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memories dive〜メモリーズダイブ〜  作者: しょーごーる
呪いの救済
8/17

1話 始まり

『ちょっと、押さないでよ!』

『早く行ってよぉ…もう帰りたい…』

『こ、ここ…だよね?』

『う…うん。』

『開けるよ?』


ギイイイィ


『汚い。やっぱずっと使われてないんだね。』

『う、うん。』

『でも、何にもなさそうじゃん!良かった心臓止まるかと…。』


『………………………』


『…あれ?夏実?…夏実!?どこ行ったの!?

ちょっと夏実!?冗談やめてよ!!』


…ザザザザザザ

……

……ろ

『え?なに?』


…め…ろぉ…


『…い、いや……』



…やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろおおおお!!!………

ギイイイィ、バタン

……







秋色が少し出て来た10月。学校は、体育祭やら学園祭やらで賑わっている。

俺は思う。何故イベントを同じ月にまとめるんだこの学校は。10月にイベント2つ盛り込むなよ。すげえ忙しいだろ、マジで。


『ちょっと!手伝ってよション!あんた、学園祭実行委員でしょ!』

『俺が発熱で苦しんでる時に勝手にお前が入れたんだろーが。』

『でも、決まったんだからちゃんとやってください!』

『へいへい、やりますよ。』

そう言って俺は、明らかに重そうな段ボールを運び始めた。

『そういえばさ…』

『は?』

『やめろの呪いって知ってる?』

『いや。』

『最近さ、夜にね。襲われたんだよ、2人。』

『へぇ。』

『1人は帰ってこなくて、もう1人は入院中なんだってさ。』

『へぇ。』

『何があったんだろうね、超怖い。』

『へぇ。』

『ちょっと!そんな荷物運んでないで、話聞いてよ!』

『お前が手伝えって言ったんだろうが!』


とても、人間とは思えない傲慢さ。女子ってみんなこうなの?…いや、亜沙美だけか。


『ちょっとさ、気にならない?今回の呪い事件』

『気にならない。』


段ボールが重くて、手がヒリヒリする。


『えぇ。調査しようよ、調査。』

『はぁ?何で俺らがそんなことすんだよ。』

『いや、だってション超能力者だしさ、解決できるかもじゃん。』

『誰の何を解決するんだ?霊の過去を見て、成仏させるってか?絶対無理!!!』


段ボールを一通り運び終える。


『おや?おやおやおや???』


亜沙美はそう言いながら顔を覗いてくる。


『まさか、あなた。怖いんですか?幽霊が。』

『は?んなわけねーだろ?何言ってんの?は?』

『本当分かりやすいな。情けないわ。』


亜沙美にため息をつかれる。


『だから、怖くねえっつーの!まぁ、そういう相談が来れば、やってやらなくもないけどな。』

『本当?言ったからね!!』

『おぉ!いいぜ。』


まぁ、来るわけがない。まず、その2人なんか名前も顔も知らないわけで、まず俺の能力のことも知ってるわけないし。1番ヤバイ奏太の口も塞いでるからな。はっはっは!俺の勝ちだぜええ!

『…あの、相談させていただきたいんですけど。実は、夜に襲われた友達が帰ってこなくて…』


『…。』




…幽霊怖いです。…でも、こんな不運な自分も怖いです。



『いやぁああああ!!!!!!!!』



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