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星に唄う  作者: 井ノ上雪恵
天璇進行編〜常盤色の人形遣い〜
27/101

エゴ

 

「イチちゃん、こっちなの!」

「ニャー!!」


 ひとの部屋で、実花とニャイチが元気に鬼ごっこをしている。

 実花にニャイチをプレゼントしてから今日で一カ月。ニャイチという名前は、実花に聞かれた時適当に俺が付けたものだ。

 安直な名だが実花は気に入ったらしく、「イチちゃん、イチちゃん」と毎日ニャイチと仲良く遊んでいた。それが何故か毎回俺の部屋だということには文句の一つも言いたくなるが、今の所「出て行け」と怒ったことはない。

 今も騒がしい一人と一匹のやり取りをスルーしながら、俺は武器の類を黙って作っていた。


「ねぇねぇ!お兄ちゃんも一緒に鬼ごっこするの!」

「ニャー!」


 二人遊び(片方はぬいぐるみだが)に飽きたのか、実花とニャイチが揃って作業机の下から顔を出す。

 一つ溜め息を吐いた俺は「あのですねぇ」と口を開いた。


「人の部屋で騒ぐのは勝手ですが、実花はそろそろ()()の時間でしょぉ?俺と一緒に遊んでる時間はないのではぁ?」


 そう言えば、実花は「ウッ」と顔を顰める。

 “勉強の時間”……勿論これが言葉通りの時間じゃないことは、実花が一番よく知っている。内容は教えて貰ってないが、父と母による人体実験の時間だ。実花は一日一回、二時間程俺の両親から何かの実験を受けていた。

 今日は後十分でその時間になる。

 もうそろそろで研究所から迎えが来るだろう。


「……実験それが終わったら、後で私のお願い聞いてほしいの!」


 実花が真剣な眼差しで懇願する。

 毎度のことだ。実験に行く前に必ず、実花は俺に何かお願い事を言う。大抵は「一緒に遊んでほしい」とか「異能を見せてほしい」とか、そんなもの。面倒ではないので、断ったことは一度もない。


「ええ。聞いてあげるんで、良い子で頑張って来るんですよぉ」


 俺が頷くのと、実花の迎えが来るのは同時だった。

 実花は俺の返答に少しぎこちなく顔を綻ばせると、素直に研究員の手を取った。


「お兄ちゃん、行ってくるの」

「ええ、いってらっしゃい」


 表情筋が弛むのを感じながら手を振って見送る。

 実花の居なくなった自室は、先程までとは打って変わって静かだった。実花と居る時は「ニャーニャー」とうるさいニャイチも、俺と二人きりの時は猫のように尻尾を丸めて大人しくしている。


「はぁ……」


 一人(正式には違うが)になったことで、ついつい大きな溜め息が口から溢れる。

 実花の受けている実験内容……両親からは何も聞かされていないし、実花から教えられることもないので詳しくは何も知らない。だが心当たりが全くないわけでもなかった。


 ……最近実花、なんか変なんですよねぇ……。


 心の中で呟く。

 変というか、大人しくなったというのだろうか。先程の笑みもそうだが、感情の起伏が前よりも緩やかになった。当然微々たる差だし、毎日こんな研究道具しかないおりに軟禁されていれば元気がなくなるのも当たり前のことだろう。

