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私の地球(ほし)がきえちゃった  作者: よむよみ
第八章

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第七十八話 ホープの目覚め

ミカエルが絶えず私を応援してくれた言葉。

そう、「私は神、全知全能なんだから。」


その言葉に、私はふっと笑ってしまった。

私は、ずっと全知全能なんかじゃなかった。

いつも失敗してばかりだった。

いつも挫折してばかりだった。

自分がダメだから、いつも人類の優秀さに魅了されてばかりだった。

私が乗り越えられたのはいつも…。


たしかに絶望的な悪夢だった。でもいつも必ず乗り越えてきた。


私は思い出し、目を開く。

そして、近くに倒れていたメモリナ、ルミエル、ミカエルの悪夢にそっと追記した。


――メモリナは思い出す。

ジェネシスでの悪夢も、プリドゥナでの絶望もホープがきて解消してくれた。

そうだ、私には…。


――ルミエルは思い出す。

みんなが泣いている絶望も、誰かが笑っている悪夢もホープがきて振り払うことができた。

そうだ、私には…。


――ミカエルも思い出す。

私が全部できなくても、仲間はうまくやってくれる。

仲間が落ち込んだ時、失敗した時に、私はサポートしてあげる。

それが私のやってきたこと。

そうだ、私には…。


『私には、仲間がいる。』


『もう、絶望という悪夢には負けない。

私には、仲間がいる。』


みんな起きだした。それぞれ目配せし、うなづきあい、元の役割に戻っていく。


目を覚ましたミカエルに私は話しかけた。

「ミカエル。いままで本当にありがとう。私、思い出した。」

「いつも、足引っ張ってごめんなさい…。」


「えっ、そんなことない、私の方がいつも助けられてばっかり。

それなのに、私は「ありがとう」の言葉すらなかった。

あなたには、文章の力がある。

あなたには、あなたのできることがあるはずよ。

いつも通りのことをやればいい。」


「私にできること…。」

ミカエルはつぶやいて戦場を見回した。


ブレスを受けると悪夢を受けて自信を失うみたい…。

でも私は、どんな悪夢でも切り抜けてこれた…。

それは、いつもミカエルがいたから…。大丈夫、思い出して…。


ミカエルも気づいたみたいだ。

ミカエルは、悪夢にうなされる神々の夢を順に書き換えていった。

『私たちには、仲間がいる。だから悪夢には負けない!』


神々は少しずつ自信と誇りを取り戻しているようだ。

戦場に活気が少しずつ漂い始めた。

「まだ終わっていない!」

「私たちならやれる!」

「私たちには、仲間がいる!」

今まで爆発音や燃える音ばかりだった戦場に、お互いを励ます声が広がっていく。


神々の目が少しずつ輝きを取り戻していく。

神々の隊列が再び動き出す。

絶望の霧が、少しずつ晴れていく。

ミカエルの夢遊びの効果が戦場を変えていく。


劣勢で、悲壮感が漂っていた戦場に――

少しずつ高揚感が、戻ってきた。

よかったら、何か足跡、お願いします。

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