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創世神話Ⅰ 女神たちが紡ぐ三千五百年物語  作者: ゆみとも
第一章 神婚の儀

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第104話 斯音(李斯)と夏侯淵


八月も中旬を迎え、昼の暑気はなお厳しい。だが夜になると川風が心地よく、五階の会議室には窓を開け放った隙間から爽やかな涼が流れ込んでいた。

今日の灯花は薫衣草(くんいそう)(ラベンダー)の香りを漂わせ、場を静かに包んでいる。


私は一礼し、会議の目的を告げた。

「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。これから定軍山の開発協定について話し合いたいと思います」


出席者の視線を集め、まずは地形から切り出す。

「ミレイア、定軍山のホログラムを中央に投影して説明してくれる?」


後方に控えていたミレイアのホログラムが頷き、私の横に立つと、テーブルに定軍山の地形が浮かび上がった。

大巴山脈の北嶺に連なる十二連珠山が青白い光で立体的に描かれ、皆の目を奪う。

その様子を見て、ミレイアは少し間を置いて語り始めた。


「定軍山は漢水谷地の南側に広がっています。主峰は標高八八三メートル。周囲には十二連珠山と呼ばれる峰々が連なっています」


孫瑜が腕を組み、皆に聞こえるように意見を述べた。

「もし私が曹操の将なら、この地に軍を布陣しますね。劉備軍が南から大巴山脈を越えてくれば、最初に対峙するのは十二連珠山。劉備にとっては定軍山を攻略し、次に漢水へ進むのが自然な流れでしょう」


徐庶は片手を顎に添え、低く渋い声で続けた。

「定軍山には十二連珠山が連なり、兵を隠すには格好の地形。劉備の陣営からすれば見通しが悪いが、曹操の側から見れば奇襲や防衛に適した天然の要塞。まさに陣を構えるにふさわしい場所ですな」


徐庶の話に耳を傾けていると、突然、投影されていた青白いホログラムの一部が赤く染まった。

十二連珠山と漢水谷地が赤色に変わり、私は息を呑む。


――えっ、なにこれ……。


頭の奥に声が響いた。

「あら、神能を使う者がいると思ったら、華蓮じゃなくて星愛(ティア)だったのね」


――この声、華蓮じゃなくて……。


「私よ、エレシュキガル」


――エレシュキガル様!? どうして……。赤い瞳を持つ者の繋がりなの?


「そういうこと。今は星愛が私の『導く者』の神能を使っている状態なのよ」


――『導く者』って何ですか? 私、神能を使うつもりなんて……。


「冥界の導き手は忙しいの。魂を冥界へ導く予定を立てているからね。赤く見えるのは、亡くなる人たち。残命日数は見えないかしら?」


――そんなもの、見えるはずありません!


「そうか……今は覚醒前の暴走ね。星愛は来年十八歳でしょう? その時には華蓮の神能も、私の神能も自由に呼び出せるようになるはずよ」


――十八歳と神能に、どんな関係が……。


「ごめんね、玄冥原の魂が冥界で溢れていて、整理で忙しいの。悪いけど、またね」


――エレシュキガル様! 待って……!


「星愛! 星愛!」紗良が大きな声で叫ぶ。

「どうしたの、しっかりして」曹英が肩を支え、心配そうに声をかけてきた。


「えっ!」私は二人の顔を見て、茫然とした。


紗良が心配そうに私の顔を覗き込む。

「徐庶殿の話の途中で、目が赤く光って……」


目を赤くした曹英が抱きしめてきた。

「そうよ、一体何があったの。徐庶殿の話が終わっても反応がなくて……体調が悪いの?」


私は情けない微笑みを浮かべ、首を左右に振った。

そして、華蓮の時と同じように視界が赤くなり、エレシュキガルとの会話を皆に語った。


孫尚香が思い当たるように私の頭を撫で、微笑みながら口を開いた。

「私は美優様の聖女として仕えているから分かるの。神は十八歳を成人とし、その年齢で神能が覚醒すると言われているのよ」


「でも、私は神ではない……ただの人の子よ」


孫尚香は首を横に振り、優しく諭した。

「星愛は女神芳美様から生まれた人の子なの。紗良も碧衣も琴葉も同じで、皆女神から生まれた存在。紗良は月弓、碧衣は銀の鉄扇、琴葉は蜘蛛娘――人並み外れた力を持っているでしょう?」


