第26話 許都遠征 ~華蓮と貂蝉~
華蓮は黄月英と別れた後、琴葉と荊州の所要たる人物の生活圏に蜘蛛の巣張りに奔走していた。
劉表、劉琮、劉備、諸葛亮…
「琴葉ちゃん頑張るわね、これで主だった人物の周りに蜘蛛の巣を張る仕事も終わったわね」
「えへへー、琴葉、褒められるの大好きなのですー」頬を赤らめる琴葉。
「次はその蜘蛛の巣を早速使ってもらうわよ、ウフフ」
「何ですか?何ですか? … 琴葉ちゃんはー、覗き見大好きですよー」
「いい子ね、私がこれからいう事を聞いてね」
「もう、華蓮様の言うことは何でも聞いちゃいますー」
「まずは、孔明の書斎に潜んでもらえるかしら?」
「孔明の書斎で、何を待つのですかー?」
「きっと、黄月英が訪れるから … 」
「うんうん … それから、それから?」
「孔明は、月英に尻を叩かれて劉備のところに行くことになるのよ」
「華蓮様は何でもお見通しなのですねー」
「その後は劉備のところに、蜘蛛の巣移動をして ……」
「いどー、してー …… 」
「劉備の謁見の間での様子を見届けてもらいたいの」
琴葉がニコニコ、デレデレしながら頷いているのを見て
心配になった華蓮がもう一度言います。
「で・き・る・か・し・ら・?」
「もちろんできますともー」と言ったかと思うと蜘蛛の姿となった、
琴葉はその場から消えました ―――
きっと、孔明の書斎に蜘蛛の巣移動をしたのだと思います。
あまりにも素早い琴葉の動きに、華蓮は呟きました。
「もうあの子ったらー … 、さて私は少し時間が出来たし、天界の神殿に戻り役者を呼んでこようかしら …… ウフフフ 」
華蓮の身体は上空に浮き、光の尾を残し天空へと姿を消していった。
◆天界のカレンドール(華蓮)の神殿◆
華蓮は神殿に入ると、大きな声で自身の聖女を呼びました。
「貂蝉!貂蝉はいるかしら? … ちょうせーん!」
奥から、美しいしい女性が走り寄ってきて、カレンに抱き着き、満面の笑みを湛えて話します。
「華蓮さまー!ずっーーーと、会いたかったんだよ。もうどこで、何をしていたの?」
「あら、貂蝉ちゃん、あなたの色欲の神能は私には通じないの、お忘れかしら?」
「テヘ!やっぱり無理かー」と、自身の頭に拳骨を落とす貂蝉。
「もういいかしら、それよりこれから面白い劇が始まるから、一緒に見ましょうね」
「うん、久しぶりの華蓮様との水晶人形劇ね ……
貂蝉楽しみー」
「貂蝉? … 美女連環の計の時みたいに、もう少しおしとやかには話せないかしら?」
「ムリ、ムリ … 華蓮様には本当の私を見て欲しの …」
「もう、いいわ …」いつもの会話を切り上げ自身の部屋に移動してった。
―――――
寝室に来ると、ソファーの前のテーブルに水晶を置き、
華蓮がソファーに座ると、その横で腕を組み身体を預けて座る貂蝉。
水晶が光を放ち … その後、蜘蛛(琴葉)の視覚と聴覚が、映し出されのと同時に音が伝わってきた。
◆孔明の書斎◆
(800の目は全てを見通すわよ ……
どんなお話や事件を見させてくれるのかしら 、えへへ)
蜘蛛となった琴葉が、天井の梁に張られた蜘蛛の巣で、
目を赤く光らせる琴葉が孔明の書斎の様子を映し出しました。
書斎には真剣に書面を見てアドバイスする澪と教えを受ける孔明、
二人の関係はどうやら、師弟関係が成り立っている様でした。
(おや、微かな琴葉ちゃんの神気が …
また、転生門を潜ったみたいね、あの家族たち)
蜘蛛の琴葉に気付いているのか、からかいてい気持ちはあるけど、
琴葉に声を掛けるのは禁忌に触れることをもどかしく思っているのか、
どことなく寂しい表情を浮かべる澪でした。
(まっ、直接会えあなくてもいい…華蓮が私をここに導いてくれたのこういう事なのね。
少しでも、星愛と紗良、そしてその家族に近づけるようにと思って …
ありがとう、華蓮)
澪は蜘蛛の巣を見て微笑みました。
