481.はじまりはじまり
「通信の内容と違うな……提供される情報の中には創始者についても含まれていたはずだ」
空気が支配される感覚を察知し、カルセシスが口を挟む。
提供される情報の確認も兼ねてスピンクスに問うと、その意図すら見抜かれているのかスピンクスは微笑んだ。
「はい、勿論……忘れているわけではありません……私は嘘はつきませんからご安心を」
「……これより、この場にいる者全員の発言を許可する。提供される情報について異議のある者、真偽を問いたい者は遠慮なく発言せよ。この場は今マナリルとダブラマの間によって行われた取引の場である」
カルセシスの発言によってこの場における人間全てに発言が許可される。
それは情報提供の条件として連れられてきたアルム達が口を挟むことも許す計らいだった。
カルセシス自身、アルム達が魔法生命に対してどれだけ有益な実績を積んでいるかは理解している。
有益な人材はどこの誰であろうと必要なものを与え、その力を発揮させるのがマナリル国王カルセシスのやり方だった。利益になるかどうかわからないなら無関心のまま、逆に不利益になるようであれば即刻排除する冷たさも持ち合わせている。
「陛下、恐れながら発言を」
「許す。ボラグル」
カーペットの脇に立つ宮廷魔法使いの一人……装飾の目立つ恰幅のいい、平民が思いつくような貴族の格好をした男だった。
アルムが初めて謁見した時にもいた宮廷魔法使いの一人である。
「この場については先日話し合った通り、懸念はあれど異議はありませぬ……魔法生命という敵勢力の存在からもたされる情報、その魔法生命がダブラマに身を置いているという事実もです。マナリルが他国に比べて情報不足なのは事実……それに、我が国の危機という話であれば、情報を求めるのが当然でしょうからな。ですが……我ら宮廷魔法使いの領域については約束した通りでよろしいですな?」
何らかの確認をとっているボラグルの表情にアルムは違和感を抱いた。
カルセシスのほうを見ると、その瞳は赤に変わっており……ボラグルを睨みつけてはいるもののどこか浮かない様子に見える。
「……当然だ」
目を瞑りながら、カルセシスは短く答えた。
宮廷魔法使いの領域、というのがアルムは気になるものの……内情を知らないアルムにはいくら考えてもその言葉の意味はわからない。
「アルム達に改めて説明するが……この場は休戦中のダブラマから情報提供の申し出によって作られた場だ。ガザスの一件でアルム達が得た手掛かりである創始者について、そしてマナリルに近く迫る危機について。マナリルでの進展が無いのもあって申し出を受諾した。条件は二つ……一つはお前らをスピンクスに会わせること、もう一つは今は忘れよ。今はもたらされる情報を知ってほしい。お前らには知る権利があると俺は考えているからだ」
最後に、この場が用意された経緯をカルセシスが簡単に説明して前置きは終わる。
情報提供という話からある程度予想はしていたが、改めて説明されてアルム達は無意識に気を引き締めてしまう。
「では、お話させて頂いてもよろしいですか……?」
再び、スピンクスの一声が謁見の間に響いた。
他が無言のままスピンクスを見つめると、スピンクスは語りだした。
「まず手始めに……私達、魔法生命の出現は今回が初めてではありません」
「なに……!?」
声をあげたアルムだけでなく、この場にいたマリツィア以外の人間は目を剥いて驚いていた。
スピンクスはそのまま続ける。
「そして、それこそが……こちらの世界の今の形を作った要因でもあります……」
「はっ……まさか魔法生命とやらがこの世界を作ったとでもいうんじゃなかろうな?」
ボラグルは馬鹿にしたような声でそう言うも、スピンクスは首を横に振る。
「いいえ、この世界が創り上げられたのは自然が生んだ奇跡でしょう……ですが、一部の文化は魔法生命をきっかけにして作られたものなのです……」
「僕達の文化が……魔法生命の影響を受けていると?」
