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旅立ち

豆まきおばちゃんである、豆下おばちゃんは

お隣の亀の介さんに提案されて、日本全国の鳩達に

餌をあげる旅に今出るそうだ、

どうやらもう駅で列車を待っているようだが、

安全に旅を終えて帰って来れるのだろうか...

ある町にて、


[豆下]はぁ田舎だからなかなか電車が

来ないねぇ、熱くて倒れそうだよ、


豆下おばちゃんは山に囲まれた暑い田舎の駅で

列車を待っていた。


[豆下]特急の切符を取ったもんだから乗ったら快適なはずよ、あともう少し!待つぞぉ〜


豆下おばちゃんは独り言を言う、

そりゃ暇になって暑い駅で待っていたら

独り言くらい言うもんだ。


[駅員の放送]まもなく、長崎行きの寝台特急くのくに3号が到着いたします、危ないですので白線の内側で、

お待ちください。


風を切り裂いてツバメのように電車がやってきた、

田んぼにはその姿が映り、稲が揺れている。

緑だらけの大自然を紺色の電車が走り抜ける

電車はおばちゃんの旅において重要な鍵となるだろう。


[豆下]あらやっと来たわ!子供以来の寝台特急だわ、

楽しまなくっちゃね、


電車のドアが開いて、おばちゃんは乗り込んだ。


[豆下]ひやぁー涼しいねぇ、私の席は、えーっと、

ここね、どっこらしょ。


[車掌の放送]ご乗車ありがとうございます、

この電車は長崎まで参ります、寝台特急くのくに3号です、停車駅は松江、出雲市、浜田長門市、下関、

途中関門トンネルを通りまして、門司、小倉、博多、佐世保、終点長崎の順で停車いたします。 なお、停車時間大変短くなっております、

ホームに降りてのお買い物等は乗り遅れに繋がりますので、お控えください。

また、今晩9時から翌朝の博多まで、車内放送は

控えさせていただきますので、何かご用などがございましたら、3号車、6号車、12号車の車掌室まで

お伺いください。

お休みの方もございます、夜の会話は周りのご迷惑に

なりますのでお控えください。

次は鳥取です、16時40分の到着です。


[豆下]あら、売店でご当地駅弁買って食べようと思ったのに、残念ねぇ、でも全国回るんだから我慢よ我慢!


時間は経ち18時になった、あたりはオレンジ色の夕日に包まれて、空は雲が夕陽が落ちると共に紫とピンクそしてオレンジ色に着色され、輝いていた。

窓から入り込む光の数々がまぶしく美しい。


[豆下]そろそろ晩御飯にしましょうかね、

今日の晩ご飯は、せっかくの旅なんだから作らずに

駅弁よ!さぁて、駅のトンカツ弁当は、

食堂の味に勝てるかしらねぇ、ふふふ


次回、食堂のとんかつ対駅のとんかつ

お楽しみに!






読んでいただきありがとうございます。

一応時代背景としては1970年から80年くらいをテーマにしています、作者はその時代が好きなだけで、

わからないとこもあり、間違っているところもあると

思いますが、お手柔らかにお願いします

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