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私の地球(ほし)がきえちゃった  作者: よむよみ
第八章

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第七十話 お引越し

「う~ん。ちょっと手狭になってきたかな?そろそろお引越しが必要かな?」ホープ様がつぶやいた。

「そうですね。この家も気に入っていましたが、もう少し部屋の多い家がいいですね。」

「最近、お金たまってきたのよね…。」


天界の経済では、基本的にお金を使えば使うほど、支給される額も増える。消費された分のお金が、再び支給される仕組みのためだ。

仕事ごとに支給されるお金の単位が変わる仕組みのため、たくさんお金を使う仕事は、結果的に多くのお金が支給されることになる。

天界で経費という概念がないのは、この循環型の経済構造に理由があるのだろう。


もちろん、ほとんどお金を使わない人もいる。そういう人の割合を考慮して年々支給額は少しずつ増えていくことになる。

そして、そのようなお金を使わない人には、高額なカタログがたくさん送付されることになるらしい。

そんなカタログ、わたしは見たことは無い…。

経済的な面で大きな問題は起きていないところを見ると、この仕組みはバランスが取れているのだろう…。


それとは別に、支給額が増えることがある。

例えば、ホープ様の以前の成果として、「メルトドラゴンの駆除」が脚光をあびた。

「星の観察」の功績として「メルトドラゴンの駆除」作業にかかるお金は、「星の観察」に対応する通貨であるアースでやり取りされることになった。

その分、アースの支給額は全体的に増えているみたい。

この仕組みが、利益の上がりやすい仕事の従事者が自然と増えることにつながっている。

天界の経済について深く考えたことは無かったが、うまくできているみたい。


ただ、ホープ様自身は、どうしてお金がたまっているのか、支給額が増えたのかには気づいていないようね。

金銭面については、私がしっかりした方がいいのかしら…?


「どんなお家がいいか、みんなで考えよう!」ホープ様が皆に話しかける。

ホープ様と私は、「今の家も結構いいよね…。」とかいろいろ話していたが、

メモリナはほぼ無関心、ルミエルについては別のカタログを読み始めている…。


ルミエルにとっては家よりお菓子やアクセサリの方がいいみたい。家の話は少し早いかな?

多分、日当たりのいい場所さえ確保することができればよいのだろう。


「私、これ欲しい…。」ルミエルがペンダントのカタログを見て言った。

「へぇ~、ペンダントもあるんだ。いいね。お金もたまってきたし、みんなでお揃いのペンダント買おう!」

メモリナもこの話には少し乗り気みたい。みんなでペンダントのカタログをのぞき込んだ。


「どれがいいかな…。」

「あっ、ホープ様はこれがいいですよ…。」私は、太陽をモチーフにしたペンダントを指さす。

「で、私は、これがいいです…。」私は、続いて月をモチーフにしたペンダントを指さした。

「じゃ、私はこれ…。」メモリナは、宇宙船をモチーフにしたペンダント、

「私は、これ!」ルミエルは、森をモチーフにしたペンダントを指さした。

「太陽と、月と、宇宙船と、森か。なんか皆それっぽくていいかも?」ホープ様も気に入ったみたい。


「でも、月は少し控えめすぎない?」

「私には、これぐらいがいいんです。」私は、ホープ様に答えた。

「ミカエルがいいならいいか。」


私は、ホープ様とお揃いのペンダントに、内心とても喜んでいた。

よかったら、何か足跡、お願いします。

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