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幽明の番人  作者: 寺島という概念
『信仰』の御化
17/77

a-10_『神』

「さて着いた」

 マギスが次に口を開いたのは、階段をりきって巨大な扉の前にたどり着いた時だ。

 一際ひときわ明るい光が筋のように枠からにじみ出しているが、扉は真っ黒なので薄暗い周辺との対比もあって、その大扉はいやが応でもあの『深淵しんえん』を思い出させた。

(嫌なこと思い出したな)

 ナギは肌寒さを感じるような気分で、無意識のうちに首飾りの赤い結晶をさする。

 そんな彼女に誰が気づくでもなく、扉は開かれていく。

 地下にいるのにも関わらず、陽光が差し込む空間に迷い込んだかのような錯覚してしまうほどの灯りに、ナギは目を覆った。

 今までの薄暗さに、この光量は目に悪い。

 しばらくして眼が慣れてきたナギは扉の先を見る。

 そして彼女は、この国の中心、この世界の守護者たる『神』と対面したのだ。

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