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竜の子  作者: 前田ミク
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説明によると、ミサキとサクラが参加した臨時会議の翌日に隊のメンバー割を行い、第1陣として入隊5年以上の騎士を中心としたメンバーが出発。目的は北側の大地で暮らすエルフ族やジプシーたちをできる限り安全が確保できる場所まで避難させること。元々移動しながら暮らす民族とはいえ、移動を強要すれば争いになる。各族長に魔の森の危険を説明したうえで、騎士団が用意したテント村へ移動して一時的に暮らしてもらうことにした。

第1陣のリーダーは湯上沢家の次男、(ウミ)真夏生まれの30歳。


第2陣は昨日出発した。メンバーは入隊3年前後の若者が中心で、食料や水、薬など消耗品の調達だ。難しい仕事ではないがとにかく体力勝負。ひたすら王国とテント村を行き来し続けるらしい。

第2陣のリーダーは湯上沢家3男、(マツリ)収穫祭前日に産まれた27歳。


そしてメインの討伐隊となる第3陣。出発は魔導士と同じ9月17日。魔導士の荷物持ちから雪かきまでなんでもさせてもらう、と団長が宣言した。

リーダーは湯上沢家長男、紅葉(モミジ)秋の紅葉真っ盛りに生まれた34歳。刀の腕は父より優れていると言われる。


「騎士団の中で魔獣討伐に補助的な参加をしたことがあり、体力と剣技のある者、私を含め12名が荷物持ち兼雑用係として結界の中に同行します。」

団長の言葉にサクラはもちろん、魔導士がどよめいた。魔導士長が言う。


「討伐補助…魔獣が大量に産まれた年にご協力下さった騎士の方達ですか。これまでとは違い、大型を前に我々は恐らく騎士団員を守る程の余裕はない、とお伝えしましたが。その方々はご存知なのですか?」

団長はうなずいた。

「もちろんです。真っ先にそのことは伝えました。そのうえで希望したものが18名おり、そこから私がまぁふるいにかけたわけです。騎士12名、いざとなればみなさんの盾になる覚悟でこの職務にあたります。」

「わかりました。我々の助けとして、また国民の盾としてこの職務を希望下さった騎士のみなさんに、魔導士一同深く感謝申し上げます。」

魔導士長が魔導士を代表して礼を述べた。騎士団長が魔導士全員に視線をむけて質問する。

「以上が我々の職務内容です。他に何かやってほしいことがありましたらお申し付けください。…ありませんか?」

意見が出ないため会議は終了した。遠方から参加した魔導士たちは中央神殿に一泊して翌日、自分が所属する神殿や地域に帰ることになった。

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