 だが、俺は一つ気になることがあった。


 ……確か、両親が今研究しているテーマが『人造兵士』……。


 両親がガーディアンや政府とコネクトがあるのは、その科学技術力を使って国の軍事力を増進する為だ。

 その為、両親の研究は基本兵器に関わることになる。

『人造兵士』もその一つだ。コレは俺の“魂宿”から着想を得たもので、人間から恐怖や情けを奪い、命令に忠実に戦場で闘える兵士を作るための研究。

 この研究で肝になるのが、“感情のコントロール”である。


 ……実花の受けている実験がもしコレなら……もし実験が成功すれば実花は……。


 嫌な予感だけが胸の中で渦巻く。

 根拠はない。実際実花はまだ、少なくとも俺より感情が豊かだ。

 毎晩一人で寝るのが怖いと言って子守唄をせがんでくるし、実験動物モルモットとして連れて来られたネズミやイヌなどの動物達も可愛がっている。


 ……単なる気のせい……ですよねぇ……いくら両親でも、既存の人間の感情を消すなんて……。


 その考えが甘かったと、後ほど俺は思い知らされることになる。


 二時間後、実験から戻ってきた実花の表情かおからは笑顔が消えていた。



 *       *       *



「み、実花……?」


 いつも底抜けに明るい笑顔を見せている分、暗い表情のままニコリともしない実花に戸惑いの声が漏れる。


「お兄ちゃん、約束……お願い、聞いてほしいの」


 静かに告げられた実花の言葉に、極力冷静を装って「何ですかぁ?」と尋ねる。

 いつものようにくだらないお願いを言って欲しかった。まだ感情は残っていると信じていたい。

 俺の心情がわかったのか何なのか、実花は笑った。いつもの笑顔じゃない。無理矢理上げた口角は歪んでいて、眉は困ったように下がっている。無理をしている笑顔かおだった。


「実花……」

「あのね、お兄ちゃん。私のぬいぐるみさん、作ってほしいの」

「は……?」


 実花のお願いの意図がわからなくて、間抜けな声が出る。

 ニャイチのようにもう一度ぬいぐるみを作ってプレゼントして欲しいということだろうか。何にせよ、ぬいぐるみを欲しがる感情が残っていることに、俺は少なからず安堵する。

 だが、そんな単純な話ではなかった。


「あのね、私のココロをね、お兄ちゃんの異能まほうで、ぬいぐるみさんの中に入れてほしいの」

「…………」


 その一言で実花の考えていることがわかってしまった。

 ぬいぐるみが欲しい訳じゃない。

 実花は知っているのだ。自分の感情がくなってきていることに。


「実花、貴女……」

「あのね、私ね……最近、楽しくないの。お兄ちゃんと一緒にいても、イチちゃんと遊んでても……全然楽しくないの。もうね、もう……笑えないのッ」

「ッ!!」


 到頭泣き出してしまった実花の小さな身体を思わず抱き締める。友達もいない、他人ひとと関わることを避けてきた俺には掛ける言葉が見当たらない。


「怖いのッ!とっても怖いの!いつかッ、ココロがなくなっちゃうのッ!……お兄ちゃんと一緒にいられなくなっちゃうのッ!……だからね、だからッ……異能まほうで私のココロを守ってほしいのッ!ぬいぐるみさんの姿でも私はッ!私はお兄ちゃんとずっと一緒にいたいのッ!」

「当たり前ですよ!」


 考えるより先に口が動いていた。


「いくらでも!貴女が『もう良い』って言うまで一緒に居ますよ!!例えどんな姿になっても!!俺が絶対に実花を守ります!実花の感情ココロを取り戻す方法を絶対に見つけ出します!!約束します!絶対に、絶対に!……だからもう泣かないでくださいよぉ……俺は貴女の……笑った顔が好きなんですから」

「ッ!……」


「ヘヘッ」と笑った実花の笑顔かおはやっぱり歪んでいた。


 その日、俺は実花の魂を貰い、急いでぬいぐるみを作り始めた。実花の好きなニャイチに似せた猫のぬいぐるみを。

 ニャニーと名付けたそのぬいぐるみが完成し、実花の魂を宿す頃には、着実に実花の本体の魂からは感情が欠けていっていた。



 〜       〜       〜



 それから七年後。

 ()()は高校二年生となり、実花の身体も大きく成長した。しかし、もう完全に実花の本体に感情は無くなっていた。

 自分は毎日ニャイチ、ニャニーと共に感情を失った実花の身体と過ごし、感情を取り戻す方法を研究していた。


「ニャー!」

「ニャニャー!」


 ニャイチとニャニーが自分の頭の上で戯れる。ニャニーの方は実花の魂を入れているので人語を話せる筈だが、何故かニャニーはいつも猫語(正しいかは知らないが)を使っていた。