蜘蛛の目が水晶玉に映し出している映像を見て貂蝉が呟きました。
「あら、澪様が孔明のところにいるなんて …」
不安そうな顔で華蓮の顔を覗く貂蝉に気付いたのか、
貂蝉の肩を引き寄せカレンが言いました。
「貂蝉、まさか本当に『美女連環の計』で本気に人の子の愛欲を知ったのかしら?」
「呂布と董卓の中を割くあの計で、
あの二人の魂は逆に磨かれたのを華蓮様は知っているじゃないですかー …
華蓮様の意地悪」
貂蝉は華蓮の柔かい胸に顔を埋めます。
華蓮は貂蝉の頭を両手で抱きしめ、ほのかに香る花の香を楽しむかのように、
貂蝉の髪に顔を埋めながら問いかけます。
「貂蝉 …… 色に溺れず、色欲の聖女として、感情を通して魂の扉を開き、その心を浄化する神としての役割を忘れていないわよね」
「華蓮様、私が溺れるのは華蓮様だけです。
色欲の聖女としての仕事は、美女連環の計の時もしっかり役割は果たしたでしょ?」
「そうね、だからあの二人、断絶してもいい魂だったけど、
あなたの浄化で修復された魂が ……
今頃、冥府の神ハデスが二人の魂と会話して次の転生先を考えている頃ね」
貂蝉は同意する代わりに、可愛いく知的な雰囲気を醸し出す華蓮の唇を見つめます。
「あら、水晶球に動きがあったわね … 」
華蓮は優しく貂蝉の腰に手を回し、二人で水晶球を見つめました。
◆孔明の書斎◆
月英がいきなり公明の書斎に入ってきました。
澪が何かを孔明に教えているのを見て、一瞬躊躇いましたが ……
孔明が、部屋に月英が入ってきたことに気付かない姿を見てなのか、
次の瞬間、月英は大きな声を出していました。
「ちょっと、亮ちゃん、いま劉備様のところに行って、『漢江渡河許可証の推薦状の件、ありがとうございました』とあいさつに行ったけどキョトンとした顔していたのよ」
……
「おかげで、顔から火が出るほど恥ずかしかったんだから!」
「落ち着きなさい、月英。君は気が早すぎるとは思いませんか …
今朝言われて、まだ昼ですよ。
でも、安心しなさい。もうここに推薦状は書いてあります」
踏み机の書簡箱から推薦状を取り出す孔明。
「それにいま、澪師匠に大切な講義を受けているところです」
「あっ、澪師匠、すみません …
恥ずかしいところを見せてしまいました」
顔を赤らめる月英に、孔明と澪は優しく微笑んでいます。
澪が推薦状の件で、良い考えを思いつき口を開きました。
「今日の講義はここまでとしましょうか?」
澪からの突然の申し出に、孔明と月英は少し戸惑いの表情を浮かべました。
その表情に気付いた澪でしたが、話しを続けました。
「ところで、漢江渡河許可証の推薦状の件でもめているみたいだけど、
推薦状じゃなくて、孔明が劉備のところに直接行って直談判すればいいだけの話しではないかしら?」
そして澪は何を思ったのか蜘蛛を見つめ、にっこり笑いました。
どうやら、蜘蛛の先にある華蓮に微笑んでいる様でした。
澪の話しを聞き、顔を明るくした月英からも孔明にお願いしました。
「亮ちゃん、お願い。時間がないの … 」
孔明は優しく微笑み、応えました。
「その可能性は察していましたよ。
今、曹操の動きが活発だから … 華蓮さまが動くという事は、
きっと、夢咲から頼まれたのでしょう。
私も、夢咲の考えには賛同していますので、将来、私達の力になることを期待していますよ」
蜘蛛に話しかるかの様に、目を細め、蜘蛛を見つめる孔明。
澪が蜘蛛をしきりに気にしていることに気付いての、
孔明の天性の感がそうさせたのかもしれません。
水晶玉を見ている華蓮は微笑み独り言のように呟きました。
「孔明と言い、澪と言い ―――
まるで蜘蛛の目の向こうにいる私に話しかけているみたいね。
これから先、この二人は夢咲の良き協力者になって欲しいですわね。ウフフフ」
一方の孔明は月英に手伝ってもらいながら、身支度を整え、庵を後にしました。
