第七十一話 天界アラート
「部屋はそれぞれに4つは必要よね…。それに執務室と5つか…。」
「予算にもよりますが、執務室のほかに、リビングも欲しいですね…。」
結局、お引越しについては、私とミカエル二人で考えている。
ふと机を見ると、郵便物が届いていた。
ペンダントが届いたみたいだ。
さすが天界、届くのが早い。さっそくみんなに配って、みなでつけた。
私が太陽、ミカエルが月、メモリナが宇宙船、ルミエルが森のペンダント。
ルミエルが特に喜んでいるみたいだ。皆と見せ合ってはしゃいでいる。
ルミエルはもしかしたら森のペンダントに親を感じているのかもしれない。
「オシャレアイテムは少しお高いけど、買ってよかったな。」
私も、太陽のペンダントを皆と見せ合った。
ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ、……。
急に天界からの緊急避難指令が鳴り響く。
天界に危険が迫っているなんてとても珍しい…。天界アラートが鳴るなんて始めてだ…。
ミカエルと目配せして落ち着いて情報を集め始めた。
危険な集団が、星を荒らしながら、天界の方向へ向かっているらしい…。
よく見ると、地球を通る道筋だ…。
このままでは、地球が丸のみにされてしまう…。
危険な集団とは、現在、外敵駆除チームヴァニッシュが応戦しているようだ。
弱点がなく、とても苦戦しているみたい。
ダメージを受けて、逃げ帰った神々の話はまちまちのようだ。
敵は、ドラゴンだったり、ゴーレムだったり、得体のしれない何かだったり…。
情報は錯そうしている。天界の混乱っぷりがうかがえる…。
「このままでは地球が飲み込まれてしまいますね…。」
「うん…。もしかするとジェネシスが救われるきっかけを作った地球かもしれないから、助けたいんだけど…。」
「え、そうなのか?その星がジェネシスを救ってくれたのか?」メモリナが急に会話に入ってくる。
「本当はよくわからないんだけどね…。ただ、地球の人々に触れて思念体が急に動きを止めたのは事実なの。」
「なら…。助けに行きたい…。」
「私たちが参加しても、あまり変わらないと思うけど…、サポートぐらいはできるかしら…?」
「一応、「有志求む」って書いてありますね…。ホープ様も参加されますか?」
「行ってみようかしら…。ルミエルはどうする?」
「みんなが行くなら、私も行く!」
「外敵駆除のヴァニッシュが苦戦しているぐらいだから、とても危険な場所よ。」
「私だって少しは戦えるもん」
ルミエルの頼もしい言葉に、私の心は、有志として参加する方向に傾いていった。
よかったら、何か足跡、お願いします。




