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【書籍化】白の平民魔法使い【完結】   作者: らむなべ
第十部アフター:未来への頁

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子供世代キャラ紹介

お読み頂きありがとうございます。

要望があったので子供世代の簡易キャラ紹介です。最新話「好敵手」の時系列魔法創世暦1722年時点での情報になります。

これを読んでもこれから更新される長編、短編のネタバレにはならず、読まなくてもついていけなくなるという事はありませんのでご安心ください。

・ティア・トランス・カエシウス

アルムとミスティとの間に生まれたカエシウス家の長女。青みがかった銀髪に青い瞳と母親譲りの容姿を持っている。

父には甘えたいが母には認められたい女の子で、反抗期も無かった家族大好きっ子。

カエシウス家だからと偉ぶることもなく誰相手でも分け隔てなく接しており、物心ついた時から好奇心旺盛な元気な子だったので家族は勿論、使用人からも愛されていて健やかに育った。

十六歳になってからはベラルタ魔法学院に入学。魔法の才能はミスティには劣るものの、ガザスのエリート魔法使いセーバに座学を習い、マナリルの英雄アルムに実技を指導して貰ったミスティみたいなものなので同年代ではアルカくらいしか相手になる使い手がいない。

何度負けても立ち向かってくるアルカを好敵手(ライバル)として認めているが、まだまだ差は大きい。しかし日々油断せず研鑽に励んでいる。


属性は水。得意な魔法は水や氷で動物などを模す魔法全般。

アルムの指導を受けたのもそうだが、妹をあやすために何度も使う機会があったので精密な魔力操作が得意となった。

血統魔法にも愛されているが、ミスティほどではないので暴走したりもしない。引き出せる"現実への影響力"はグレイシャより少し弱い程度(十分脅威である)。


好きなものは家族とトランス城の皆。シチュー。紅茶。リボン。タコ。

嫌いなものは家族の悪口を言う人。一人ぼっちになる事。タルトジャンウルフ(鳴き声が恐い)。





・アルカ・オルリック

ルクスとエルミラの間に生まれたオルリック家の長男。金色の髪と紅い瞳を持つエミリーの弟。

両親に聞かされたアルムの話に憧れて魔法使いを目指した男の子で、両親としては嬉しいやら何故自分達じゃないんだという思いで複雑だが応援はしている。

アルムが平民の身で魔法使いになるという困難な道を歩み、成し遂げた事に憧れているだけで両親を尊敬していないわけではない。むしろルクスの事は特に尊敬しており、そもそもアルムを超えるという夢を持ったきっかけはルクスが唯一かなわない相手としてアルムの名前を挙げたから。

十六にはベラルタ魔法学院に入学。オルリック家の家名を継いではいるものの、ルクスとエルミラ両名から魔法についてを教えて貰ったりしているので魔法の技術は相当高い。ティアがいなかったら同年代ではぶっちぎりだった。

そんな目の上のたんこぶとも言えるティアに日々挑む学生生活を楽しんでいる。


属性は雷。得意な魔法は攻撃魔法。苦手な魔法は防御魔法。

エルミラに似たのか防御魔法が少し苦手だが、攻撃魔法は得意。雷属性のコントロールもなんなくこなしている。

血統魔法にも愛されていて、【雷光の巨人(アルビオン)】は全魔法の中でもトップクラスのお気に入りでオルリックの家名を選んだのは血統魔法が決め手だったのではともっぱらの噂。本人曰く、甲冑を着た巨人という見た目が好きらしい。


好きなものは家族。アルム。魔法使いの物語。観劇。魔法。パンプキンパイ。

嫌いなものはトマト。フィクションを馬鹿にする人。




・ベルフィーナ・クラフタ

名字で察する人もいるだろうがフラフィネの娘。茶髪のショートカットで母親似。

母親であるフラフィネが自分の事をあまり話さないので母親がアルム達と友人である事は全く知らないまま入学しており、ティアと友人になったのは完全な偶然。何なら入学した今でも知らない。唯一サンベリーナとはよく会うが、サンベリーナがオルリック家を敵視しているので友人であるとは思ってもいない。