「いいえルクス・オルリック……。正確には、影響を受けないために作られているのです……」
「受けないため?」
スピンクスは頷いて、
「何故、この世界から神の信仰が消えたのか……おわかりになりますか? 王権が神の存在を否定したから……? 民の救いは魔法使いに求められたから……? 祈っても救われない絶望を民が知ったから……? 教会という場所は残っているのに……何故信徒はいないのか……? さて、どういった理由でしょうか……?」
嬉々として問いを投げかけた。
謎掛けではなく、普通の問い。
だが、誰の答えを待つでも無く……スピンクスはそのまま続ける。
「簡単なことです……。この世界にとって、神は敵でしか無かった」
「!?」
「この世界に現れた最初の魔法生命達……。それは、古代に体を滅ぼされ、信仰すら失って退去した……私達の世界の神々達……。この世界を、星を、神の地に変えようとしたあなた方の敵そのものだったのです……」
あまりにも突飛な話で声を挟める者がいなかった。
魔法生命は以前にも存在しており、そしてその正体は異界の神々だった。
そんな事実を、なるほど、と呑み込める者がいるだろうか。
まるで、子供の頃に読んでいた創作を聞かされているようだった。
「この世界の歴史は……千五百年前より古いものの資料がほとんど無いでしょう……?」
スピンクスがカルセシスのほうに視線を送ると、カルセシスは頷く。
「ああ、その通りだ。一七○○年ほどある魔法創世暦の記録は残っているが……それ以前の記録がほとんど無い」
「無くて当然なのです。千五百年前に現れた魔法生命は……この世界を文字通り一新しようとしていた……。この世界に存在した古代の遺跡を蹂躙し、歴史の足跡たる文献を棄却して、鍛冶の概念すらも焼却して無抵抗を要求し、文明を破壊して人類の降伏と隷属を要求した……今度こそ、敗北しないために」
アルム達は酒呑童子から聞かされた話を思い出していた。
魔法生命は敗北した伝承から生まれる。
未練を持って死んだ超越した生命達が……その未練を果たすために、その神秘を持ってこの世界に再誕するのだ。異界で培った伝承をその力に変えて。
それは神ですらも例外ではなく、千五百年前にはすでにこの世界は魔法生命からの侵略を受けていたという。
だが――
「けど、人間は降伏しなかった」
陰惨になりかけた空気を裂くように、アルムの力強い声が響く。
スピンクスはまるで人間のような温もりのある微笑みをそこで見せた。
「はい……。仰る通りですサルガタナスの子……。私の世界の神々は油断した……。自分達が元の世界にいた時ほど圧倒的な力を持っていなかったこと……人間は何かに縋ることこそあれど、ただ隷属するだけの種族では無いということ……そして、人間の味方をする魔法生命もいたということを」
「白龍さんやアルムくんの師匠みたいな人達がいたんだー!」
「はい……。神の試練を越えたギリシャの英雄ヘラクレス……北欧の神でありながら弱者を見捨てられなかった雷神トール……人に寄り添う文明ゆえに神の敵に回ったエジプトの葬祭の女神ネフティス様など……他にも魔法生命となった神話の住人達が人間の味方に回りました……。戦いは数年続き……互角の戦いを繰り広げます」
歴史には書かれていない戦いの話。
それはもう過ぎ去った過去の話であるはずなのに、アルム達にとっては他人事には思えない。
「そして、その時代にいた八人の人間が魔法生命への対抗策……"血統魔法"を生み出したのです」
「それが創始者か……!」
「私達今の魔法生命が伝承に記された力を"現実への影響力"として振るえるように……元が神だった魔法生命達は世界の理にも触れられる"権能"を"現実への影響力"として持っていました……。それに対抗するためにただの技術としての魔法ではなく……世界に記録され、後世にも影響を与えるような……特別な魔法が必要だったのです……それを八人の創始者は生み出した」
