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私の地球(ほし)がきえちゃった  作者: よむよみ
第三章

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第二十七話 届いた人形

私は、ミカエルと一緒に、届いた人形について調べてみた。


「コンテストのときに創造されたゴーレムと、似たような作りのようね。

ゴーレムの額にあったクリスタルが、ほら、ここ。内側に仕込まれてる。

コンテストの時の体にも、もしかしたらあったのかしら?気づかなかった…。」

私はミカエルに、硬い何かが人形の心臓のあたりにあることを示した。


「私の記憶では、コンテストのときに見た人の体より、一回り小さい気がする……。

性能は大丈夫かしら?」

「一度、試してみたらいかがですか?」

「そうね!」

私は、人形に意識を移した。

元の大きさのまま、小さな体で動き回ってみる。


指先まで、世界の感触がある。

味覚が、世界に味の彩を添える。

温度が、世界に臨場感を与えてくれる。

もちろん音はいつもの通りに聞こえている。


使用感は、コンテストのときと変わらない。同等以上の性能のようだ。

「すごい……てっきり廉価版かと思ったけど、全然そんなことない!

小型化されているということは、むしろこっちの方が最新版かしら?」


自分の体のように、世界に直接触れられる。

触れたり、味わったり、温度を調べたり――それは、今までずっとモニター越しだった私にとって新しい、全く新しい感覚。

一度きりとあきらめていたコンテストの感触が、再びよみがえる!


「小さいままもかわいいですけれど、大きさも変えてみてください。

小さくなったり大きくなったり、自由自在に変えられるはずですよ。」


私は、ミカエルに言われた通り、神の力で大きさを変えてみる。

これ以上小さくなるのは難しかったが、普段の二倍までなら大きくなることはできた。

顔かたちも、男女の性別でさえも、文字通り自由自在に変えられるようだ。


無理に体を動かして、多少傷ついても、傷はすぐに回復した。

「このクリスタル、自己修復機能があるみたい。

きっとオルドレムも自己修復機能はついていたんだわ。ただ、外部からの補助が必要だったようね。

この体は、さらに進化して、完全自律型で自己修復するってことね。」


さらに、人の形でありながら、耐久性に優れ、耐熱性に優れ、呼吸をまったく必要としない。

この体であれば、文字通りほぼどこへでも行ける。もちろん、文明への介入に神の啓示は必要が無くなる!


「この体、すごい!」 私は、まるで子供のように動き回っていた。

ミカエルは、そんな私の様子を見て、微笑ましく笑っていた。


「さっそく星の探索をしなきゃ!」


姿かたちはもちろんいつもの使い慣れた自分がいい!

私は自室に戻り、人形の体を、自分本来の姿かたちと全く同じにして、意識と共に宇宙へ飛ばした。


高鳴る胸の鼓動に、宇宙はとても静か。

星の上での移動と違って宇宙での移動はとてもなめらか。

一度ついた加速を止めるものは何もない。

胸の鼓動に合わせて私はさらに神の力で加速する。

徐々に世界の景色が変わっていく。

前方は青く、後方は赤く。

私が進む方向に見るものすべてが集まっていく。

無限に広がる宇宙、私はこの景色に身を任せた。


この時の私は、まだこの新しい冒険で何が起こるか知らなかった。

もしこの物語に名前をつけるなら――それは『機械仕掛けの意思』。

一応補足します。

「前方は青く、後方は赤く。私が進む方向に見るものすべてが集まっていく。」

これは、光のドップラー効果を表現してみました。


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