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【書籍化】白の平民魔法使い【完結】   作者: らむなべ
第十部後編:白光のルトロヴァイユ

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なんだったのあれQ&A

今回は感想やDMなどで頂いた質問を本編で説明してないのをある程度ピックアップしてまとめました。お話だけ読みたい人はスルーして問題ありません。

Q.アルムとミスティって子供できます?

A.これから書きます……。



Q.カエシウス家は父親よりミスティのほうが魔法使いとして強いと認めていますがオルリック家はどうですか?

A.オルリック家はどちらも血統魔法を覚醒させているの五分五分ですね。どちらも強みがあるので一概にどちらが上と断定できないです。



Q.ベネッタの眼って開けたら周り全員止めちゃうんじゃなかったでしたっけ?

A.四年前は見る範囲によって制御しきれなくてわざと弱めたりしてましたが、元々魔力操作はうまかったのでこの四年で完全に制御しきりました。ルクスやエルミラクラスの使い手でないと戦いにならないくらい強くなりましたね。



Q.エルミラの父親ってどうなってるの?

A.元自分の領地に家を構えてひっそりと暮らしてます。家を再興させたエルミラに孫を見せてもらった時に謝罪もしていて、エルミラのこっちの領地に来るかという提案も断っています。



Q.アルムの産みの親がどうなったか教えてもらう事ってできますか?

A.アルムを捨てて帰る道中、野犬に食われて死亡しました。野犬の腹を膨らませる事で皮肉にもアルムがシスターに発見されるまで生き残った一因となっています。



Q.ルクス達が使う"鳴神"って何だったんですか?

A.元々は雷属性創始者の血統魔法をヤマシロ家が模倣して作った血統魔法で、ルクス達が使っているのはアオイが汎用魔法に落とし込んだ対神攻撃の性質がある魔法です。



Q.雷属性の創始者バルツ・ネコが偽名とあるのは、霊脈に接続したからなんですね。ではなぜ偽名を残せたんでしょうか?存在すら忘れてるんですよね?

A.その通りです!千五百年前にゼウスと戦った時に接続しました。偽名は残せたのではなく本人の存在が忘れられた結果、雷属性創始者としての功績だけが忘却されずに一人歩きして変な風に現代に伝わっています。



Q.アルムもまた対魔法生命戦にて魔法生命化を繰り返す+信仰を集めることができれば、自立した魔法として神になれる……?(五部当時最終決戦時の質問)

A.仰る通りなれますが、アルムはその道を選びませんでしたね。



Q.血統魔法の属性違いって過去に存在したりするんですか?例えばオルリック家の人間が雷属性以外の適正を持ってて、雷属性以外の雷光の巨人を使用するとか。

それとも血統魔法に縛られる形で生まれてくる子供の魔法適正は血統魔法の属性になるとかなんですか?(六部当時の質問)

A.属性違いは普通に存在していて唱える名前も変わりません。生まれてくる子供の適正は歴史が古いと固定されますが、生まれた時から固定されるのは現代だとカエシウスとパルミュラくらいですね。



Q.ネレイアの言う九人目ってなんなんだ……。(七部当時アルムとネレイアの邂逅時の質問)

A.創始者は「魔法を完成させた人」を指します。魔法を技術として確立させ礎を作った人ですね。無属性魔法や鬼胎属性に創始者がいないのはまだそこまでに至っていないからでしたが、最終章にてアルムが無属性魔法を完成させたので九人目となりました。



Q.なんで落下している時にアルムはルクスに雷属性ではなく無属性の強化を指示したんですか?(八部当時アルム達が地下遺跡に落とされた時の質問)

A.雷属性がコントロールの難しい魔法だと知っていたからですね。制御をミスするとうまく体が動かせなくなったりしてより危険になってしまうので無属性を指示しました。



Q.対星攻撃って?(八部当時の質問)

A.自然概念に対する攻撃の総称です。八部ではアルムが地下から脱出する際、魔法の余波で砂漠と一体化しているラティファにダメージを与えていましたね。自然という曖昧な対象に対してイメージが出来てかつそれを可能にするだけの"現実への影響力"を操れる使い手のみができて、自然概念と一体化したいわゆる人間を超えた魔法使いや存在への攻撃を可能にします。

※対星攻撃一覧

創始者の血統魔法全般、一部の魔法生命の攻撃(大蛇(おろち)、大百足、ファフニール)、アルムの【天星魔砲(カエルムフロス)】、七部以降のミスティが使う【白姫降臨(ニブルヘイム)】、カヤの【永久への星扉(とわへのあゆみ)】。