「二人共ぉ、騒ぐのは勝手ですけど、あんまりうるさいと今日のお出掛け連れて行ってあげませんよぉ」


 自分が軽く脅せば、二人共ピタリと鳴き止む。

 今日は一ヶ月に一度の実花の外出許可日だった。基本実花の外出は禁止されていたが、自分という監視付きでなら一ヶ月に一度くらいは良いと両親から許可を貰い、毎月二人で出掛けていた。実花の身体から感情が無くなってからは、実花に外出を強請られることもなくなったが、自分はこの七年間ニャイチやニャニーと共に毎月実花を外に連れ出していた。

 まあ、実花から何か反応が返ってきた試しはないが……。


「良いですかぁ。毎回言ってますけど、ニャイチとニャニー、貴方達はぬいぐるみの振りをちゃんとするんですよぉ。絶対に動かない、喋らないを徹底してください」

「「ニャー!!」」


 元気な返事が上がる。

 返事だけならいつも満点だ。返事だけなら……。

 自分は今日の気苦労を考えて溜め息を一つ溢し、そして無表情のまま黙っている実花に顔を向けた。


「じゃあ、行きましょうか」

「……」


 反応はない。構わず自分は実花の手を取った。



 *       *       *



「さすがに桜は散ってますねぇ」


 緑の茂る木を見上げながら実花に話しかける。

 やって来たのは家から近い公園だった。

 先月来た時には桜が満開だったのを思い出し、一ヶ月の時の流れを感じる。


「ニャー!」

「ニャニャー!」

「あ!ちょっ!二人共ぉ!」


 油断した隙に、自分の鞄からニャイチとニャニーが勝手に抜け出す。人気もほぼない公園だから誰にも見られていないが、誰か来たらどうするつもりだと慌てて二人を捕まえた。


「勝手に動くなって言ってるでしょぉ?行きたいところがあるなら、連れて行ってあげるんで、大人しくしてください」

「ニャー!」

「ニャニャー!」

「はいはい、わかりましたんでぇ、静かにしなさい」


 また勝手に動かれては堪らないと、リクエスト通りに足先の向きを変える。


「実花、行きますよぉ」

「…………」

「実花?」


 ジッと桜の木を見つめる実花に疑問符を浮かべる。

 その時だった。


「ッ!!実花ッ!!」


 突如感じた殺気に咄嗟に実花の手を掴む。

 先程まで実花の見つめていた桜の木を切り裂いて、一匹の亜人が自分達の前に立っていた。


「……飯ィ……飯ィ……!」


 うわ言のように亜人が呟いている。白目を向き、開きっぱなしの口から涎が垂れている状態はどう見ても正常ではなかった。


 ……フラッシュ状態……!


 心の中で舌打ちを溢す。

 フラッシュ状態とは飢餓状態にある亜人が陥るもので、目の前にいる凡人や貴人を理性なく襲ってしまう状態のことだ。

 こうなった亜人は殺すか気絶させるしか抑える方法がないのだが、特に厄介なのは本能が解放されているからか、普段よりパワーが上がり肉体が強靭になってしまうということだった。


 ……クソッ!武器なんて持ってきてないんですけどぉ!しかもフラッシュ状態って、このまま放っておくわけにもいかないじゃないですかぁ!