会議に出席していた者たちも、孫尚香の言葉に真剣なまなざしを向けていた。


「不思議に思わなかった? どうして自分だけ特別じゃないのかって」

「いえ、そんなこと考えたことは一度もありませんでした」

「星紙幣を提案し、今の星環府を築いたのはあなた。その功績だけでも神と呼ばれてもおかしくないわ」

「でも、曹英がいて、澪がいて、紗良がいて……今がある」

「詳しくは禁忌に触れるから言えないけれど、エレシュキガル様の言葉は正しい。人の子であっても、女神の影響は必ずある。そして十八歳までに覚醒する。今はその断片が暴走しているだけ――そう考えて間違いないわね」


(悪いことではなさそうだし、十八で答えが出るなら、今を大切にしないと……)


私は気持ちを切り替え、会議を続けることにした。

「よくは分かりませんが、今は会議の続きをしましょう」


そう言うと、紗良と曹英が私を抱きしめ、頬を寄せてきた。

「あまり無理はしないでね」

二人は口を揃えてそう言い、席へ戻った。


「さて、徐庶様の話の続きは……」

ここで孫瑜が手を上げ、私は頷いて促した。


「星愛様の話では、十二連珠山と漢水谷地が赤く染まったとのこと。つまり、そこで多くの魂が散るということですね」


徐庶が目を細め、孫瑜を見つめる。

「孫瑜殿、それは曹操陣営の敗北を意味するのですか」


孫瑜は深く頷いた。

「その通りです。十二連珠山が赤いなら多くの命が失われる。大巴山脈が赤ければ劉備陣営の敗走を示す。しかし漢水谷地が赤いとなれば――」


「曹操陣営ですな」


思わぬ席から声が響いた。徐庶と孫瑜が振り向くと、苦悶の表情を浮かべる斯音(しおん)(元秦の李斯)がいた。


(あーあ、また秦時代の言葉を使って、星蓮様に足を踏まれている)


「す、すみません……話が面白すぎて、つい昔の言葉が出てしまいました」


背筋を伸ばし、斯音は皆を見回して続けた。

「いつ敗走するかは分かりませんが、曹操陣営が敗れるのは確実です。そうなると、彼らと結んだ開発協定はどうなるのでしょう」


斯音が私に視線を向ける。


「劉備殿やその陣営の将とは、星環府は黄巾の乱の頃から親交があります。協定は間違いなく劉備に引き継がれるでしょう」


私は劉備や諸葛亮の顔を思い浮かべながら答えると、斯音は自信に満ちた表情で進言した。


「それなら、すべてに利益となる内容で交渉するのが得策です」


その言葉に惹かれ、私は続きを促した。


「星愛様が見た赤い景色ではない場所に、夢咲学術院の建設を約束するのです。教授内容は人の子に公開しても差し支えない学術ですが、この時代では最先端のもの。曹操陣営とて夢咲の技術を欲するはずです」


