表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

第一話 初めてはやっぱり血が出ちゃう

うんこがドーーーーン!!!

俺「うわああああああああああ!!!!」



いま、俺は死んだ。死因はうんこがドーン死。ありふれた死に方だった。


死んだ俺の肉体から魂が抜け出して天に昇ろうとしていると………

ぴかぁああああああああああああ

眩い光が天から降り注ぐ。

その光の中から怪しげな何者かが降りてくる。


「I am The God. (訳:やっほー、神たんだよ)」


そいつは神だった。


俺「What!? (訳:死ね!)」


こうして、俺は神のご厚意により異世界へと転生する運びとなった。


神「What do you want when your reincarnation? (訳:転生後の望みを言ってみ?」


俺「I'm gonna kill you. (美少女ハーレム)」


神「Fuck you! (訳:おっけ〜!じゃ、転生させるよ〜」


俺「You stupid SOB! (ありがとう愛してる!)」



そうして転生タイムがやってきた。



神「転生ターーーイム!!」

俺「いえーーーーい!」



キュピィィィイイイインンンン!!!!!!!!!!!!!!!



トゥルルルルルルルルルルルルルル



グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!!!!!


ポコポコポコポコポコポコピーーーーーン!!!!


…………………









ん。



んんん。



ん?


あれ、どこだここ。


見渡せば草木生い茂る大自然。


「森………だな」


そこは森だった。


「森だ……」


どうやら、転生した俺はどこかの森の中に落とされたらしい。


俺「森か……」


そう、森である。


俺「待てよ? てことは俺は今、森の中にいることになるよな……」


そう、森の中にいるということは………


俺「つまり………俺は今、森にいるんだなぁ」


そう、森にいるんだよね。



と、その瞬間!!!




ンッ!?



んんんンンンンッッッッ!?!?!??!?


イッッッッ!?!!?!


イイイイイテテテテテテ!!!!!イッテェええええええ!!!!!


腹が!!!!

腹がめちゃくちゃ痛ェ!!!!!!


「う、うんこ出る!! うまるこ出ちゃうこれえええええ!!!」


慌ててパンツを下ろしてその場でウンチングスタイルを取る俺。まあこんな森の中じゃ誰にも見られてないしいいだろ。



「う、うううう……!! ううう………!!!」





で、




ででで、





出ねぇ…!!!!




めちゃくちゃ力みまくる俺。しかしうんこはちっとも出てこない。チッ、頑固な便秘か……!!


腸を動かすイメージで、お腹に力を入れたり抜いたりもするが、なかなか出てこない。しかも、超激痛!!なんだよこれ!!


いまだかつて味わったことのない激痛に脂汗が湧き出る。俺史上最大のクソデカうんこが大腸に詰まってるに違いない。これは激闘になると察する俺。しかし、うんこ如きに負けるわけにはいかない。



「こんのクソがぁあああああ!!!!!!」


ピキピキピキッ


「痛ッッッッ!!?!??」


ケツ穴が裂ける音がした。サウンド・オブ・切れ痔だ。


「ぐぐぐぐ……ぐおおおおおお!!! 負けてたまるかぁあああああ!!!!!!」



ピキピキピキッ


さらに避ける肛門。


メキメキメキッ


「うううおりゃああああああああああああ!!!!」


ビキビキビキビキビキ!!


肛門が悲鳴を上げているが、もう引き返せない。うんこは出かかっているのだ。一気に決めにかかる。


「だりゃあああああああ!!!! うおおりゃあああ!!!!!!!!!!!!!」


ズンズンズンズンズン!!!



こ、この感覚は……!!



クる………ッッッッ!!!!



特大の………うんこが!!!!!


「うおりぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」




ヌルっ



スポンっ!



ドサッ。






「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」



裂けたケツ穴からポタポタと血が滴り落ちる。

痛いが、それよりも開放感、達成感の方が上回っていた。



「はぁ…はぁ…や…やっと…はぁ…はぁ…勝った……」



死闘だった。間違いなく人生のベストバウトと言っていいだろう。そして重要なのは、俺はこの熱く激しい戦いに勝利したということだ。代償として肛門は切り裂きジャックの被害者状態だが。



「はぁ…はぁ…まったく、てこずらせやがって………糞ヤロウめ………一体どんなバカデカうんこだ………?」


俺は振り返って今自分が倒した(うんこ)の姿を確認した。













挿絵(By みてみん)


「ん、テメェ誰ですか? 私を排便したご主人様か?」




俺「What the fuck...? (訳:アナル痛い)」




つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