ベラルタ魔法学院に入学してからはティアとアルカの魔法儀式(リチュア)を観戦している内にティアやアルカと話すようになってそのまま自然と二人とついでにカワヒトとも友人に。

サンベリーナが師匠なので魔法の技術はそれなりに高いが本人は自信が無く、魔法使いになるかどうか迷っている。


属性は信仰。得意な魔法は防御魔法。苦手な魔法は感知魔法。

子供の頃から聖女ベネッタのファンなので信仰属性に。治癒魔法は師のサンベリーナでは教えられないため日々勉強中。

血統魔法は扱えるだけで愛されているかどうかは不明(そこまで熟練していないため)。


好きなものは母親。師匠。聖女ベネッタ伝。宝石。ティア。魚料理全般。

嫌いなものは父親。熊系の魔獣。暖炉の火。ブロッコリー。パセリ。トマト。ピーマン。野菜を残すのを許さない母親の視線(最近はティアにも見られる)。





・カワヒト・ヤコノ

常世ノ国(とこよ)からの留学生。濃い青髪で肩くらいの長さのセミロング。

優秀な魔法使い候補として常世ノ国(とこよ)からマナリルへ留学し、常世ノ国(とこよ)の発展を見せつけ友好国としての価値を高める目的でベラルタ魔法学院に入学したが……ティアとアルカの魔法儀式(リチュア)を見てマナリルのレベルの高さに心を折られる。

ティアに何度負けても立ち上がるアルカの姿を見続ける内に興味が湧き友人に。ティアやアルカの懐が広いのをわかった上で性格の悪い絡みをしているだけで、他の生徒にはある程度まともな対応をする。

常世ノ国(とこよ)でもアルムは英雄として語られているが、学院でアルム本人に会うまで信じていなかった。初めてアルムと会った時は衝撃だったのか握手を求めていたので嫌いではない。


属性は地。得意な魔法は召喚。苦手な魔法は攻撃魔法。

才能はあっても好戦的な性格ではないからか攻撃魔法全般が苦手。人造人形(ゴーレム)の素材や形状を考えたりが昔から好きで給仕用人造人形(ゴーレム)などを考えたりしている内に召喚が得意になった。

血統魔法は【阿倉空暗(あくらからくら)】。巨大で強固な倉を召喚して閉じ込める血統魔法……と本人が思い込んでしまっているので十分な力を発揮できていない。本人の解釈があまりにもあんまりなので血統魔法にも愛されていない。そんな風に教えた母親が悪い。


好きなものは自分。自分を褒め称える人。頑張る人。地位の高い人が転落する事。団子とお茶。

嫌いなものは自分。家族。暗闇。幽霊や怪談など恐いもの全般。





・エミリー・ロードピス

ルクスとエルミラの間に生まれたロードピス家の長女。赤みががった茶髪に金の瞳を持つアルカの姉。

現在は二十一歳でベラルタ魔法学院を卒業後、ロードピス家を継ぐ前に魔法使いとして実務を経験すべくかねてから推薦のあった宮廷魔法使いに就任。二十一歳という若さはファニア以来の快挙ではあるが、十八歳でスカウトされている母親の親友ベネッタの存在を知っているので慢心とは無縁。

前までは子供の頃から遊んでもらっていたベネッタと気安く接する事が出来ていたが、ダブラマとの外交の際、必ず王都に訪れて参加していくベネッタの影響力を知ってからか会う時に緊張するようになってしまった。ダブラマ王家に聖女呼びされて敬われているベネッタを初めて見た時は口を開けっぱなしのアホ面を見せてしまい、それを同僚に度々いじられている。


属性は火。得意な魔法は感知魔法。

火属性では珍しく感知魔法が得意で、特に幻影を作る魔法が大の得意。子供の頃から遊んでいる内に得意になったとか。エルミラに似てこれといって苦手な魔法も無く、未来を期待されている魔法使いへと成長した。

