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自世界転生  作者: キャオス
1/1

最初は説明だらけになるよね、本編は次からだよ

やぁ、初めまして。ここは全てがあるが何も無い空間。

まずは自己紹介から始めようか……といっても私はつい今しがたナレーションの為に()()()()所なので紹介するような経歴は無いのだが、気軽に「ナレーター」とでも読んでくれたまえ。

ではこの世界の話をしよう。

ここは君達からする異世界の魔物や種族が存在する世界「ワードイルマ」君たちのよく知るものを挙げるとするならばゴブリンやスライム、エルフやドワーフといった魔物や種族が混在し、魔王の驚異に晒されるたび勇者が生まれ、魔王を倒し魔王に倒され、幾百年封印されたり、はたまた蹂躙されたりする、といった君たちも知るよくある平和な世界である。

そしてこの世界を創り、そして私を作ったのがこちらにいらっしゃる絶対神「キャオス」様でございます。


「はいど〜も! ご紹介にあがりました、全てを創りし全知全能なる神キャオスでーす! あらすじ読んだ人はさっきぶりだね!」


見える訳でもないのに盛大にピースをなさるのも宜しいのですが、この物語についてお話されてはいかがですかな?


「それもそうだね、では話をしよう! この物語はタイトルにもある通り、我が創りしこの世界に我が転生し、様々な生物で一生をすごすと言うだけの物語さ」


何故そのようなことを?


「単純さ、様々な異世界を覗き見てた時に魔物も魔法も存在しないのに、文明だけやけに発展した世界があったのだよ。」


そう言いながらキャオス様は指をクルクルとまわして様々な世界の幻影を映し出す中で1つの世界を大きくした。


「その世界は「地球」という世界でな、その地球にある道具に、不思議なことに存在しないはずの魔物や魔法が蔓延る異世界の物語が数え切れぬほど描き綴られているのだよ、そう()()()()()()()()()()()()()だよ。」


キャオス様はカメラ目線でそう言った。


「まぁ、なんだ、我もその道具に物語を刻もうと思ってな、今地球で流行ってる物語に転生物というものがあるらしくてな、地球の人間が何らかの理由で異世界に転生するといったものなのさ、それをやるだけなのだよ」


その理屈で言うならキャオス様は異世界に行ってしまうのではないでしょうか?


「いや、我が異世界に行ってしまうとどんな形であれ侵食してしまうことになるし、我がこの世界を離れる訳には行かないからね。」


それで自分の世界に、と……しかし、転生したあとでこの世界はどうなさるおつもりで? よもやずっと放置などなさらないですよね?


「問題ないよ、我の最近の仕事なんて見守るくらいしかしてないからね。一応転生の合間でここに戻っては来るから、大層なことは起こらないさ。まぁ、世界の情勢は随時ナレーター君に流れるし、特異なことはそれこそナレーションしてくれるだろう? 」


キャオス様はニヤリと不敵な笑みを浮かべられた。


なるほど、そのために私を作ったということですね。


「そう言うことさ、さて、もう原稿用紙3枚くらい話してしまっていることだし、そろそろ転生しようか……っとと、転生する前にちょっとひと仕事〜、我が居なくても世界が回るようにしないとね、他にも色々……」


そう言ってキャオス様は両手の人差し指をくるくると回しだした。


34秒後


「っとまぁ、こんなもんかね? さてさて〜それじゃあお楽しみの転生といきますかね!」


キャオス様は期待を胸に抱えてワードイルマへと旅立たれた。


それでは、自世界転生スタートです。

スタートとか言っときながら転生は次なんだよね、我の世界とそっちの世界の接続が不安定だから、我の活躍がいつ投稿されるのかはわからないから気長に待っててくれたまえ

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