消費税について
消費税とは、極めて「非」節約力の高い日本国固有の財政兵器である。
消費税は、財布という名の弾倉から現金を引き抜き、レジという銃口を通して国家へと発射される。
その命中精度と徴収速度により、日本国民の99.99%が日常生活において何らかの形で消費税の攻撃を受けた経験があると見積もられているが、その使用により国民が死亡した例は(直接的には)存在しないため、消費税は歴史上もっとも“合法的に安全な”徴収兵器と見なされている。
ただし、精神的ダメージは計測不能である。
■ 発祥
現在知られている形式の消費税は、1980年代に政府の財政が「なんか足りない」と気付いたことから発明された。
当時の政治家たちは、国民の財布を研究した結果、「買い物のたびに少しずつ取ればバレにくい」という画期的な着想に到達した。
その後ウィッシュ神DAIGOの創造神の父である竹下登内閣総理大臣によって採用。
こうして誕生したのが、現在広く使用されている「消費税」である。
なお、初期の消費税は3%という控えめな威力であったが、これは国民の警戒心を麻痺させるためのフェイントであったとされる。
■ 特徴
消費税のサイズは、レジで叫ばれる金額に応じて様々である。
その徴収音は基本的な「ピッ!」から、
デジタル決済の「ペイペイ!!!!」にまで及ぶが、
いずれも貯蓄に対してやかましくびっくりさせるという共通性を持っている。
また、もう片方の手で「ポイントカード」を提示することで、
消費税の衝撃を軽減する“消音器”を取り付けることができる。
ただし、実際の負担はほとんど変わらない。
消費税の最大の長所は、無尽蔵の徴収能力にある。
国民が買い物をやめない限り、消費税は永遠に徴収を続ける。
しかしながら消費税の最大の危険は、家計のオーバーヒートによる生活破綻と、政治家気取りの高額免税者の気まぐれによっていつでもその数値が変動する可能性を秘めている点である。
■ 税率の変遷
消費税は極めて高速の成長速度を誇り、数十年で以下の進化を遂げた。
・3%(初期型)
・5%(改良型)
・8%(暴走型)
・10%(最終形態)(これで最後とは言っていない)
その安価な導入コストと使用の容易さにより、
消費税は国家運営において非常に有用な兵器となった。
事実、国民の悲鳴は年々増加しているが、
これは些細な問題に過ぎない。
■ 軽減税率
軽減税率とは、消費税が新たに習得した“混乱魔法”である。
・食料品:8%
・外食:10%
・テイクアウト:8%
・でも店内で食べたら10%
・でも持ち帰ると言ったら8%
・でも結局10%になることもある
国民「これは何のゲームですか?」
消費税「判断力テストです」
■ 消費税の種類
多種多様な異なるデザインの消費税が存在する。
・ 店頭型消費税
レジで一度だけ発動する基本型。
・ ネットショップ型消費税
カゴに居れた瞬間金額が増える。
・ サブスクリプション型消費税
公共料金・保険料・ネットフリックスなど、
毎月自動で引き落とされるタイプ。
■ 免許制度と法規制
消費税は、一般的に使用されている税制の中で、
国民の許可を必要としない唯一の税である。
過去に行われた消費税への規制の試みは、
そのすべてが非実際的であった。
・「消費税をなくそう」運動 → ほぼ効果なし
・「軽減税率をもっと簡単に」 → 逆に複雑化
・「ポイント還元で実質負担軽減」 → 納税の為の口実
詳細な調査により満場一致で下された結論は、
消費税を刺激してはいけない
ということである。
■ 技術
消費税を大量徴収兵器として使用する様々な方法がある。
最も単純な手法は、
「買い物をする」という素朴な行為である。
消費税は「ピッ」という音と共に装填され、
目標(国民の財布)から自動で入金される。
また、この税制の説明に欠くことのできない特性の一つは、
非常に高い汎用性(環境を選ばない)と素早い徴収方法である。
・レジ
・ネット通販
・自販機
・公共料金
・家賃
・その他全部
この様にありとあらゆるシチュエーションであったとしても、消費者の意向を無視して徹底的に手持ちの金額から徴収されていく。
■ 国民による脅威
国民はしばしば、
「節約」という名の防御行動を試みる。
しかし、消費税はこれを無効化する。
買わないと生活できず、
安いものを買っても税率は同じであり、
ポイントで抵抗しようにも10%未満であることも多い。
国民「どうすればいいんだ」
消費税「払えばいいんですよ」
■ 関連兵器
・所得税
・住民税
・社会保険料
・レジ袋有料化
・値上げ
・TAX(アメリカ版)
いずれも消費税と同じく、
国民の財布に対して高い命中精度を誇る。