血統魔法にも愛されているが、流石にエルミラの領域にはまだ届いておらず覚醒もしていない。


好きなものは家族。アルム。ドール。本を読む事。母親との買い物。冬に食べるアイス。

嫌いなものは家族の悪口。ママ呼びを馬鹿にする人。強引な人。





・シュニーカ・ダンロード

ウェーブのかかったアッシュグレーの髪の女性で南部の四大貴族ダンロード家の次期当主。現在は二十四歳で領地にて当主としての仕事を勉強中。

子供の頃、一週間滞在していたエルミラに指導して貰い才能が開花。南部の貴族が口々に語るローチェント魔法学院を一人で救ったエルミラの武勇に憧れ、実際に会って人としても尊敬するようになった。

今はエルミラとファニアに並んで火属性の使い手でも三本の指に入ると評されているが本人曰く、自分だけがエルミラ達の足下にいる事が出来ているだけ、とどのインタビューでも答えている。実際シュニーカは十戦やってファニア相手なら一回勝てるかどうか、エルミラ相手には一回勝てたら幸運くらいの差があるので的確。シュニーカが弱いのではなくエルミラとファニアが強い。

勝手に同列のように並べられてからエルミラに会うのが少しきまずく思っているのが最近の悩み。


属性は火。得意な魔法は攻撃魔法。苦手な魔法は補助魔法。

エルミラに師事させて貰った影響からか落ち着いた物腰とは裏腹に戦闘はかなり攻撃的。補助魔法は本人の苦手意識の問題で別に不得意なわけでもない。

血統魔法は【空焦がす天涙(ディアヘスティア)】。空から巨大な火柱を複数降り注がせる血統魔法で覚醒済み。攻撃範囲だけならエルミラやファニアを超えている魔法であり、ダブラマのルトゥーラの先祖が血統魔法を作ったきっかけとなった血統魔法でもある。





・カルミナ・トランス・カエシウス。

アルムとミスティの間に生まれたカエシウス家の次女。ティアと同じく母親譲りの容姿を持っているが、目元はアルム似。

現在は十一歳でトランス城で色々勉強中。アルムを本当の父親じゃないと勘違いしたりとお騒がせな騒動を起こしたりもするが、それも子供らしいといい思い出にして仲良く暮らしている。

母親であるミスティに憧れているからか、自分の髪を色々とアレンジするのが趣味。


属性は水。得意な魔法は防御魔法。苦手な魔法は他全て。

ティアほどの才能が無いのとまだ習い始めたばかりなので防御魔法以外はまだまだ。何故か防御魔法は子供ながら中々の腕前。ベネッタにこそこそ訓練して貰っているからという使用人の裏情報もある。

血統魔法はまだ継承していない。


好きなものは母親。家族。髪型をいじる事。母親の髪を梳く事。父親と本を読む事。冬の朝。牡蠣。

嫌いなものは泣き虫な自分。意地悪な同年代の男の子。虫全般。暑い日。人参。

お読み頂きありがとうございました。

これからの更新予定になりますが新作がある程度落ち着いたら、来年に番外長編「その咆哮は誰が為に」の更新を始めます。最新時系列から十年前に起きたネロエラが巻き込まれた事件についてを書きます。

短編も決まっているもので二本ほどありますので、来年も「白の平民魔法使い」を是非読みに来てやってください。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] べネッタに威厳は出ましたかあるわけ無いですね ダンロード家って火属性でしたっけ? アル・ミスの第一子と同い年ということは、結構早く結婚してたんですねフラフィネ。 カルセシスの子息…
[良い点] 再度ここまで読み直してますがやはりいいですね 何度読んでも面白い、気持ちを入れ込んでしまう良い物語はそう多くないので貴重です これからも応援しています [気になる点] 好きなものがタコとい…
[一言] 祝投稿1000話
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