大王 正史
[副部長] 王 統治
[先輩部員] 聖 乙女
[後輩部員] 黒井 賢人
こんな設定でなにか書きたかったのですが、生憎ネタが出ませんでした。
なお、これらは全て実在する名字らしいです。他にも王子等も。




