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夏のある日

作者: 井上

 その日は実に暑い日であった。


 纒わり付く様な湿気と刃の様な陽の光で自分達は疲れ切っていた。


 丁度コンビニが有ったので、其処に入り少しばかり涼んで、アイスと冷たい飲み物を買い、ベンチに座り食べて飲んでいた。


 アイスは火照った体には冷たかったのか、頭が痛くなった。


 飲み物は喉が乾いていた事も有りあっという間に無くなってしまった。


「さっきまであったのに」


 そんな事を言って、近くに有ったゴミ箱へ捨てた。


 ふと財布を見るともう殆ど無くなっていた。この後ゲームセンターに行こうとしていたのでいそいそとポケットやカバンを漁り見付けようとした。


 すると偶然カバンの内ポケットから五千円札が出てきた。


 千円札では無い、五千円札だ。


 ラッキー、そう思い其の五千円札を財布に入れる。


 立ち上がって知っている中で此処から最も近いゲームセンターへ足を運ぶ、汗は拭き取り体は冷えた筈なのに汗が噴き出して体が火照ってくる、やはり夏は嫌いだ。

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