第54章 18世紀になっちゃった
はい、申し訳ありませんが、あのペースで続ける気力が失せたというか、これと言って関与したい歴史も見つからなかったので、いっきょに1730年まで飛んできました。青水と信太郎の会話で、だいたいの歴史的状況は伝わると思います。
「おーい、青水だけど、えーと、おまえ誰?」
「信太郎ですよ。」
「は?なんか今までと違う。」
「信○というのが続きすぎて親父が新しいの思いつかなかったとか。」
「しかしまあ、字数が増えて太郎とはね。」
「これだと五郎まで安全に進める。」
「信五郎なんて大工の親方じゃないか。」
「いいんですよ、どうせお飾りの国王なんだから。」
「そうか、で、今は何年だ?」
「1730年です。」
「なんだと?前に来たときから60年も経ってるじゃないか?」
「さすがに作者も息切れしてきて、あのペースで書いてられないと。」
「ふむ、気持ちはわかる。」
「60年も経ったので技術革新が半端ないですよ。」
「ほう、言ってみろ。」
「蒸気機関の改良が進みまして、高圧蒸気機関と複式蒸気機関ができました。」
「効率が上がり発生動力が増えたのか。」
「はい、銃器火器も著しい進歩です。ライフリングの採用です。」
「銃身内部に螺旋状の溝を付けて弾が回転するやつだな。」
「はい、命中精度が上がり射程が伸びます。」
「軍艦と駆逐艦の現在の速度は?」
「戦艦が25km/h 駆逐艦が30km/hです。」
「現在の金竜疾風の鳩通信網は?」
「北アメリカは徐々ににでは広がっています。カリブ海もほぼ全域が通信網の範囲です。ちなみにフロリダ半島は西アメリカからの租借地として日本が北大西洋に出るための軍港として使っています。インドは全域が通信網の範囲内で、カラチからドバイまで中継地点を挟んでつながっています。クエートからイェルサレム、イェルサレムからレバノン、レバノンからキプロス、キプロスからイスタンブールまでもつながっております。」
「そのつながっておりますというのは、潜入員がいるってことか?」
「はい、国際スパイ組織に成長しました。」
「なんかおまえ言葉遣いがハイカラになってるな。」
「日々勉強してますからね。」
「ギリシャとかイタリアへは進まないのか?」
「ゆくゆくは考えておりますが、ロシアの情勢把握が優先されますので、ブカレストからオデーサまで通しました。西欧への足がかりとしてブカレストからブダペストも通しておきました。」
「なかなかだな。1730年でそんな情報網を持っている国なんてないぞ。」
「はい、国際スパイ組織金竜疾風を擁しておりますから。」信太郎は胸を張る。
「で、現在の作戦計画は?」
「オデーサからモスクワの状況を調べさせようかと。」
「なるほど、オデーサの潜入員は?」
「3人です。」
「ちょっと厳しそうだな。」
「国際スパイ組織なので常に人材不足でして。」
「人材不足のところ申し訳ないが、西欧を攻略してくれ。」
「西欧でございますか?」
「うん、これからいろいろキナ臭くなる。拠点を確保しておきたい。」
「了解しました。で、新たな拠点はどこに?」
「ウィーンだ。ハプスブルク家の帝都だ。」
「双子の家系ってあるんだね。」ミネが言った。
「ミナさんのひ孫が双子だなんて。」ルネが言った。
「それを言うならうちも同じ。」夢火が言った。
「夢羽さんのひ孫が双子、そして男女。」夢水が言った。
「5人でウィーンへ行くのよ。」カイアが言った。カイアはラナのひ孫だ。
キャラが激しく代替わりしました。新たなキャラ造形がしんどいので、既存キャラのひ孫という姑息な手段を使ってしまいました。