私は優しく微笑み、「いいわね」と一言添えた。


会議に出席した者たちも皆頷き、斯音の案を採用することが決まった。


斯音の澄んだ黒い瞳が私を見据えた。

「星愛様、夏侯淵の人となりを教えて頂けないでしょうか」


私は少し目を伏せ、頬に人差し指を当てて考え込む。

やがて静かに顔を上げ、斯音の瞳を真っ直ぐに見返した。


「夏侯淵は疾風のように軍を動かす人です。曹操からも“我が疾足”と呼ばれるほど、迅速な行軍を誇りました。

けれど速さを重んじるがゆえに、慎重さを欠くこともありました……。

琴葉が長坂橋で見ていたでしょう?」


琴葉はにっこり笑い、自慢げに語る。

「そうそう、橋の反対側に立つ髭だるま(張飛)に一杯食わされたんだよね」


斯音の視線が琴葉に移り、両手を胸に当て瞳を輝かせた。

「琴葉様、そのお話は興味深い。交渉材料になるかもしれません」


琴葉は得意げに続けた。

「髭だるまが長坂橋の中央に立ち、鬼の形相で涯角槍を構えて曹操軍を睨みつけたの。

『我こそは燕人張翼徳なり!命惜しき者は近づくな!』と叫ぶと、川面に響き渡る咆哮に敵の馬は足を止め、一方、橋の下では張飛の兵が橋脚を切り崩していた。

最後に槍を肩に担ぎ、静かに背を向けて『兄者、民は守ったぞ……』と去っていったんだ」


秦の四女神のうち扶美と亜亥は手を合わせて目を輝かせたが、恬香と斯音は頭を振り、苦笑を浮かべる。


斯音が口を開いた。

「少し考えれば分かりそうなものを……武勇に惹かれ、盲目になっていたのかもしれませんね」


恬香が頷き、神妙な面持ちで言葉を添える。

「私なら迷わず弓隊を前に出し、相手を退けます」


徐庶は二人を見つめ、苦笑を浮かべた。

「夏侯淵はそういう漢です。武勇を好み、その動きは迅速。だが武勇に目を奪われることが多い。

それでも忠義と誠実さは誰もが認めるところで、家族や仲間を思う心は深く、曹操陣営に欠かせない存在でした。


勇猛でありながら、人の情を忘れない――それが夏侯淵の人となりだと、私は思います」


「夏侯淵と言う漢が何となく見えてきました。私が夢咲に、漢中の発展に寄与する内容で『定軍山の土地開発協定』をまとめてみます」


斯音が静かだが重みのある声音で宣言した。

その後は土地開発の内容について話し合い、夜は更けていった。




―――――


夢咲南鄭府から定軍山まではおよそ三十キロの道のり。

しかし夏侯淵は定軍山には布陣せず、さらに北へ九十キロ離れた陽平関を守っていた。


私たちは『定軍山開発協定』の承認権を握る夏侯淵のもとへ向かうため、南鄭から百二十キロの道を進んだ。

平均時速六十キロで走っても、到着には二時間を要する旅路である。


陽平関は城固の北方、秦嶺山脈の南口に築かれた関城。

峻険な山壁が迫り、濜水の流れは谷底で白く泡立つ。

狭い関道は星馳が速度を落としてようやく通れるほどで、その走行音が岩肌に反響した。


川霧が漂い、湿った空気が星馳やジャイロバイク、ロックモービルにまとわりつく。

やがて視界の先に苔むした城壁が姿を現し、古の要塞の影が私たちを迎えた。


その足元には、農民が刈り入れを終えた稲を干す素朴な風景が広がっている。

戦の緊張と生活の営みが、奇妙に重なり合う光景であった。


城門に到着すると、夏侯淵が自ら手を振り、こちらへ歩み寄ってきた。

「星愛殿、元気そうで何よりだな」

「夏侯淵殿も、相変わらず大きな声で元気そうですね」


挨拶もそこそこに、私たちは陽平関の入り口をくぐり、会議室へ向かって歩き出した。

外壁と同じく湿気が多いのか、通路の壁にはところどころ苔が色を添えている。


歩きながら、夏侯淵の視線が曹英を捉えた。

「曹英様も元気そうですな」

曹英は涼しい顔で、「相変わらずうるさい人ですね」と軽く窘める。


言われ慣れているのか、夏侯淵は気にも留めず、今度は紗良に声をかけた。

「紗良殿は弓術に目を引かれますが、さらに磨きをかけたと聞きましたぞ」

紗良は優しく微笑み、「夏侯淵様こそ、武術の鍛錬を怠らないと伺っています」と返す。

「左様ですな。鍛錬は私の取りえですので、やめるわけにはいきませんでな」

豪快に笑い、続けて孫尚香へ向き直る。

「孫殿とは、魏と呉の関係なしに手合わせを願いたいと思っております」

孫尚香は苦笑しながら答えた。

「夏侯淵殿が望まれるなら、いつでも相手をします」


夏侯淵は満足げに頷き、尚香の隣を歩く琴葉へ声をかける。

「琴葉殿は相変わらず可愛いですな。最近姿を見せず、茶飲み友達がいなくて少し寂しかったわい」

「えへへ、夏侯淵の叔父さん、そんなふうに思ってくれてたの。嬉しいなあ」

冗談とも本気ともつかない調子で、二人は楽しげに言葉を交わした。


(夏侯淵さん、こんなにまめな人だったかしら……)