Q.スピンクスは何でアルムを遠ざけたんだろう?(八部当時の質問)

A.本編にある通りスピンクスは人間を守りたかったのとアルムとアポピスの相性が悪すぎてアルムが負ける"答え"が見えていたからです。宿主のアブデラは倒せてもアポピスをどうにかする方法が無かったんですよね。それをどうにかしようと敵側に回って色々コントロールしていました。

アブデラが"分岐点に立つ者"なのでベネッタいなかったら本当に世界は変わってました。七部八部でスピンクスが関わっているのはあの二章がアルムではどうにもできないバットエンド世界線の分岐点だからです。



Q.もしかして百足だけまだ魔力残滓残ってます?

A.残ってます。なんならアルムに宿ってます。



Q.何で爵位ないの?

A.政敵とのいざこざや内政による成り上がりをする話を書くわけではないので排除しました。本編では採用しませんでしたが、爵位自体は登場させる貴族に当てはめたりして貴族間の細かな上下関係を設定する上でお世話になってます。

(四大貴族でもオルリック家が侯爵、カエシウス家が公爵などなど)



Q.火属性に世界改変が無いのは説明されたけど何で光属性は世界改変できないんですか?

A.この世界の人間が「宇宙進出」できていないからです。この世界の人類にとってまだ宇宙を別世界であり、その別世界にある光を基に作られた属性である光属性の使い手は自分達の世界をイメージしきれないので光属性の世界改変が出来ません。私達の世界で作れば使えます。

この質問貰った時、十部の感想なのに三部で開示した設定ちゃんと覚えてる人いる……ってなって嬉しいやら驚きやらでちょっとにやけてました。



Q.何話か忘れてしまったけれどアルムがベラルタですれ違う時に挨拶して嫌悪した黒髪の女性って何だったんでしょうか?

A.大蛇(おろち)の疑似核を持っていた蛇神(じゃしん)信仰の仮宿主です。人格も髪色も大蛇(おろち)の呪詛に蝕まれてもう手遅れの状態ですね。



Q.マリツィアとクエンティどうなったんですか?

A.クエンティは国王の命令でアルムに刺客を差し向けた貴族を暗殺しながら各地を飛び回ってました。マリツィアは単純に滅茶苦茶忙しくてダブラマで頑張ってます。



Q.【天星魔砲(カエルムフロス)】がなくなって星の魔法になったって、それ独立した魔法の上いってない?本当にアルムが無属性魔法の創始者になったのでは?

A.仰る通りあの時点でアルムが九人目になっています。しかし他の創始者と違って本人や他の誰にもそれがわからないので知らないままでしょうね。



Q.アルムと再会した時何故ミスティは平然としているのだろうか。四年ぶりの再会なのにあのミスティさんが……?

A.彼女の名誉のために詳細は伏せておきますが、旅の同行中ベネッタが映像を記録できる記録用魔石を持っていたという事だけはお伝えしておきます。



Q.この作品、各章のラスボスの強さのバランスがとれててインフレしていない所が地味に好きなんですけど順番つけたらどうなりますか?

A.大蛇(おろち)>【原初の巨神(ベルグリシ)】=大百足≧大嶽丸>グレイシャ+紅葉(もみじ)=アポピス+アブデラ>>トヨヒメ>ミノタウロス

登場した時の単純な強さだけだとこうなります。アポピスは国丸ごと生贄にするっていう規模だけでいうとトップクラスですが、本体が死んでいるので戦闘力という意味で低めになってます。アポピス以外もフルスペックで比較したら順番変わったりしますね。

お疲れ様でした。

次の更新からはまた番外になります。更新の際は是非また来てやってください。

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― 新着の感想 ―
[一言] アルムと他の創始者の違いは ○属性魔法って概念を星に刻み込んだというのと、 【天星魔砲】っていう特定の魔法を刻み込んだって違いなのかな。 刻み込む前後で無属性魔法の現実への影響力に違いがあ…
[良い点] 設定開示と書いて大好物と読む。 らむなべさまはとても詳細に世界を作り込んでいるので特に読むのが楽しかったです! そして遅ればせながら、【魔握の銀瞳】のご説明ありがとうございました! コン…
[良い点] 設定開示きちゃー!え、めちゃくちゃ嬉しいです!あと、地味に気になる質問たくさんあって嬉しいです!
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