血統魔法。
それは最初に唱えられた時から唱え続けられ、一族にとって世界に当たり前に在り続けるものとして代々伝えられる歴史の結晶。
普通の魔法のように唱えて終わりではなく、血統魔法が創り上げた記録はそのまま"現実への影響力"と変わる。
「血統魔法は元々、魔法生命に対抗する為に生まれた……?」
何故気付かなかったのかと、ミスティは自問する。
いや、もしかすれば目を背けていたのか。
自らの伝承が力となる魔法生命と歴史の記録が力になる血統魔法の在り方が……どこか似ていることに。
「それを機に、互角だった状況は一転して人間側に傾きました……魔法生命同士の戦いから、八人の創始者を交えた戦いに変わるのです……」
スピンクスの話の中に創始者が登場する。
アルムの師匠であり、魔法生命でもあったサルガタナスが残した遺言。
"創始者の意図に気付け"
この遺言の意味は一体何だったのか。
同じく、遺言の中に出てきたスピンクスという魔法生命によってそれは語られる。
「だからといって……圧倒的な有利を得られたわけではありませんでした。まず、信仰属性のマルタ・ハエルシスが戦死します……。その時、血統魔法を世界に残せることに気付いたマルタは世界に理を張ります……言葉の通じぬ人々と味方の魔法生命を繋ぐ"言語の統一"を可能にしました……。
それをきっかけに、戦死した創始者達は人間のためになる理と神の権能を封じる理の二つを世界に作り始めます……。
時の操作を封じるために"時間の干渉"を不可能にし、空を支配する神を地に堕とすために"天への到達"を不可能にしたりと……そして、創始者が五人命を落とした頃に人間側が勝利を勝ち取ります……」
「じゃあ、"自立した魔法"と呼ばれてる使い手の無くなった血統魔法は……使い手の意思によって残っているってことなのか……」
ルクスが思い出したのは当然、『シャーフの怪奇通路』と呼ばれるベラルタの地下にあった"自立した魔法"と、短い間ベラルタにいたシャーフという女性のことだった。
彼女はベラルタという故郷を想って死んだからこそ、自立した魔法が残り続けていたのだろう。
「そして人間に味方した魔法生命達はこの世界に自分達がいてはいけないと自死し……残った人間達はこの世界で神に力を持たせてはいけないと神への信仰を禁じました……。二度とこのような事が起きないように……魔法生命という異界の生命にこれ以上の"現実への影響力"を持たせないためにその存在を秘匿して……生き残った創始者達は再来するかもしれない魔法生命達に対抗すべく、魔法の発展に貢献し、血統魔法という概念を後世に伝えて……その時代は終わりを告げます……」
スピンクスは謁見の間にいる者達全員に向けて礼をして、語る口を一旦閉じた。
突飛な話だと馬鹿にするのは簡単だが、そんなことをする意味も無い。
今自分達がぶつかっている問題はすでに千五百年前にも起こっていたという事実を処理しようとしているのか謁見の間はスピンクスが語り終わると、しん、と静まり返っていた。
「じゃあ師匠の創始者の意図に気付けって言うのは……今この世界にある創始者達の魔法が魔法生命の力を封じるために作られたことを伝えたかったのか……?」
自分で口にして、何か違和感があった。
喉に魚の骨が引っかかっているような……しっくりこない感覚。
「外れている」
静まり返った空気をカルセシスの声が切り裂く。
「お前は答えを知る者と言ったな……だが、お前の語った話は俺達の知らぬ歴史ではあるが"答え"ではない。俺達の知りたい答えとは外れたものだ……いや、わざと外しているのか……? そちらが提供するといった近く訪れる脅威とやらに対しての情報が無い」
「…………」
スピンクスは無言でカルセシスのほうに視線を送る。
その瞳には鬼胎属性の魔力が渦巻いており、白いヴェールの下から黒い魔力光が鈍く輝いていた。
対して、カルセシスの瞳の色も赤から黒く変わった。