◆水晶球を見る華蓮と貂蝉◆
「ねえ、華蓮様 … ひょっとして澪様の導き神として澪様を孔明に紹介たの?」
「ええ、そうよ。気になるかしら?」
「うん、とーっても気になる。
この間の50年に一日だけ許された澪様との再会の時間、
二人の関係になにか進展あったんですか? ……
たとえばー …… こんな風に」
貂蝉は華蓮の胸にそっと耳を当てると、
華蓮の神核と貂蝉の神核が反応し、星屑が少し体から零れ落ちました。
「貂蝉、ふざけないで …… ほら劉備の館の謁見の間に孔明が来ましてよ」
―――
謁見の間に入った孔明は、片膝ついて劉備が来るのを静かに待っていました。
暫くすると、奥から大きな漢の笑い声と、重く、ゆっくりした足取りで3人が近づいてくるのが分かる。
足音は孔明の前に止まり、「待たせたな孔明、面を上げよ」
孔明が面を上げると、そこには、劉備玄徳、関羽雲長、張飛翼徳の三人が立っていた。
「劉備様におかれましては、ご機嫌麗しゅうございます」
「まあ、そう畏まるでない … 主は、今日は非番であったであろう?」
関羽がしばらく考え、「おう、そうであった、そう言えば今朝方、黄月英が来おったぞ ……
何て言っておったかの … そうそう、『漢江渡河許可証の推薦状の件』とか言っておったが。
主はその事できたのか?」
孔明は両手を頭の前で組み、一礼して立ち上がり話を続けた
「さすが関羽殿、察しがよろしい。
単刀直入に言わせて頂きますと、夢咲なる国はご存じですか?」
劉備が顔を緩ませ微笑んだ。
「国となっての面識はないが、黄巾の乱の時に目の前で家族を失い、男どもの欲求を満たすがままに弄ばれ、生きる希望を失った女子を引き連れていた、
確か、妃良、芳美、美優、華蓮の5人じゃったな。
なかなか気持ちのいい女傑だった」
孔明が驚いた表情を見せながら口を開きました。
「な、なんと …… 既に夢咲の五傑とお会いされていたのですね。
さすがは志を共にするものは惹かれ逢うのでございますな」
劉備が「孔明よ、少し話が長くなりそうだな …… そこの卓で話すとしようか」
劉備が近くの卓ではなく、わざわざ琴葉の蜘蛛の巣の下にある卓を指し、4人は卓へと歩き出していきました。
◆水晶球を見る華蓮と貂蝉◆
華蓮が、「まっ、まずいわね。予定変更よ … 貂蝉!私達も今から謁見の間に行くことにしましてよ」
貂蝉が頬を膨らませ、「嫌です!あの関羽は私を切ろうとした男なのですよ」
「それが、いいのよ。でもこの人形劇には二人の人形使いがいるの。
行って、話しを聞くのが得策なのよ」
「でもー、今晩は華蓮様と久方ぶりの二人の夜になる予定だったんですよ」
華蓮は呆れた顔になり、「仕方ないですわね」と呟き、ため息をついた。
華蓮は自身の神核を光らせ、貂蝉の神核と重ねると、耳まで熱くなるような感覚が…
お互いの神核の光が重なった部分から、鮮やかな星の屑が生まれる。
貂蝉は頬を朱色に染めながら、星の屑を大切に保管し、華蓮を見つめて話した。
「まだ、子供を錬成するには足りないわね …… でも、続きは次の機会に沢山お願いします」
華蓮はニコリとほほ笑み、貂蝉の腰に手を回し、天界を飛び立ち地上界へと光の尾を残し降下していきました。
◆劉備の謁見の間◆
4人が卓を囲むと、まるで示し合わせたか様に劉備と孔明が梁にある蜘蛛の巣を見つめます。
劉備と孔明はお互い顔を見つめ …… 「ここは劉備様からどうぞ」と、劉備に次の言葉を譲る孔明。
劉備は再び天井を見つめ「のう、そこの蜘蛛よ。主もここに降りて話を聞いてもいいぞ」
(まっ、まずいではありませんか … えー、どうしよう … )
瞬間的に『創世神話』が答えました。
(あの髭だるまの膝の上に落ちて、「ごめんちゃーい」と言え)
蜘蛛の琴葉は創世神話がだした言葉に動揺を隠せない ……
(えっ、あの見た目一番駄目な奴の上に落ちるの?!