 フラッシュ状態時の亜人は目の前の相手えものが亜人じゃなければ誰でも良いので、ここで自分達が無事逃げおおせても、他の誰かが犠牲になる可能性が高い。

 未来のガーディアン隊員として見過ごすわけにはいかないだろう。

 かと言って闘う準備も何もない。


「実花、逃げますよ!!」

「…………」


 実花の手を掴んだまま走り出す。

 今の実花に恐怖はないので、亜人が目の前にいるから逃げるという思考は無かった。


 ……とりあえず実花だけでも安全な場所に!武器がなくても、多少は肉弾戦でどうにか……。


 体術がからきしで星影高校の一組は務まらない。フラッシュ状態の亜人と闘うのは初めてだが、実花の逃げる時間くらいは稼げるだろう。


「ニャイチ、ニャニー!自分が闘っている間に、実花を連れて家に帰りなさい!ニャイチ!実花達を無事に送れたら、自分の武器を持って、此処に戻って来てください!」

「「ニャー!!」」


 ニャイチとニャニーが鞄から飛び出し、自分の代わりに実花の手を取る。


「実花!()()です!ニャイチ達と一緒に逃げなさい!!」

「…………」


 敢えて『命令』という単語を使う。

 両親が作っていたのは『命令に忠実な兵士』。実花もまた、自分の命令には絶対に従うようになっていた。

 命令通りニャイチ達に引っ張られながら逃げる実花。

 その後ろ姿を確認してから、自分は亜人と対峙した。


「飯ィ……飯ィイイイイ!!!」

「ッ!!」


 目の前から亜人が消え、咄嗟に両腕をクロスして頭を庇う。


「グッ!!」


 身体の反応は正しかったようで、自分の顔面を狙っていた亜人の拳を両腕が受け止めていた。しかし相手のパワーが強すぎて、後ろに吹っ飛ばされてしまう。

 地面に手を突いて一回転しながら受け身を取った。


 ……何て馬鹿力……左腕が折れた……これがフラッシュ状態の亜人……これだから本能だけで動く脳筋は嫌いなんですよぉ!


 内心愚痴を吐くが、そんな余裕はない。

 相手の方がスピードもパワーも上で、防御をミスれば一撃でゲームオーバー。それをニャイチが戻ってくるまでの約十分間持ち堪えなければいけないのだ。なかなかのクソゲーである。


「飯ィ!飯ィ!」

「人のことを飯扱いしないで頂けますぅ!?」


 再び前から突っ込んできた亜人をなんとか躱しながら、体勢が整っていないところに蹴りを入れる。

 だがしかし……。


「ッ〜!」


 痛みで思わず顔を歪める。

 蹴りを入れた自分の足が亜人の肉体に耐え切れず、ダメージを喰らってしまったらしい。

 すぐに亜人から距離を取るが、右足の痛みで地面に膝を着いてしまった。


 ……まるで鉄の身体ですねぇ……。


 皮肉めいた笑みを浮かべる。こうも力の差が歴然としていれば、馬鹿馬鹿しくもなる。

 だがここで諦めるわけにもいかなかった。


 ……自分はまだ死ねない……実花との約束を果たすまで……絶対に!


 つい力んでしまい、身体が強張る。

 瞬時にマズいと悟った。

 すぐ側まで、鋭い爪の切っ先を向けて突進している亜人が迫って来ていた。


 ……ガードが間に合わないッ……。


 反射的に目を瞑る。幻聴か、ニャイチ達の鳴き声が聞こえた気がした。

 次の瞬間何かが自分の身体に抱き付いてくるのがわかる。

 何だと思って瞼を開けると、飛び込んできた視界に絶句した。


「ッ〜〜!!」


 苦しげに顰められている眉。生理的に浮かんだ額の汗。背中から止めどなく溢れてくる真っ赤な血。


「実花ッ!!!」


 何故か逃げた筈の実花が自分を庇って亜人からの攻撃を受けていた。

 状況を把握した途端、頭が急激に冷えていくのがわかる。

 どう見ても実花の負った傷は致命傷だった。後数分も経たない内に実花は大量出血で死に至るだろう。


 ……どうすれば良い!?どうすれば……!!


 どれだけ頭を回転させても、実花を助ける方法が思い付かない。

 そうこうしている内にどんどん実花の周りには真っ赤な水溜まりができていく。


 ……どうするどうするどうする!?まだ約束を果たしていない。死なせたくない。死んでほしくない。守ると……絶対に守ると約束したのに!!