「今までの話はヒントにございます。マナリルの国王様。それと……その目で見るのはオススメしませんよ……」
「案ずるな。元より見ようとはしておらぬ。ヒントとはどういう意味だ?」
「はい……答えをただ教えるだけでは……つまらないでしょう……?」
「貴様! ふざけるなよ!! つまるつまらないの問題ではないだろうが!!」
カーペットの脇に立つ宮廷魔法使いの一人、ボラグルが声を荒げるが……スピンクスはボラグルのほうを見ようともしない。
その不遜とも言える態度にボラグルの頭に血が昇るが、
「何で、教会があるんだ……?」
空気が読めているとは言い難いアルムの疑問が図らずもその場を静めた。
「俺の家は廃れた教会だ。教会は昔、神様を崇めてたとこだろ……? 南部に行った時だって見かけたし……それにシスターの服だってそうだ。修道服ってやつは神様の信仰してた人達の衣装だって……千五百年前に神様への信仰を禁止してるのに、何で……残ってるんだ……?」
「確かに……アルムの住んでた教会は古くはあったけど、千五百年以上前のものだと思えない……」
「南部のだってそうよ。そりゃ古かったけど、そこまで凄い古さじゃなかった……おかしくない?」
アルムの疑問をきっかけにルクスとエルミラも記憶を辿る。
この国にはその数こそ少ないが、教会という場所が未だに残っている。
「まさか……残った創始者の誰かが……裏切っていた……?」
ミスティが辿り着いた予想を聞いて、くすっ、とスピンクスの笑い声が聞こえた気がした。
「え? で、でもー……さっきこの魔法生命さんの話だと八人の創始者が神様の魔法生命と戦ったってー……」
「でもベネッタ……この方は創始者の八人全員が人間側だったとは、一言も言っていません」
「あ……」
そう、スピンクスは八人の創始者を交えた戦い、と言っただけ。
八人全員が人間のために戦ったというのは聞かされた側が勝手に想像しただけの話……創始者という偉大な魔法の先駆者の話だからこそ、都合よく捉えてしまう思い込み。
「カルセシス陛下ですら今のお話を知らないのであれば……魔法生命の記録はどの国にも残されていないでしょう。けれど、教会などの神を信仰した痕跡は各地に残っています。その裏切った創始者には何らかの目的があった……。だから後世に魔法生命の存在だけ伝えず、神の信仰だけを伝えた」
「ダブラマにも教会は残っています。勿論、信徒はいませんが……ミスティ様の予想が当たっていたとすれば、魔法生命の存在は邪魔でも、神という概念だけは残したかったと?」
マリツィアが言うと、ミスティは頷く。
そこまで話して……スピンクスはアルム達にゆっくりとした拍手を送った。
「流石は魔法生命と戦いながら各地を回られた方々……このスピンクス……感服いたしました……。であれば、問い掛けくらいは私がするのが筋ですね……」
そう言って、スピンクスは両手で八本の指を立てる。
「仲間外れ……だーれだ?」
その声は魔力を孕んでいるかのようだった。
スピンクスという存在の在り方が漏れ出ているかのような。
「…………さっき、創始者達の残した魔法は人間のためになるものと、神の力を封じるものの二つと言っていましたよね?」
「はい……」
スピンクスに問いかけたのはルクスだった。
その問いにスピンクスが頷くと、ルクスの顔色が変わる。
「ルクス、わかったのか?」
「ああ……いや、正直言うと創始者の残した"自立した魔法"が人間のためなのか神様を封じるものなのかわからないのはあるよ……でも一つ、明確に今の僕達を邪魔しているものがある……」
創始者達がこの世界に残した理は八つ。
地属性の"無の共生"。信仰属性の"言語の統一"。雷属性の"魔力の不変"の三つの可能。
不可能に変えた光属性の"天体の観測"。水属性の"大海の踏破"。火属性の"生命の不死"。風属性の"天への到達"。闇属性の"時間の干渉"の五つの不可能。
その中で一つ……今の自分達を邪魔しているものとは一体?
