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法術省 特務公安課  作者: 秋山 武々
第1章 火の複眼
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火の複眼 #2

電車に揺られながら私はコミュニケーションアプリで研修同期達とお互いを励ましあうメッセージのやりとりをしていた。


もう一件メッセージを受信するとそれは師範からだった。


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おはようございます。

今日から特務公安課の一員ですね。

お母様もさぞお喜びでしょう。

まだ若いあなたには辛いことがあると思いますが心に従い突き進みなさい。

もし、迷ったときはいつでも道場まで。

温かいお茶とお菓子を用意して待っていますよ。


追伸:倅のこともよろしく頼みます。


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「ははっ、何これ?かわいい。」


メッセージともに犬が猛烈に画面中を駆け巡るモーションスタンプが送られてきた。


師範には法術施行の他にもソームとの信頼関係やマナについてを教えてもらった恩がある。


早く一人前の法術士官になってその姿を見てもらいたい。


そんなことを考えていると、車内の立体型パネルには人体への法術ダウンロードに関しての専門家のディカッションのライブ中継が映し出されていた。


倫理、医学、政治の多角的な側面から意見がぶつかりあっている。


それぞれの主張も理解できる。


私には法術ダウンロードが可能となったこの国の未来、この世界の行く末は想像できない。


それでも国連で人体への法術ダウンロードが可決されたからには各国で導入されていくんだろうな。


「法術省前ー。法術省前ー。」


物思いにふけっていたらいつの間には最寄り駅のアナウンスが流れて、降ります!降りまーす!!と私はおろしたてのパンプスをコツコツ鳴らしながら少し焦って電車から降りた。

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