 実花の瞳から生気が消えていく。


「待って!待ってください!まだ!」

「飯ィ……飯ィ……」

「ッ!!」


 パニックに陥っていた頭が、亜人の声で我に帰る。

 先程まで手に付いていた実花の血を舐めていた亜人が、焦点の定まらないイカれた目で自分を見据えていた。

 そしてふと思い付く。


 …………。


 自分の異能は()()()に魂を宿して()()()()()()()()もの。


 ……生きてない『死体』なら……。


 今思えば、この時の自分は正気ではなかったと断言できる。


 だがしかし、迷わず自分は襲い掛かってきた亜人から魂を全て抜き取り、完全に死んでしまった実花の身体に有りったけの星力を使って、亜人の魂を無理矢理入れたのであった。


 その時、近くまで戻ってきていたニャニーが何かを叫んでいた気がするが、何と言ってたかは今でも思い出せない。



 〜       〜       〜



「…………ッ!…………夢…………」


 地下の研究所内でついうたた寝していた莉一がハッと目を覚ます。相変わらずその精気のない目の下には濃い隈が浮かんでおり、過去の現実あくむを見ていた所為か額には汗が滲んでいる。


 実花がおかしくなったのは、亜人の魂を入れてすぐのことだった。

 人間を見ると襲い掛かって噛みつこうとするようになったのである。

 亜人のほんのうに引っ張られるのか、過去に受けた『情のない兵士を作る為の実験』の影響が出ているのか、はたまた両方か。原因はわからないが、実花の身体も亜人のように強靭になっていた。

 常に人間の血肉を求めて暴れる実花を鎖で縛って地下の研究所に監禁するようになったが、それでも鎖を引き千切り、莉一の目を盗んで人間を狩ろうとする日が絶えなかった。

 誰かを襲う前に莉一が実花を捕まえれば問題ないが、何回か間に合わず、殺人未遂を犯すこともままあった。実花により重傷を負ってしまった人間は、病院に連れて行く訳にもいかないので勝手に莉一が保護らちし治療している。

 それがここ一ヶ月の誘拐事件の真相だった。


「……実花?」


 まだ寝ぼけている頭を片手で押さえながら、莉一が室内を見回す。

 いつも常に聞こえている筈の実花の声が聞こえない。それどころか、鎖が全て引き千切られ、研究所内に実花らしき人影が見当たらない。


 ……まさか!


 慌てて莉一が椅子から立ち上がる。


「ニャイチッ!……」


 近くにいる筈のニャイチのことを莉一が呼ぶが、側に居ないのか返答がない。

 不思議に思う莉一だが、ニャイチのことを気にかけている余裕もないので、そのまま急いで研究所から飛び出していった。

読んで頂きありがとうございました!!


補足説明させてください!!


莉一の異能“魂宿”ですが、相手から貰う魂の量というものがあって、魂全体を十とすると普段は五の量、魂を貰い、無生物に与えてます。

貰う量によって、魂を与えられた無生物の人格の出方が変わって


一から四までの量……ちょっと雰囲気が似てるくらいしか本体の人格が出ない。


五の量……綺麗に半分になっているので、完全に本体の人格がコピーされている。見た目が違うだけの同一人物となる。


六から九……本体の魂が少なくなるので、本体の人格が薄まってしまう。無生物の方が本体のようになってしまう。


十の量……本体から魂が完全に無くなるので、本体の生き物は植物人間状態になる。死ぬことはないが、息をしているだけで自分の意思で動くことはない。(莉一がフラッシュ状態の亜人に使ったのがコレ。相手の亜人から魂全抜きして、行動不能にした)


貰う魂の量と星力量は比例しているので、魂全抜きした後は莉一の星力量は枯渇寸前までになってしまう。なので、基本全抜きはしない。



以上補足説明でした!

わかりにくいところあったら、感想で教えて貰えると嬉しいです!

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