「何でマナリルが今日まで情報を得られなかったのか……わかるだろ? 行けなかったからなんだ……。わかっていたけれど……結局、あの国が全ての始まりなんだ……」
それはルクスだから真っ先に気付いたこと。
魔法生命の侵略の発端にして、ルクスの母親の故郷。
出国は出来ても入国の出来ない一方通行。
常世ノ国と名付けられたその国は――とある創始者の自立した魔法に囲まれている。
「■■■■。あなた方が答えに辿り着いた今、彼女の名前は現代に蘇る……。魔法創世暦における最古の裏切り者にして魔法を創り上げた八人の内の一人……。さあ……もう皆さんもおわかりでしょう?」
スピンクスの声が響く。
それは名前が聞こえなかった最後の瞬間。復活を前にした始まりの時。
どこまでもどこまでも、遠い異国にまで届く――神話を始める鐘のように。
「ああ、スピンクスったら本当に公平なんだから……」
常世ノ国・????
一人の女性が何かを察知した。
整った顔立ちに青い髪。吊り上がった目は女性らしい色気を醸し出しながらも、強い意志を感じさせる。
瞳は青だった。それが相応しい。それが当然。その色以外は有り得ない――何者にも染まらない深い青。
「何で、"自立した魔法"やら"現実への影響力"やら……まどろっこしい名付け方をしたと思う?
名前は存在を世界に刻む楔。その力を示す象徴。ゆえに、手に負えない神秘を我々創始者は恐れた。人間では不可能な、神々の所業をその目にしたから。自然への畏怖、未知への恐怖こそ……神に対する人間の正しい感情」
女性は立ち上がる。
いや……立ち上がったように見えただけだった。
勢いのまま、くるんとその美しい体を一回転させる。
ここは地上でない。周りには水しか無かった。
常世ノ国を囲む海の壁。出たら最後、絶対に戻れなくなる自立した魔法の中。
全てを拒絶するその"自立した魔法"……いや、"自立した魔法"だと思われていた魔法の中でその女性は自由に泳ぐ。
この中で息継ぎなど彼女には必要無い。自分が唱えた血統魔法が使い手を傷つけることなど有り得ないのだから。
「だからこそ、この私が新たな恐怖になりましょう。魔法生命がもたらす死の追体験や恐怖の記録の刷り込みではなく……人間が持ち続ける根源の恐怖をもって」
青い瞳が輝く。周りの水の色を吸い上げるように、深い青が魔力光となってその力を示す。
そこは空から最も遠く、宇宙に最も近い場所。
生を育む母でありながら、死を齎す神の領域。
そこに君臨する女性の頭には――青い王冠が載っていた。
「初めまして今を生きる人間達。そしてくだらない魔法使い共。誰も彼も、お別れの準備は済んだかしら? 私のために命を散らす栄誉をあげる。泣いて喜びなさい。跪きなさい。讃えなさい。崇めなさい。そして――世界を私に捧げなさい。この世界の支配者たる八人が一人……創始者ネレイア・スティクラツが戻ったわよ」
海の壁の中を人魚のように泳ぐは八人いる最初の魔法使いの一人。
千五百年を生き続け、千五百年の間血統魔法を唱え続けた規格外の魔法使い。
青に囲まれた海という世界から地上という世界へ向けて――水属性創始者ネレイア・スティクラツは宣戦布告を投げつけた。
「人間が神様になる……ここじゃない世界ではありがちなお話なのでしょう?」
いつも読んでくださってありがとうございます。
色々説明できなかった事を一気に説明できた回にして第七部の黒幕お披露目となります。ちらちら名前だけは出てたりします。




