鑑定を常時発動‼
さーて。
これからどうしようか。
いや、真面目に。
お腹がすいた。
けど、食べ物がない。
魔物はいる。
他は特にない。
……。
魔物を食べろと?
この僕に?
さすがに無理ですわー。
いや、だってね、魔物っていっても、豚とか兎とかだったら食えたけど。
さすがに芋虫とてんとう虫は無理。
だって虫だもん。
まあね、地球には昆虫食とかいう誰得な食べ物がありましたわ、食べれなくはないんだろうけど、やっぱ見た目がねー。
てか地球では毒とか抜いてたり毒がない昆虫を食べてるんだろうけど。
こっちは緑の液体が出てる芋虫か色がヤバいてんとう虫しかいないんですけど。
ガチどうしよう。
……。
こうなったら、探しにいきますか。
まぁこのまま餓死とかで死ぬよりはマシだし。
よしっそうと決まればいきますか。
レッツゴー‼
……。
暇。
やること無さすぎて死にそう。
意気揚々と飛んできたはいいものの、やることはないし、うでは疲れるし、魔物はいないし。
テンション下がる。
あー、やることが欲しい。
『使用量が必要量に到達しました。』
『スキル[飛翼LV2]が[飛翼LV3]になりました。』
あ、
そうだ。
スキルのレベル上げしよう。
まぁ、スキルのレベルの上げ方なんて知らないんだけど。
でも、使用量って言ってるんだし。
めっさつかえばいけんじゃね?
ってことで、今自分が持ってるスキルは、飛翼、鑑定、頭突き、浄化、かな?
で、この中でレベル上げできそうなスキルは、鑑定と浄化かな?
あ、そうだ、思い出した。
浄化って使ったら疲れるんだった。
今は飛ぶだけで精一杯だから使うのはやめておこう。
ってことで、鑑定を常時発動する。
なぜか鑑定はたくさん使っても疲れなかったから、多分使っても欠点は特にない。
まぁ、鑑定結果はめっちゃ欠点だけど。
でも、今はスキルのレベルが上がってくれればいいから、そこは一旦スルーで。
『何かの壁』
『何かの壁』
『何かの壁』
『何かの天井』
『何かの天井』
『何かの天井』
『何かの床』
『何かの床』
『何かの床』
と、思ったけど。
やべー、やべーっすわ。
頭に情報がすんごい流れてきますわ。
ほぼ頭痛に近い感じに頭がなってる。
まぁ、たぶん使ってたらそのうち慣れてくでしょ。
ってことで、鑑定発動させたまま魔物探し続行。
『使用量が必要量に到達しました。』
『スキル[鑑定LV1]が[鑑定LV2]になりました。』
しばらくすると、そう声が聞こえてきた。
っしゃー‼
やっとレベル上がった。
体感10分位かかった気がする。
『迷宮の岩壁』
『迷宮の岩壁』
『迷宮の岩壁』
『迷宮の岩床』
『迷宮の岩床』
『迷宮の岩床』
『迷宮の岩天井』
『迷宮の岩天井』
『迷宮の岩天井』
てか、鑑定結果がちょっと詳しくなってる‼
まぁ、これでもゴミスキルにはかわりないけど。
でも、レベル上がった瞬間鑑定結果が変わったから、レベルをもっと上げれば、使えるかも‼
希望は持てた。
よしっ引き続きどんどん鑑定しよう‼
……あ、そういえば食べ物探してるんだった。
てへッ……☆