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私の地球(ほし)がきえちゃった  作者: よむよみ
第二章

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第十八話 文明発展コンテスト

ミカエルから受け取った手紙を、私は静かに読み進めた。


文明の発展度を競うコンテストらしい。

指定されたモンスターを、文明の力で討伐する。

その過程で生まれる芸術性を、観覧者によって評価される仕組みのようだ。

コンテストの参加者は、4名ほどを想定しているみたい。

文明の発展を評価するなんて、天界にしては珍しい気がする…。

それにしても、「文明発展コンテスト」ってネーミング、ちょっとダサすぎない?


今回のモンスターはオルドレム。主催者が創造したゴーレムらしい。

文明の発展度を競う以上、通常の文明レベルでは討伐は困難に違いない…。

発展した文明を武器にゴーレム討伐を目指せってことよね…。

創造されたモンスターを見るのは、私にとって初めて。

モンスター創造の技術――これは、今後、私自身のために役に立つかもしれない…。


参加者には、星の複製によって条件を完全に揃えられた星がそれぞれ与えられる。

さらに、人間の身体が一つ与えられ、その星で人間となって活動できる。

時間操作だけは不可となるが、他の神の力は使用可能だって。

普段は生命体への直接的な干渉は禁じられているから、人間の体で活動できるのは、ほんと便利!

どんな役割を担うかも重要な選択肢になりそうね……。


文明発展に与えられた期間は10年間。

ただし、コンテストにて視聴されるのはモンスターが現れてからの3時間だけ…。

つまり、コンテストの評価対象はその3時間に限られるってことね…。

それは、文明の発展度を競うコンテストでありながら、そこに至る過程や方法は評価されないということ。

事前にどんなに印象的、感動的、芸術的に文明を発展させる出来事があったとしても、評価対象にはならないってことだ…。


コンテストは、セレスティア・プラザで開かれるようだ。

「あら、懐かしい。」私は思わずつぶやいた。

セレスティア・プラザは、円形につくられた天界の大広場だ。

「セレスティア・プラザのことですか?」

「ええ、子供の頃に一度だけ行ったことがあるの。

あの広場は、なんだか“神様たちの憩いの場”だった。

とても広い円形の広場で、中央には巨大な球形モニターが浮かんでいてね。

立体映像が投影されて、どの方向からも見えるようになってるの。

きっと当日は、人気の高い文明が中央に映し出されるのね。

それに、外周には4つの大型モニターが設置されるって書いてある。

それぞれの文明が個別に映されて、みんな気になる文明を見に移動することになりそうね。

その移動の流れで、人気度を測るってことかしら。」



「教えてくれてありがとう。参加してみることにする。」

私は、最近時間に余裕が出てきたこともあり、参加することにした。

「ホープ様なら絶対参加するって思ってました。」ミカエルは答える。

何度にもわたり、じっくりと文明の発展を見てきたし、時間操作なしの一発勝負でも、きっとうまく立ち向かえるはず。

それに何より、人間の体を使って10年間活動できる。

言葉を伝えるのに神の啓示は必要ないし、今まで眺めるだけだった人間の生活を体験できる――それは本当に素晴らしい!


私は椅子に座り、文明発展のよりよい立ち回りのため、地球の歴史について思い返していた。

他にも、人の体での立ち回りも考える必要があるんだった。

あれ?これ、思った以上に奥が深いコンテストかもしれない……。

でも――だからこそ、面白い…。

私はお気に入りのアロマを焚きながら、緻密な作戦を考えていた。

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