え、えーい …… どうにでもなれー)
蜘蛛の巣から落下し、髭だるまこと張飛の膝の上に落下と同時に琴葉の姿になる。
「ごめんちゃーい」
「うおー、何なんじゃ、お主妖怪か化け物か!
兄者(関羽)、何とかせい!」
張飛は立ち上がろうとしたが、
不安そうな琴葉の目を見て――
「……す、すまん、驚かせたのはわしの方だな。お主、大丈夫か?」
関羽は苦笑いしながら剣を納め、
「お前は何をするにも脇が甘いんじゃ」
と弟(張飛)を叱咤するように声をかけました。
関羽は驚きを通り越し、張飛の慌てぶりに腹を抱えて笑います。
「ハッハッハ、何じゃ、一騎当千の男が何を慌てふためいている、たかが童の妖怪一匹に」
その言葉に琴葉に火が付く … 張飛の大腿に座ったまま卓を叩き、
「誰が妖怪なんですかー!!こんなに可愛い子を捕まえて妖怪は酷いじゃないですかー!!
私は琴葉!夢咲の国の琴葉ちゃんよ」
琴葉はにっこり笑い白い歯を見せました。
琴葉の言葉の後、光りの尾が、謁見の間に降り立ち、直ぐに行動に移しました。
華蓮の姿を見て関羽が「何者!」と一喝する。
(あら、僅かばかし神威を発動しているけど、ここの男たちはひるまない様ね。
面白いわ フフ、フフフ)
劉備が直ぐに気付き声を掛けます。
「お、おー、そなたは、あの時の華蓮殿であろう」
その言葉を聞き、関羽も張飛も直ぐに気付き、謁見の間は混乱の渦中に入っていく。
そしてさらに追い打ちをかけるように華蓮が後ろを振り向き声を掛ける。
「そんなところに隠れて何をしているのかしら?貂蝉ちゃん早くこちらにいらっしゃい」
(えー、私を切ろうとした関羽の前に出るの!?嫌よー ……
でも華蓮様の命令は絶対よね)
渋々、謁見の間に入る貂蝉 ―――
一同驚きの表情を浮かべたが、関羽だけは違った。
貂蝉を見た瞬間、関羽が怒鳴る。
「おのれ、妖怪!我が成敗してくれるわ!
