表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

異世界で王子やってた俺が、気づいたらコンビニバイトしてた件について

目覚めたら、すでに見覚えのある天井。

カビくさいアパート。スマホは充電1%。

LINE未読は母親からの「バイト行ってる?(泣)」×3。


アラン「……あれ? 俺、王子だったよな?」


ピロン♪ 『【出勤依頼】今日14時から入れる?』


アラン「誰が王族からレジ打ちに転生するんだよ!!」


■現代アランのステータス

名前:有嵐ありらんアラン

職業:コンビニバイト(レジ係、ホットスナック得意)

特技:王族スマイル

弱点:マルチタスク、電子マネー、レジ袋の袋詰め


アラン「令和の方が生活ハードなんですけど!!」


■ヒロインズの謎転生

なんと、異世界で彼を支えた彼女たちも、何らかの“バグルート”を通じて転生してきていた。


・エミリア → 元気すぎる大学2年生(バイト先の新人)

「アラン先輩! ファミんチキ3個入りましたー♡」

「やめろそのテンションで異世界バット持ち込むのやめろ!!あとそれレジで振るな!!!」


・リリィ → 謎の美人上司(副店長)

「あなた、レジ金の誤差、0.3円出ましたわ。反省文5枚」

「どこの社交界ですか副店長!!あと0.3円ってなに!!!」


・クラリス → 店内AIアナウンス

「本日のお買い得品:あなたの尊厳(※売り切れ)」

「令和のコンビニこわっ!!」



その日、謎の黒スーツ男が来店する。

「やあ、アランくん。……バイト、順調かい?」


「え、え?ちょ待って、プロメテウス!?なにしてんのお前!」


眼鏡をくいっ!とひとさしゆびであげながら

プロメテウス「再就職だよ。本社のエリアマネージャーとしてね」


\\【ここは実験用ルート現実空間“レイバース”】//

\\【俺ルート検証中。君は観察対象だ】//


アラン「うわーーーまたバグってるぅぅぅ!!」


別の日。夜シフト。

あの静けさと雑音が共存する深夜のコンビニ。

アラン(元・第二王子)は今日もレジを打っていた。


アラン「……いやいやいや、ちょっと待て。あれ、見覚えある角だよな?」


入店してきたのは、

──漆黒のマント、両肩にドラゴンの頭、背中からファンタジーが漏れてる男?


「我が名は魔王 ダーク=グロリアス=マジェスティ三世。世界を焼き尽くす者──ホットカフェラテひとつ」


アラン「年齢確認お願いします(真顔)」

魔王「……!? ……え? 我、飲酒も喫煙もしないが……?」

アラン「じゃあその見た目で“Lサイズのホットカフェラテ”頼まないでもらっていい?」


なんとこの魔王、

かつて異世界でラスボスとしてアラン兄が倒したはずの人物。


魔王「お主、どこかで……いや、この神妙な袋詰めの姿勢……貴様、まさか第二王子アランかッ!」


アラン「そうだよ!! 今はコンビニのアランだよ!! 王子成分ゼロだよ!!」


魔王「異世界帰還後、我もここ“令和界”に堕とされ、

いまはUウニバーイーツで副業しながら人間観察しておる……つらい……」


「…わかる、その気持ち、めっちゃわかる……」


\\【バイト先が異世界再会スポット化してる件】//


バァン!!(自動ドア開く)


エミリア「殿下あああああ! その魔王はなにものですかぁぁあああ!!」

魔王「今日はファミんチキが食いたくて……」

エミリア「くっ……ファミんチキの誘惑に屈した魔王……!」

魔王「ファンタジー界に、ファミんチキはなかったのだ……!」

クラリス(店内放送)「お客様にご案内いたします。 ただいま店内にて、最終戦争の火種が展開中です」

アラン「やめろアナウンス!深夜テンションやめろ!!」

クラリス「レジ前の“人類の希望”は、ホットスナックコーナーにて割引中です」

アラン「希望そんな安売りするな!!!」

ピロン


プロメテウス:LINE『今夜、君の“現実データ”に異常あり。来てくれ』


アラン「……まだ続くのか、俺の俺ルート……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