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夢浜辺チケット

作者: 花園倉

暇つぶし?になるからわからない作品です!

 とある夜の日、俺は仕事から帰宅途中に知らないおじさんから謎のチケットをもらった。

 そのおじさんの格好は、紳士服の虹色のスーツを着ており、服に似合いもしない黒いシルクハットと真っ白い仮面をつけていた。

 僕はそのおじさんに、何のチケットか疑問に思ったので聞いてみた。


「おじさん、このチケットは何のチケットですか?あまりこういうのもらいたくないんだけど…。」

「はい。そのチケットは夢浜辺への招待チケットでございます。このチケットを枕の下に敷いて寝ると夢の浜辺に行けるようになります。」


 夢の浜辺?何言ってんだこのおじさん。非現実的すぎる。だいたい夢を見るのにこの紙切れが必要ってね。こんな夜中の街中で、そんな目立つ格好して、このチケットを配っている姿はまるでピエロみたいだ。まだ怪しいチラシ配りとかの方がわかるけど…。なんだろうか、このチケットはすごく不気味だ。


「いかがですか?お客様。一夜の安息のひとときを体感してみませんか?」

「わわわかったから!もっもう行きます!」


 僕は急いで立ち去ろうと背中を向けた瞬間、「ガッ」と肩を掴まれて、おじさんは耳元でこうささやいた。


「これは夢ではありません。ですがそのチケットは夢のチケットです。多用は控えますように…。」


 肩からそっと手が離れて、振り返って見たらおじさんはいなくなっていた。

 まるで夢でも見させられていたような何かだった。ただ、残されたのはこの夢のチケットだけ。

 おじさんと会ったあとは、普通に電車に乗り、家に帰り、飯食って、風呂入って、テレビ見て、寝る時刻まで自由に過ごした。


「さて…寝る時間だが…。」


 アニメとか小説 なら本当に行けるのだろうけど、いざ自分で使うってなると気がひけてくる。でも明日は土曜で、会社は休みだし、やることもないし…まぁ、騙されたと思って使ってみるのもまた一興だろうか。


「考えてもわからん…。とりあえずチケットを枕の下にしいて、電気も消して、さぁ寝よう。今日は疲れた」


 俺はちょっと疑いながらもチケットを使い、ゆっくり眠りにはいったにであった。

読んでいただきありがとうございます!


知らないおじさんとはかかわっちゃいけませんよ(´・ω・`)

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