今度は関羽が刀の柄に手を掛けた瞬間、華蓮が神威を発動する。
刹那、糸が張り巡らされ、一歩動けば首が落ちる感覚に襲われる。
百戦錬磨の漢たちは身動きが取れなくなる。
一同、背中に冷たい物を感じ、張飛に至っては琴葉を抱きしめ怯えていた。
「髭だるま、力強すぎ!痛いんですけどー」と琴葉は嘆きます。
華蓮は舌で上唇を舐め、一同鋭い断絶神の目で根回し啖呵を切った。
「断絶神カレンドールよ!憶えておきなさい ……」
次に柔かい微笑みを浮かべて華蓮は一同にお願いをしました。
「このことは他言無用でお願いしますわ」
一同、頷き、孔明がにっこり笑い、こうなる事を予測していたかのように口を開きます。
「やはり、この話は首謀者の華蓮様同席がしっくりきますね」
劉備が「孔明、主は華蓮と知り合いだったのか?」
「ええ、私に澪様を師匠として紹介したのも華蓮様です」
「おお、あの優秀な技工士の澪殿を紹介したのか?」
「ええ、そうです。私の婚約者の黄月英を紹介したのも澪様でして」
ここで、華蓮が口を挟む。
「さすがでございますわ。
劉備、孔明のお二方とも蜘蛛の琴葉に気付いていたとは ……
でも、孔明、いささか策に溺れ過ぎではございませんか?
蜘蛛の琴葉に気付きながら、私を呼び出すなんて、生意気でしてよ」
「恐れ入ります、華蓮様。
しかしながら、神であるあなたが交渉するのが一番と考えての行動、
琴葉様を利用させていただきました」
劉備が「しかしながら、このような形で私共の動向を探るとは、
私共は余程警戒されているという事でしょうか?」
華蓮孔明に尋ねました。
「あなたの天下三分の計を劉備に話してもよいかしら?」
孔明は華蓮に微笑み、頷きました。
華蓮は孔明の蜀、呉、魏の三勢力によって拮抗状態を作り出し、魏の一人勝ちするのを妨げ、最終的には、漢王朝を復興する計の説明をし、さらに夢咲の立場を話す。
「夢咲としては国何て興味はないわ …… 私達が創造した世界ですから滅ぼすことも容易くてよ」
華蓮の静かな凄みに、4人とも信じざるを得ないと、唾をのみます。
「もう、髭だるま、頭をそんなにガシガシしないで … 髪の毛ぐちゃぐちゃになっちゃう」
琴葉だけはいつもと変わらぬ様子でした。
張飛と琴葉の奇妙な関係を見て微笑み、華蓮は話を続けました。
「夢咲は空の星々に興味があるの …… でも残念なことに天界からはいけないのよ」
孔明が微笑み、「それで、華蓮様の言う、この地上界を足掛かりに、星々を手中に収める準備をなさるという事ですね」
華蓮が頷き、「そのため、まずは経済の統一を図り、この星の資源を活用していくのよ。
あなた方の言葉を借りれば経済でこの国を統一したいだけですわ」
一同が頷き、劉備が口を開きます。
「なかなか、面白い発想だと思います」
華蓮は優しく微笑み、今回の遠征の目的を話しました。
「夢咲の中立を曹操に理解させ、不可侵を認めさせるのが主目的でしてよ。
勿論、あなた方にも不可侵は認めてもらうわよ」
劉備はにっこり笑い尋ねます。
「夢咲の経済構想に私共の国も乗せていただけるのならば …」
華蓮はニヤリと笑い、目を細めて応えました。
「当然ですわ、夢咲の経済の糸の上に乗れば繁栄は約束されましてよ。
但し、国として残っていればの話しですわ … フフフ」
劉備は両手の拳を頭の前で合わせ、深く頭を下げる。
その姿には、漢王室の末裔の気品が漂っていた。
「澪様、よろしく頼みましたぞ」
華蓮はにっこり微笑み最後に付け加えます。
「さて、漢江渡河許可証の推薦状は書いてもらえるかしら?」
「もちろん協力させていただきます。
ところで曹操にはどうやって近づくのですか?」と劉備が華蓮に問いかけた。
「簡単な事ですわ、この貂蝉を使って早々に近づきますわ ……… フフフ」
四人の漢と二人の女神、一人の神の転生者は明け方まで曹操攻略談議に花を咲かせた。
―――
「髭だるま、頭の撫で方上手くなったですねー」と喜ぶ琴葉の声で、曹操攻略談議は終わりを告げました。
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