私がそんなことを考えていると、後ろの恬香(しずか)が感慨深げに言った。

「陽平関は、私たちの頃はただの関所でしたけど……今では漢中から来る者たちに睨みを利かせる要塞になっていますね」


その声が耳に届いたのか、夏侯淵が立ち止まり、振り向いて恬香を見つめた。

「ひょっとして、恬香様ですか。張郃からお話は伺っております」


恬香は答えず、少し首を傾げて微笑む。

「まるで蒙恬のことを見てきたような御仁と聞いておりましたが……陽平関の昔を知っているような口ぶり。確かに、昔のことをご存じのようですね」


そう言ったあと、夏侯淵は後ろに控える星蓮に気づいた。

「これは、伏皇后……いえ、星蓮様。ご機嫌麗しそうで何よりです」

「夏侯淵殿、私はあくまでも付き人です。皇后だったのは過去のことです」


星蓮は小首を傾げ、上品な微笑みを向けた。


ちょうどその時、会議室の扉が開かれた。

私たちは案内に従って席へ進み、斯音を中心に、私と曹英が左右に、他の者たちもそれぞれの位置に立った。


一斉に椅子を引く音が会議室に広がった。

窓から零れる柔らかな陽光が、テーブルの茶から立ち上る湯気に反射して揺れている。


夏侯淵の隣には徐晃が座り、私たちに穏やかに挨拶を向けた。

「星愛様、曹英様、それに星蓮様。お元気そうで何よりです」


私たちは微笑みを返し、私が口を開く。

「徐晃殿も変わらずお元気そうですね」


夏侯淵は、会議室までの道中での出来事を徐晃に語り終えると、こちらへ視線を戻した。

「星愛様がここに訪れたのは、『定軍山開発協定』の許可を得るためで間違いありませんな」


単刀直入な問いかけに、私は姿勢を崩さず頷いた。

「はい。そして今回の開発については、こちらの斯音が担当します」


私が視線を向けると、斯音は静かに一礼した。

「斯音と申します。開発協定の意図を察してくださるとは、夏侯淵殿は噂に違わぬ、時間を大切にされる将とお見受けしました」


夏侯淵は満足げに頷き、問いを投げる。

「では、定軍山をどのように開発するのか、お聞かせ願いたい」


「まずはリニアモノレール駅の建設から始めます」

斯音が亜亥(あい)に目配せすると、亜亥は静かに頷き、二枚の絵をテーブルに広げた。


漢中の田畑を貫く高架橋、その上を走るリニアモノレール。

そして駅を中心に建設される夢咲学術院の建物――。


紙が開かれる音が会議室に響き、夏侯淵と徐晃は思わず顔を見合わせ、次の瞬間には絵に釘付けになっていた。


「リニアモノレールの駅は南鄭と城固を結びます。

その中間にある定軍山に駅を設置することで、南鄭からは十五分、城固からは四十五分で往来が可能になります。

さらに、長安と巴東も六時間で結ばれることになります」


夏侯淵の視線は、驚きの色を宿したまま斯音から離れなかった。

「本当に、このような龍のような乗り物が走るのか……いったい何人を運べるのだ」


斯音は首を傾げ、余裕の微笑みを浮かべる。

「座席百七十七人、立席二百三十八人。総定員は四百十五人です。

貨物専用車両なら、米四百八十俵を積載できます」


夏侯淵と徐晃は顔を見合わせ、息を呑んだ。

「な、なんと……あり得ない」


斯音は軽く目を閉じ、首を左右に一度振ってから、確信に満ちた表情で二人を見据えた。

「夢咲だからこそ、あり得るのです。

定軍山には夢咲学術院を建設し、門戸を開きます。

最高水準の教育を提供し、病院や劇場も併設する。

人々が文化を交わす地にするのです」


徐晃は学術院の絵を再び見つめ、思わず呟いた。

「この建物に人が集まる……噂には聞いていたが、洞庭湖の学術院と同じものが、この地に……」


そう言って夏侯淵へ視線を向けると、夏侯淵も徐晃を見返し、二人は静かに頷き合った。


夏侯淵の表情が落ち着きを取り戻し、低くよく通る声が会議室に響く。

「定軍山の開発に関わる協定書を見せてください」


斯音はゆっくり頷き、亜亥へ視線を送った。

亜亥が協定書を差し出すと、夏侯淵と徐晃は食い入るように読み始める。


私はその姿を見守りながら、ようやく茶に手を伸ばした。

湯気こそ立っていないが、茶葉の香りがふわりと鼻をくすぐり、口に含むとほのかな温かさが広がった。


やがて二人は協定書から顔を上げ、満足げな表情を浮かべた。

「よいでしょう。中華のため、お互い手を取り合いましょう」


その言葉に、斯音の冷静な美貌にほのかな微笑みが咲く。

ただ、亜亥の表情に一瞬だけ影が差し、それがすぐに微笑みに隠れたのを私は見逃さなかった。


こうして、漢中の開発は本格的に動き出し、その歩みはさらに加速していくことになる。



ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!

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